名雪「そろそろ冬が始まるね」
祐一「そうだな。名雪は冬が好きなんだよな」
名雪「そうだよ。一年で一番好きかな」
祐一「冬になったらあの半纏の出番だな」
名雪「そうだね。あれはお気に入りだから」
祐一「あったかそうでいいよな。こっちの冬はやっぱり辛いぞ」
名雪「じゃあ、祐一も半纏着る?予備の半纏あるよ」
祐一「サイズ合うのか?」
名雪「うーん……。お母さんに言ったら直してくれると思うよ」
祐一「秋子さんが?」
名雪「お母さんが作ってくれたんだよ、あの半纏」
祐一「そうなのか……。じゃあ借りようか……って、どんな柄なんだ?」
名雪「一緒だよ。猫さんのやつ」
祐一「本当に猫好きだな。……寒いよりはマシだし、冬になったら借りるよ」
名雪「ほんと!? うん、貸してあげるよ、祐一」
祐一「どうした? なんかにこにこして」
名雪「え? なんでも無いよ〜」
祐一「何か隠してないか?」
名雪「何にもないよ。お揃いだなんて思ってないよ」
祐一「……お揃いって(想像開始……)」
名雪「あ……」
祐一(……想像中……)
祐一(……想像終了)
祐一「ぐぁ!」
名雪「わ、私ペアルックが嬉しいなんて思ってないよ。本当だよ。私、そんなこと考えてないよ〜」
祐一「……」
名雪「本当だよ〜。信じてよ、祐一〜」
祐一(香里達に見られたら、なんて言われる事やら……)
祐一「……まぁ、いいか」
名雪「信じてったら、祐一〜」