早苗「秋生さんに、言いたいことあるの。」
秋生「何だよ。」
早苗「ずっと言いたくて…………、 言えなかったの。」
秋生「何がだよ。」
早苗「秋生さんに…………。 言いたくて。言えなかったの。」
秋生「だから、何だよ。 言えばいいだろ?」
早苗「うん。」
秋生「……。」
早苗「あのね……。」

早苗「……あのね……。」

早苗「……あ……のね……。」

早苗「……。」

秋生「……早苗?」
早苗「…………。」
秋生「早苗?」
早苗「……………………。」
秋生「早苗……。」

早苗は、俺の背中でゆっくりと眠りに着いた。
彼女が最後に言いたかったことが何かは、今となってはわからない。
だけど、幸せそうな顔をしていたのが唯一の救いだったと思う。