風子「この木彫りのたぬきさん…私の自信作なんですよ。
   だけど未完成なんです。金玉を…魂のこもった金玉を入れるまでは…
   岡崎先輩の金玉なら…きっと素晴らしいものになるに違いありません。
   大丈夫ですよ…金玉は殴打されたりするより、刀傷のほうが痛くないんですから…」
と、言ったそばから風子はこちらへ突っ込んできて、金玉目掛けて手持ちの短刀を薙いだ。
それを皮一枚でかわす朋也。薄皮と一緒に刈られた陰毛が舞う。
風子「この町の金玉は…みんな藤林姉妹とお姉ちゃんが回収してしまったから…
   自分が必要な金玉は、自分で集めなきゃ…」
少しもしないうちに、朋也の金玉がどす黒い血を溜めるようになる。
刃の先に塗られた即効性の毒が、金玉内にまわりだしたからだ。
風子「暴れないでください。これくらいなら、後で私が吸い出せる量ですから…」
秋生「うぅっ…金玉がしぼんで力が出ない…」
まさに絶体絶命というところに、
パン工場を内蔵した巨大な「金玉氏族カー」と共に颯爽と古河秋生が現れた。
秋生「岡崎君!新しい金玉だ!」
秋生さんの鉄砲肩から、朋也の金玉めがけて金玉が投げられる。そして
新しい金玉はやつれた金玉を吹っ飛ばし、
元の金玉があった位置におさまって、燦然と輝き出した。
風子「…何なのっ!?」
朋也「ウオォォ!元気百倍!」
いまいましい片キン生活の鬱憤を晴らすような朋也の鋭い動き。
狼狽した風子にそれを捉えることはできず、すぐにナイフを蹴り上げられ闘いは終わった。
―――そして風子を2人で輪姦し終えた帰り道。
朋也「秋生さん…これは一体…?」
秋生「ああ…それな。渚がパン生地をこねていたら金玉の形になってな。
ためしに焼いてみたらすごい鼓動が湧き出して。
それでお前にくっつけられるかもってことで来たんだ。
あいつの変な特技には驚かされるよ。」
朋也「渚が…」
この時はまだ、誰も渚の特殊なちからに気付きもしなかった。