葉鍵ロワイアル#14!
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0001名無しさんだよもん
01/10/29 01:27ID:jDTMqBJ8事態はついに終局へ。
・書き手のマナー
キャラの死を扱う際は最大限の注意をしましょう。
多くの人に納得いくものを目指して下さい。
また過去ログを精読し、NGをなるべく出さないように勤めてください。
なお、同人作品からの引用はキャラ、ネタにかかわらず全面的に禁止します。
・読み手のマナー
感想は感想スレに書きましょう。
キャラが死んだ時に、その扱いがあまりにもぞんざいなだった場合だけ、理性的に意見してください。
頻繁にNGを唱えてはいけません。
また書き手叩きは控えましょう。
葉鍵ロワイアル!#13(本編・前スレ)
http://game.2ch.net/test/read.cgi?bbs=leaf&key=1000219384
葉鍵ロワイアル感想&討論スレ#19
http://game.2ch.net/test/read.cgi/leaf/1003757445/
その他リンク関係は >>2->>10
0002名無しさんだよもん
01/10/29 01:27ID:jDTMqBJ8ストーリー編集 (らっちーさん、いつもありがとうございます)
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Spade/1168/index.htm
アナザー#2(外部スレ)(7つさん、ありがとうございます)
http://green.jbbs.net/movie/bbs/read.cgi?BBS=568&KEY=1000815519
『碑』(死者ネタバレ)(感想スレRの142さん、ありがとうございます)
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Queen/6736/index.html
7/21時点のアイテムリスト(にいむらさん、ありがとうございます)
http://t-niimura.hoops.ne.jp/2ch/itemlist.txt
旧作への感想BOX・チャット(林檎さん、ありがとうございます)
http://www43.tok2.com/home/rng/index.html
避難用掲示版(花と名無したんさん、ありがとうございます)
http://www.geocities.co.jp/Playtown-Queen/3996/
0003追憶そして[1]
01/10/30 00:02ID:evT1PRccなにもないところ。
なにもないところに、彼女はいた。
かつて、神奈と呼ばれた存在。
(静かじゃ)
こんなに静かなのはどのくらいぶりだろう。
あの悪夢が始まってから、自分には一時もこのような時間はなかった。
(もう、あそこに戻るのは嫌じゃ)
この場所……場所と呼べるかどうかは分からないが……に、永遠に留まるのも悪くはなかろう。
永遠の、安息を――――――
「……お前か」
入りこむ影、ひとつ。
「おぬしを利用した余に復讐にでも来たのか?」
返事は、ない。
「余が憎かろう。おぬしの体を利用し、思うまま殺戮に走った余が。」
返事は、ない。
「殺すがいい 余を。消滅させてしまうがいい。」
なんでもいい。
あの悪夢に、帰らなくとも済むのなら――――――
0004追憶そして[2]
01/10/30 00:02ID:evT1PRcc「だめだよ。」
人影が言った。優しい声だった。
「それじゃあなたは、いつまでも悲しいまま。」
それを聞き、神奈は激昂した。
「だまれ!お前に余の何がわかるというのじゃ、余の悲しみが、苦しみが、悪夢が、
お前にわかるとでも言うのかっ……!!」
激しい声だった。強く、荒く。
そして、悲痛な。
「分かるよ……だって。」
「わたしは、あなた。」
人影が、こちらに迫ってくる。
神奈は、退いた。
「あなたと同じ悲しみを……わたしも持っているもの。」
一歩。
「く……来るでない……」
また一歩。
