ぱさっ。
 服にぴったりと張りつくような下着を脱ぎ去ると、ティリアは
寝台の上に郁未に向かって歩いていく。
「…あ…?」
 その動きに、吸い込まれるようにして郁未の瞳の焦点が合った。
「気づいたかっ…」
 サラが警戒した声を出して、飛び出せるような身構えをする。
「え、えっ…なんで…ここは…」
「ちっ…」
 鞭を構えて舌打ちすると、サラは勢いよく地面を蹴りかけた。
「大丈夫です…! やっぱり動けないみたいです」
 それをエリアが止めて、ひそひそ声で伝える。
「か、からだ…うごかないっ…」
 郁未が怯えた声で言った事でそれは確認される。サラも鞭を
しまい込んで、ティリアと郁未の動向をじっと見つめ始めた。
 きっ…きぃっ…
 ティリアが寝台の上に身を載せると、木の部分がきしむ音が
する。