「あはは?ごめんね、つまんない話しちゃって!」
お弁当のふたをぱたんと閉じると、あかりにもたれかかる。
目はどこか遠くをみていた。
「つまんないなんて、そんなこと」
「あかりちゃんもね、、、駄目だよ?」
「駄目?」
ふい、と指をさすと、光合成?に興じるひろゆき
(とそれを並々ならぬ関心ぶかいまなざしで覗き込む雅史
の姿があった。
「いつまでも、ほら、ね……?」
くす、と笑うと立ち上がり、そのまま出口に向かう。
「あ、まってよひろちゃーん」
追いすがるあかりの声に、ひらひらと手をふる寛子。
「ほら、佐藤君なら心配いらないから、、、待ってるだけじゃ、駄目かもしれないんだよ?」
ぱたんと心細い音を立てて扉が閉じる、
(待ってるだけじゃ、、、)
ふいと目をやると、ひろゆきたちはさっきのままだ。

あかりは、その時小さな一歩を踏み出した。