「………」
 ただ無言で見つめ合う。
 郁未も少女も、きちんと服に身を包んでいた。一瞬前までの痴態の様子など、カケラも感じさせない。身体も興奮している様子はない。
「………」
「なにか言ってよ…」
「………」
「なにか言ってってば…」
 郁未の震えた声。
「………」
 蔑んだ眼。
 痛い。
「なんとか言ってよおぉっ!」
「………」
「…今したことをよく反芻してみることね」
 それだけを言い残し、郁未と同じ姿をした少女は消えた。