『岩切花枝もん』

岩切が、蝉丸(主人公)にぼこぼこにされた挙句、野望の潰えた上官に見放され
てしまったのが、つい一週間前。
で――
浜辺でぼんやりしているところを、砧夕霧に拾われ、砧家に居候する
ことになったのが、三日前だ。
・・・

岩切は、三杯目も堂々とおかわりする、傲慢で高飛車で、横柄な50年
前の世界からやってきた、職業軍人である。

歌:岩切花枝

 亜米利加が気に食わん。
 英吉利も気に食わん。
 あんな国こんな国いっぱいあるけど。
 みんなみんな、祖国にひざまずけ。
 仙命樹の威力で、日本を称えよ。

 空を自由に飛びたいな。

「はい、水菱 J8M1 局地戦闘機 秋水」

 あんあんあん、とっても大好き花枝もん。
 あんあんあん、とっても大好き――岩切――花枝もん。