教室を覗いていた松原葵(15)は
このときの様子をこう語っている。

「超能力の使用を十八番にしていた姫川さんも――――
追い詰められていたんでしょうね」
「最後の最後―――――」
「最も信頼に足る武器として使用したのは己の肉体でしたよ」

「私も趣味で格闘技同好会やってる身ですからこれだけはワカる」

「完璧に決まったカニばさみは絶対に逃げられない」