「あなたと同じ痛み……わたしも感じていたもの。」
影は。
「来るでない……来るな……!」
神奈を――――――
0005追憶そして[3]
01/10/30 00:03ID:evT1PRccそれは懐かしい、あの夏の日の記憶。
一人の無礼者と出会い、母親と別れたあの夏の日々。
そしてもう一つは、自分の知らない記憶。
一人の旅人と出会った、夏の日の記憶。
旅の男と過ごした、あの夏の日々。
それは。
幸せだった、あの夏の日々のカケラ――――――
神奈は我に返った。
影が、自分を抱きしめている。
不思議と、嫌な気分ではなかった。
そして、神奈の目に留まるもの。
それは、夏を共に過ごした、愛しい人。
「りゅうや、どの……?」
0006追憶そして[4]
01/10/30 00:05ID:evT1PRcc「柳也どのっ、柳也どのっ、りゅうやどのぉっ……!」
まるで、年端もいかぬ子供のように、神奈は泣きつづけた。
柳也と呼ばれた影は、子供をあやすようなしぐさをしながら言った。
「神奈。よくきけ。」
「いやじゃ!もう、夢を見るのは沢山じゃ!余は、柳也どのと共にいたいのじゃ!」
話のないようを察していたらしい。神奈は、一層泣き始めた。
「駄目だ、神奈。お前が犯した罪は、お前が罰を受けなければ赦されない。」
ないようとは裏腹に、けして突き放すような口調ではなかった。
「罪?余が、なにを……」
「島で、おまえが殺した人間がいるだろう。」
「……ッ!」
思い出す。桃色の髪をした少女。緑色の髪をした少女。
一言も喋る様子のなかった少女。金髪の少年。蛇。そして、あの鬼飼い。
0007追憶そして[5]
01/10/30 00:06ID:evT1PRcc神奈は、また泣き出した。それは夢に戻る事に対してか、
それとも、「罪」の意識によるものであったのか。
体を震わせて、押し殺すように。
神奈は、泣いた。
「……安心しろ。」
「柳也」の腕に力がこもった。
「俺が、待っている。お前の罪が赦されるまで、俺がずっとまっていてやる。」
「……!」
「だから、行ってこい。多分、すぐに終わるから。それに……」
そこで神奈はもう一つの影を認めた。それは、柳也とともに彼女を支えつづけた人物で。
「裏葉ぁ……」
「こいつも、待っているからな。」
「……」
「俺と裏葉はお前を応援しながら、いつまででも待っている。」
だから、行ってこい。そういったきり、影は口をつぐんだ。
0008追憶そして[6]
01/10/30 00:06ID:evT1PRcc神奈が、口を開いた。
「ああ。……待ってる。」
「いや、待っておれ、これは命令じゃ。」
その声は先ほどまでの神奈ではなく、あのわがままな翼人、神奈備命のものだった。
「……承知した。翼人様の命とあらば」
もっともらしく、柳也の影は応えた。心なしか、その顔は笑っているように見えた。
そして、神奈の姿が消えていく。
(――――――三人とも)
最後に。
(――――――感謝するぞ――――――)
そういって、神奈は姿を消した。
0009追憶そして[7]
01/10/30 00:08ID:evT1PRcc「ああ。観鈴、おまえは十分過ぎる程よくやったぞ。」
「せや。お前はようやったで。」
「にはは、観鈴ちん、がんばった。」
「それじゃ、そろそろ行くか?」
「え?往人さん、あの子を待ってなくていいの?」
「せやで居候。男なら約束守ったらんかい。」
「いや……待ってたから、おまえがいるんだろう。」
「え?」
「……何でもない。それより……」
「往人さん、この手なに……?」
「共に、いたいんだろ?」
「おー なんや居候、恥ずかしい事言っとるでー 智子あたりにちくったろー」
「晴子っ!」
「お母さんっ!」
「わははー なんや二人とも耳まで真っ赤になっとるでー わははー」
0010追憶そして[終]
01/10/30 00:09ID:evT1PRccどれだけ生まれ変わっても、お前と共に生きる事を。
約束しよう。
お前に、幸せな記憶を刻みつづけてやる事を。
約束しよう。
たとえ汗が滲もうと、この手を離さないことを――――――
0011River.
