名雪を酔わせてみたら…、そんな思いつきで、買ってみた。
外見上は普通のイチゴ味のジュース。しかし、アルコール
度数はそこそこ高い。

 食後。名雪の前におく。
「えー、もらっていいの? ありがとう」
嬉しそうな名雪。
一口飲んで、「あ、おいしい、これ」と、上機嫌になった。
そのまま、ゴクゴクと飲み干してしまう。
「はぁ〜」なんとも、艶かしい息を吐いた。
「すっごく、おいしかった、ありがたう〜」
頬はすでに上気し、やや赤くなった顔で、こちらを見る。
目が潤んでいて、なんとも言えず幸せそうな顔をしている。
そして・・・

 こてん。

そのまま、ばったりと食卓に突っ伏した。
「おい・・・名雪」 ゆすってみるが、遅かった。
「くーーー」既に熟睡している様子。
「そんなところで寝たら風邪引くぞ」さらにゆするも、
どうにもならず。そこへ、秋子さん。
「あら、名雪を部屋まで運んでくださるの? 助かるわ」
う゛、、すでに見抜かれている模様。
仕方がない。結局、熟睡状態の名雪を部屋まで運ぶ羽目に。