観鈴「はい、ナマケモノさんのぬいぐるみ」
しの「わぁ、おねぇちゃんありがとう。」
観鈴「にはは、かわいい」
しの「うん。かわいいー」
さいかちゃんは嬉しそうにぬいぐるみに抱きつく。
観鈴「・・・さいかちゃん、また入院するんだよね。」
しの「うん」
観鈴「寂しくない?」
しの「さびしい。でも、おにんぎょうさんがあるから、へいき」
観鈴「そっか、そうだよね・・・」
しの「おねぇちゃんは?」
観鈴「私は強い子だから平気だよ。それに・・・」
私は後ろを向く。往人さんが空を見ながら大きなあくびをしている。
しの「あのおにいちゃん、わたしすきだよー」
観鈴「にはは。私も」
そしてさいかちゃんと手を振って別れた。
いつもと違う夏休み。一人じゃない、誰かとの夏休み。
さいかちゃんも、きっと治るよね。この夏休みなら。