青コーナー。AIR所属、神尾観鈴!

――「さあ『夏影』をBGM、セコンドに母・神尾晴子を伴って、神尾選手入場です!」
 ぱたぱたぱたぱた
――「おおっとぉぉ! 神尾選手、そらに飛ぶことを教えたときのポーズ、広げた両手を
    羽ばたかせ走りながらリングに向かうぞー!!」
 べちっ
――「こけたーッ! 顔面からいきました! これは痛そうだーッ!」
観鈴「が、がお……」
 ぽかっ
晴子「その口癖治しぃって、いくら言うたらわかるんや!」
観鈴「イタイ……鼻がイタイのにどうして頭まで叩かれるかなぁ」
晴子「言うてもわからん子には鉄拳制裁や」
観鈴「鼻が痛くて、頭もイタイ……。友達もいないから、きっと試合負けちゃうだろうし……。
    観鈴ちんとりぷるぴんち!」
晴子「アホなこと言うとらんで、はよリングに上がり!」
観鈴「う、うん……よいしょ、よいしょ」
――「試合開始前からトリプルピンチィィ! こんなことでまともな試合が行えるので
    しょうかッ!? ともかく……神尾選手、ようやく勝負の場に立ちましたぁッ!」