――ふっふっふ、今の俺は意地悪冬弥なんだ。
 自分でも何を言っているのやら。
 俺は周りを窺って、誰もこちらに関心のないことを確認すると、
 思い切って由綺のお尻に手を回した。
 そして思い切り撫でる。
 うーん、ズボン越しとはいえ、ちょっとぷにぷにとした感触がかなり
気持ちいい。痴漢する親父の気持ちが分かる気がする。
「――!」
 ガラス越しに由綺が泣きそうな表情をしているのがよく分かる。
 泣きそうで、恥ずかしそうで、切なそうなその表情。
 ――うわ、可愛い。
 思わず頭を撫で回したくなったが、今の俺は痴漢なので我慢する。
 腰に手を回し、ズボン越しに彼女の下腹部をつうっと撫でた。
 割合薄手のズボンなので、多分俺の指の感触は伝わっていると思う。
「ん……」
 あ、由綺が目をつむった。顔はもう羞恥のあまり真っ赤だ。
 だが、まだまだこんなものでは終わらないんだ、と。
 ズボンのボタンを外し、チャックをずり下げた。
「……や、やめっ……」
 由綺が小声で囁く。俺は構わずに手を突っ込んだ。
 そして下着越しに由綺の秘所を摩る。
 ――温かいなあ……。
「ひっ……」
 あ、由綺が泣き出した。
 もしかしなくても、今の俺は外道なことをしているんだろう。
 ……どうしようかな?

1.やめません
2.可哀想だからやめる