01/10/30 00:11ID:evT1PRccツッコミ、修正お待ち致しております。
0012BGM Change 鳥の歌(a Last Episode)(1/7)By林檎
01/10/30 00:54ID:qH3WIcOp...伴奏
――潜水艦、内部――
梓「せ…狭い」
耕一「なんか息苦しくないか…?」
マナ「まず…くない?」
晴香「ちょっと七瀬! 上げて!」
潜水艦が急浮上する。
――ギ…ギギィ…――
急いでハッチを開けた。
耕一「だから無理だったんだって! こんなたくさ…」
0013BGM Change 鳥の歌(a Last Episode)(2/7)By林檎
01/10/30 00:55ID:qH3WIcOp耕一が見つめた空に飛行機雲が見える。
どこからか来て、あの島へ向かったかのような軌跡。
[消える飛行機雲 僕たちは見送った]
マナ「もう…。日が昇ってたのね」
ひょっこりと顔を出すマナ。
光を放つ太陽。
青い空。
[眩しくて逃げた いつだって弱くて あの日から]
あの島の悪夢。
変わらないはずだった日常。
[変わらず いつまでも変わらずに]
彼等はいつか、消えてしまった人達のことを忘れてしまうのでしょうか。
[いられなかったこと 悔しくて指を離す]
0014BGM Change 鳥の歌(a Last Episode)(3/7)By林檎
01/10/30 00:55ID:qH3WIcOp――ニャーニャー…――
耕一「鳥?」
潜水艦のまわりに沢山の鳥が集まってくる。
鳥達は彼等の船に併走する。
白い中に1羽だけ黒。
[あの鳥はまだうまく飛べないけど]
マナ「鳥がいるってことは…」
繭「陸が近いってことじゃない?」
黒い鳥は、道を示したかのように先へと進む。
不恰好な飛び方のまま、弾けて消えた。
ぴろ(!! そ…ら!?)
[いつかは風を切って知る]
七瀬「陸見えたの!?」
操縦席から響く七瀬の声。
晴香「まだ……。まだだけど……!」
[届かない場所がまだ遠くにある]
あゆ(うぐぅ…。狭いし暗いし苦しいし…。早くついてよぉ…)
[願いだけ秘めて見つめてる]
0015BGM Change 鳥の歌(a Last Episode)(4/7)By林檎
01/10/30 00:58ID:qH3WIcOp七瀬「折原…。瑞佳…」
通学を行く。
以前通りの道だが、寂しい。
[子供たちは夏の線路 歩く]
繭「みゅーー! 早く早く!」
底抜けに明るい繭の声。
七瀬「はいはい…」
騒ぐ繭に七瀬が走り寄った。
七瀬(うん…)
繭「みゅ?」
[吹く風に素足をさらして]
0016BGM Change 鳥の歌(a Last Episode)(5/7)By林檎
01/10/30 00:58ID:qH3WIcOp耕一「昔…。皆でハイキングいったな…」
平和の時。その中で彼はたびたびい昔を思い出す。
二度と帰ってこない、幸せな日々。
[遠くには幼かった日々を]
梓「耕一〜。ちょっといいかな〜」
梓が彼の側に駆け寄ってきた。
[両手には]
梓「耕一と同じ大学に行きたい!」
耕一「なっ!?」
あゆ「ぼくも!!」
[飛び立つ希望を]
0017BGM Change 鳥の歌(a Last Episode)(6/7)By林檎
01/10/30 00:59ID:qH3WIcOp晴香「これから…。どうしようかな」
赤い街の中を晴香は歩く。
行き先は決めていない。
ただ、飛行機雲の向かう方へと歩いてみたかった。
[消える飛行機雲 追いかけて追いかけて]
晴香「なんか楽しいこと見つけなきゃね」
飛行機雲は遥か彼方まで続く。
晴香「ま、なんとかなるでしょ。生きているんだから」
ふと誰かに呼ばれた気がして振り返る。
気のせい?
晴香「七瀬…?」
[この丘を越えたあの日から変わらずいつまでも]
0018BGM Change 鳥の歌(a Last Episode)(7/7)By林檎
01/10/30 00:59ID:qH3WIcOpマナ「あ〜〜! 医学って難しすぎる……」
机の参考書を放り投げるマナ。
ぴろ(まぁ、がんばりな)
マナ「うう…。せんせー…」
[真っ直ぐに僕たちはあるように]
――再び潜水艦――
晴香「それじゃあ、鳥達の向かう陸地へ向けて…」
[海神のような]
晴香「全・速・前・進!!」
一同『おう!!』
[強さを守れるよ きっと]
【HAKAGI ROYALE ――――――――――――――END】
0019林檎
01/10/30 01:21ID:qH3WIcOp鳥の歌→鳥の詩
題名と1行目。よろしくお願いします、らっちーさんm(_ _)m
0020名無しさんだよもん
01/10/30 08:27ID:RpavUtEQ五ヶ月と13日にわたる長丁場でした。
0021名無しさんだよもん
01/10/30 08:33ID:JgABAqd40022通夜(1)
01/10/30 13:39ID:mk/3n0vs少々申し訳なさそうに、耕一は答える。
「……俺、大学辞めるつもりだから意味ないぞ」
「へ?」
梓の素っ頓狂な声を聞いて、何となしに小気味よい満足を覚えた。
帰ってきてからいろいろとあったのに加え、身体も満身創痍としか言えない
状態だったため、この柏木の屋敷に留まり大学の方には全く顔を出していない。
(足立さんは、大学はちゃんと卒業した方がいいって言ってたけど……)
意味もなく大学に通う以上に、自分が本当に為したいことがある。それだけ
の重みを持った約束だった。こちらの熱意を感じ取ったからこそ、最終的には
折れ、自分の希望を受け入れたのだろう。
今はまだ機を見ている状態だが、耕一は近いうちに鶴来屋に就職し、下積み
を重ねることになっている。
0023通夜(2)
01/10/30 13:40ID:mk/3n0vsけど、正直あまりお勧めできないな。しがない三流大学だし――それに、ここ
から通える大学じゃないしね」
「うぐぅ……」
あゆが不服そうな唸り声を漏らすが、仕方のないことだった。
仮に自分が大学を辞めなかったとしても、この屋敷を――多くの思い出と、
想いとが詰まっているこの屋敷を、もぬけのからにしてしまうわけにもいく
まい。誰もいなくなった家は、抱えたものを道連れに死んでいってしまうの
だから。
「それより二人とも、準備の方は大丈夫なのか?」
ふと思い出して、告げる。
二人とも、料理の支度中だったはずだ。
大量の――具体的には、七人と一匹分もの。
「あ、そういえば――」
「あーっ! ボク、お鍋を火に掛けっぱなしだよ!」
そんな叫び声を皮切りに、二人とも慌てて台所に戻った。
0024通夜(3)
01/10/30 13:41ID:mk/3n0vsが聞こえる――で、耕一は物思いに耽っていた。
脱出直後の混乱の中ではあったが、皆にこの屋敷の場所を教え、日時を決め、
再会の約束をしていた。
あゆが千鶴から聞いていた、通夜を行うために。
ただ、耕一は懸念していた。
『あなたが死んでとっても悲しいけど』
もしかしたら、誰も来ないのではなかろうか?
あの悪夢のような出来事を、誰もが背負って生きていけるとは限らない。
それを捨て、忘れようとして生きていくことを、非難することはできない。
『私達はあなた達の死を無駄にせず、元気に生きていくことができますよ』
自分も、それを背負って生きていくのは辛い。
梓やあゆも、同様に辛い思いをしているのだろう。
それでも必死に、元気に生きている。
『私達はしっかり生きていきますよ』
約束の時間には随分と早いような気がするが――
――呼び鈴が、鳴った。
0025「通夜」作者
01/10/30 13:46ID:mk/3n0vs何はさておき、完結おめでとうございます&皆様お疲れ様でした。
完結後の話ということで、アナザにあげるか本スレにあげるかで悩んだの
ですが、一応「鳥の詩」内後日談柏木家パートを受けての話となりますの
で、本スレに上げさせていただくことにしました。
※各レス間の改行は三行で。
※最初に誰が尋ねてきたかは、続けてくださる書き手さんがいらっしゃれば
その方の判断にお任せします。
0026名無しさんだよもん
01/11/02 13:39ID:ETRh3fva0027名無しさんだよもん
01/11/03 15:02ID:6oCa32pm0028名無しさんだよもん
01/11/06 02:35ID:Q+vbrcYzメンテ
0029名無しさんだよもん
01/11/09 16:02ID:UhC2PUruメンテage
0030名無しさんだよもん
01/11/10 12:09ID:eizCOOb00031名無しさんだよもん
01/11/11 22:35ID:L19H/uAU0032名無しさんだよもん
01/11/14 20:32ID:jWXHaFGx0033名無しさんだよもん
01/11/15 11:07ID:tRLMz2fEメンテ。
0034名無しさんだよもん
01/11/19 00:51ID:8WOKB1Fj■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています