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SS統合スレ#6

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0001名無しさんだよもん01/10/03 20:55ID:yE2szgAo
dat逝きにも負けず、不死鳥の如く蘇ったSS投稿スレ。
投稿、感想、アドバイス、葉鍵っぽいSSネタならなんでもOK!
トラブルのない投稿の方法は>>2-5を参考にしてね。

力作はもちろん、実験作、シチュ等、君がSSだと思ったらそれはSSだ!
職人修行中の方も気軽に質問、投稿よろしく。
初心者の質問・素朴な疑問なども大歓迎。
スレを盛り上げるためにも、投稿作品には(・∀・)イイ!の一言でも
いいので感想を書いてみよう!
もちろん無言で答えるのも感想のうちだけど(;´Д`)

前スレ等は>>3-5

※SS投稿の告知があった場合は、投稿を優先させてあげましょう。
※板が重くならないように、長文投稿後しばらくはageない方が良いでしょう。
※スレの寿命を伸ばすために、雑談などではリダイレクトの使用を控えよう。
 かちゅーしゃ対応(>1、>1)がお勧め。

【便利な関連サイト】
mio_2ch氏による回収サイト(thx!)
http://members.tripod.co.jp/mio_2ch/
三告平氏によるSSトレーニングルーム
http://www.hakagi.net/ss/
0232七瀬留美羞恥SS――後編――01/11/01 21:25ID:IcSGkF9Q
>>231
すみません。ちょっと待っていただけますか?
申し訳ありません。
0233七瀬留美羞恥SS――後編――01/11/01 21:26ID:IcSGkF9Q
「く、ぅく、んん、は、ぁ……!」
氷上の舌が、七瀬の秘唇を蛇のように這いまわる。
その異様で生暖かい、鳥肌が立ちそうな感触に、七瀬は歯を食いしばり必死に耐える。
「ひっ!?」
ぬめる舌の先が、七瀬の花芯を軽くつつき刺激を加える。
その度に、ビクリビクリと七瀬の腰が、跳ね上がる。
手首を後ろ手に拘束された七瀬の抵抗は、しなやかな両脚をばたつかせることのみ。
それにしても、仰向けに寝かされた状態では、虚しく空を切るばかり。
「くうッ!!」
ビクリ。宙を舞っていた裸の左脚がピンと張る。
指で花芯をつままれ、舌で攻撃を加えられ。
その度に、首が仰け反り、身体を震わせ、脚を舞わせ悶え苦しむ。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!」
「すごいねキミ。どこを触っても弱点だらけ」
「う、うるさ………っっはぁ!」
揶揄を返そうとする七瀬の唇を、秘唇を責めて、黙らせる。
「こうやって、彼にも可愛がってもらったのかな?」
「!!」
かああっ!
ツインテールを振り乱し、悶えていた七瀬の面差しが、さらに真っ赤に染まりゆく。
0234七瀬留美羞恥SS――後編――01/11/01 21:27ID:IcSGkF9Q
「へえ、図星みたいだね。なら」
「っくぅぅっ!」
「こんなことも……れろっ……されたのかな?」
「ぅぅくぅ………ぅ、ぅ、は、っぅく……!」
七瀬の弱点、鍛えられし太股の盲点・内股をくすぐりながら、七瀬のもう一つの弱点・
乳首を優しく甘噛みする。
上半身、下半身のウイークポイントを同時に責められては、性的経験の極めて薄い七瀬
が、到底耐えられるはずもなく。
「く、ぅっく、ん、は……!」
歯が鳴るほどにキツクキツク噛み締めて堪えようとするが、背中から伝播される桃色の
電流が、七瀬の呻きを喘ぎに変えて。
「っは!、あ、あ、ああ……!」
そして七瀬留美最大のウィークポイント、秘唇にそっと指が入る。
既に経験済みの七瀬の唇は、さほど抵抗もなく受け入れて。
さらにもう一方の指が、七瀬の花芯に添えられる。
「それじゃ、行くよ」
氷上の言葉が伝わる刹那、七瀬の肢体が跳ね上がり。
「は、あ、あ、あ……!」
瘧にかかったような、喉から漏れる七瀬の喘ぎ。
「ぅあ、あぅあ、ぁぁぁあ!」
ツインテールを振り乱し、虚空に脚を苦しげに舞わせ。
瞼を固く閉じて、懸命に耐えようもするも。
「あ、は、あ、く、あ、ああぁぁ……っ!」
喉を引き攣らせ、背を逸らせ、脚を張り、絶頂に、絶頂に――
0235七瀬留美羞恥SS――後編――01/11/01 21:28ID:IcSGkF9Q
「……、ぇ?」
汗に濡れし面差しを、七瀬は疑問符を顔に浮かべる。
砕かれかけていた。絶頂に昇りかけていた七瀬。
その寸前に。指が、舌が、止められる。
「な、なに……、っはぁ、ぁ!」
やや間を置いて繰り出される攻撃。
再び襲い来る快感の津波が、華奢な七瀬の身体を打ちつけ飲み込む。
が、またしても絶頂寸前で、その身体が覚まされる。
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ……!」
3度目。
4度目。
何度も何度も。
絶頂に昇り駆ける度に氷上は、その責めを止め裸身を冷ます。
そしてある程度冷めたと見るや、再び七瀬の弱点をついた酷な愛撫で、絶頂寸前まで追
い上げる。
「ぁ……ぁ……ぅ……、……ぁ……」
もはや息も絶え絶えの七瀬。
全身は快感という名の苦痛によって、脂汗が止まらずに。
肌は既に、無限の性感責めで桃の色に染まりきり。
「…っぁ!」
ほんの少し触られただけで、苦痛の喘ぎを止められず。
ビクリビクリ。
快感という名の電流に打たれ焦がされた七瀬の肢体が、ビクリビクリと痙攣す。
そんな中。
氷上シュンの、今までと同一人物とはとても思えぬ優しい声音で、囁いた。
「降参すれば助けてあげるよ? どう?」
0236七瀬留美羞恥SS――後編――01/11/01 21:29ID:IcSGkF9Q
この場合。
降参とは、七瀬唯一絶対の目的を、断念することを刺す。
心から好きな、アイツと再び出会うという目的を。
「キミは本当に頑張ったよ。もう彼も許してくれるさ」
「……ぅ……ぁ……、……っぁはぁぁ!」
降伏勧告をしながらも、七瀬の喘ぎを絞り出す。
「まあ、降参しなかったら………わかってるよね?」
ビクリ。
身体が痙攣する。無限の電撃という耐え難い地獄を前に。
「さ。どうする? 留美ちゃん?」
「ぅ………」
ことさら名前で、そう呼びかける。
ビクリ、ビクリ。
もう十数度にもわたるお預けにより、七瀬の身体は悲鳴すら枯れ。
お願い、もう耐えられない!
そんな悲鳴すら出せないほどに。
「さ、どうする?」
氷上の最後通告に。
七瀬は。七瀬留美は、最後の力を振り絞り。

「な………ナメないでよ…ね……、
……アタシ、ナナセ……、……ナナセ、ルミ……、なん、だ、から……、……っ」



「――――――っっっっぁぁぁぁぁ…………っ!」

七瀬の最後の意地とともに。
氷上の最後の一撃が、七瀬の快感の堤防を、いともあっさり打ち崩した。
0237七瀬留美羞恥SS――後編――01/11/01 21:30ID:IcSGkF9Q
「参った。……僕の負けだよ」
身体を拭いて、服を着せ。
最後の一撃で失神した七瀬を、すっかり元の状態にもどし。
彼の特徴、淡い笑みをそっと浮かべ、美術室を音もなく去る氷上シュン。
――彼は戻ってくるよ。
深き眠りについている七瀬に、彼は優しく囁いて。

こっちの世界に来た奴らも、ここの世界に戻れるんだ。
ここの世界の誰か一人でも、本当に、本当に帰って来て欲しいと、そう願えば。
だから大丈夫。きっと彼は戻ってこれる。



「ね? ――ナナセ・ルミさん?」
0238七瀬留美羞恥SS――後編――01/11/01 21:33ID:IcSGkF9Q
>>233-237
やっと完結しました。
七瀬羞恥えちぃSS。
七瀬留美の魅力、どこまで書けたでしょうか?

>>231
申し訳ありません。
お邪魔いたしました。
0239 ◆RieszyxY 01/11/01 21:35ID:gdpcP7aY
>>238
こちらこそ割り込み大変失礼致しました。
わざとじゃないんで、お許し下さい。<ALL
0240読専な住人01/11/01 21:48ID:0M47wLGu
>◆RieszyxY 氏
自作なら転載しても構わないと思いますよ。
前スレで訓練所に投稿した方が、こっちに転載されてましたから。
個人的意見ですけど、是非投稿してください。

ただ、今は最萌トーナメント用の長文SSがここに投下されてますけど(w
0241彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 22:57ID:IkxrADdW
それじゃ、お言葉に甘えて投稿します。
主人公が誰なのか、想像しながら読んで下さい。
いないとは思いますが、もし「どこかで読んだことがあるな」って思った方が
いらっしゃったら、パクリではなく本人の手による転載なのでお気になさらないよう。



始業20分前。
それが私の登校時間の定刻です。
いつからそうなのかは覚えてません。
でも体が勝手に行動してしまいます。

――そう。
最近ずっと感じている、違和感のままに……。
0242彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 23:00ID:IkxrADdW
私はぼーっとしていました。
学年末試験が近いのでこのままじゃいけないのは分かっているけど、それでも身が入りません。
春の到来を感じさせる、気持ちいい風がそうさせるのでしょうか?
それとも、なにか他の要因が私を無気力にしているのでしょうか……?

あいかわらず、先生がしゃべっています。
先生の学生時代のお話――いわゆる与太話をしているので、今はノートをとる必要性はありません。
もてあましている右手で、自分の三つ編をいじってみたりします。
小さい頃からこの髪型だったけど、変える機会を失ったままそのままになってしまいました。
自分では、これはこれでいいと思っています。

どうやら先生の学生時代の話が終わり、授業が再開されたようです。
私は普段から予復習をまじめにやってるので、授業中はとりあえずノートだけはとっておきます。
いつでも他人に見せられるような、模範的なノートを。

別に、見せたい人は誰もいないんだけどな……。
いないけれど、いつのまにか習慣になってしまったので、別に苦痛ではありません。
好きな人がいれば、私のノートを見せてあげられるのにね。

やっぱり授業に集中できないようです。
ついついそんなことを考えてしまいます。

私、どうして好きな人できないんだろう?
0243彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 23:01ID:IkxrADdW
私、どうして好きな人できないんだろう?

不思議と、私はいままで、男の子を好きになったことがありません。
小さい頃、男の子によくいじめられたからでしょうか。
ううん、それが理由じゃないと思います。
私には、いつも優しく接してくれた、幼なじみの同級生がいます。
ちょっと童顔だけど、次期サッカー部のエースでかなりもててます。
ひいきめに見てもかっこいいと思います。
それでも、私は彼を特別な目で見れないのです。

ふうぅっ。

思わずため息が出てしまいます。
最近、自分でもはっきり自覚できるくらい、物思いに耽ってしまいます。
よく考え事はするものの、まったく行動力が湧いてこないのです。
ただ寝て起きて、食事をして学校へ来るだけの毎日。
もしかしたら最近普及し始めた家庭用メイドロボットよりも、むしろ今の私の方がロボットに近いかもしれません。


教室が騒がしくなってきました。
周りを見渡すと、お弁当を開いている人がちらほら……。
いつのまにか授業が終わって、昼休みになっていたようです。
重傷だな……。
あらためてそう認識してしまいます。
「ねぇ、一緒に食べよっ!」
そんな私の気持ちを知ってか知らずか、いつものお昼のメンバーが声をかけてくれました。
「うん。いいよっ」
私は意識して明るく返事をしました。
0244彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 23:01ID:IkxrADdW
「――でさぁ、よかったら紹介してくれない? 私、ファンなんだよね」
「……へっ?」
突然話を振られ、素っ頓狂な声をあげてしまう私。
「だーかーらー、サッカー部の。幼なじみなんでしょ?」
「う、うん」
どうやら私に橋渡しをして欲しいようです。
よくあることなので、いつもの使いまわしたセリフで応対しました。
「あのね、そういうことは自分で言った方がいいと思うよ。たしか『その方が嬉しい』って本人も言ってたし……」
「――あのさ、ちょっといいかな?」
さっきの人とは別の人が話しかけてきました。
「ちょっと最近、変なんじゃない? さっきも上の空だったし」
とうとうクラスメートにまで指摘されてしまいました。
あまり触れられたくない話題だけど、とりあえずこう返事しておきます。
「うん。なんか違和感があるんだ。大切なピースが欠けてるような……。なんでだろう」
「違和感? なぁんだ、恋の悩みかと思ったのに」
かなり残念がっている様子。
でもそのおかげで、どうやらこの話題は打ち切りのようです。
ホッとしました。
だから。
恋の悩み、というフレーズを聞いた時、心臓を鷲づかみにされたように感じたのは、きっと気のせいなのでしょう。
0245彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 23:04ID:skedvMZg
辺りがオレンジ色に染まっています。
通学路の途中にある、下り坂をてくてくと歩いている私。
私、どうしちゃったんだろう?

何かがおかしいのは間違いない。
そうでなければ、日常生活に違和感を感じることなど無いはずです。
朝、ちょっと早めの時間に登校する。
――これには違和感を感じない。
早めの時間に教室に入る。
――かなり違和感を感じる。
この違いはなんだろう?
早めに出発するから早めに到着する。
ごく普通の因果関係です。
そこに矛盾など存在しません。
私が毎日、誰かを待っていたり、寄り道したりしてないかぎり。

ふうぅっ。
今日、何度目かのため息。
もうこれ以上考えても、埒があきません。
止めよう。
私は、自分にそう言い聞かせました。
0246彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 23:05ID:skedvMZg
公園に着きました。
公園の中を通ると近道になるので、いつも私は通学路として通ります。
そういえば、小さい頃よくここで遊んだっけ…。
そんなことを思い出します。
夕焼けの公園というのは、人に過去を思い出させるのでしょうか?

――ここで置いてきぼりになったんだよね。

小さい頃、男の子にいじめられた記憶。
かくれんぼで私が鬼になった時、みんな私を置いて帰っちゃいました。
だけど、ひとりの幼なじみの少年が迎えに来てくれました。
その少年は、少年、は――!?
「!!」
私の中で、なにかが弾けました。

「はぁっ、はぁっ」
家まで全力疾走。
息が切れていますが、そんなことは気になりません。
「ただいまー!」
私は勢い良くドアを開けると、自分の部屋に駆け込みます。
探すのは、自分の記憶……。
――あった!
程なく探し物は見つかりました。
アルバムの一番最初のページ。
そこには、私の違和感の答えが写っていました。
「ひろ……ゆき……ちゃん」
「浩之ちゃん!!」

――私は、すべてを思い出しました。
0247彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 23:06ID:skedvMZg
汝、我を開けよ。
さらば、汝の求むる世界を与えん。

ある朝、浩之ちゃんと登校している時、浩之ちゃんに言われました。
「あかりは変わらないな」って。
確か髪型の話だったと思います。
でも、そのとき、私の中では絶望が生まれました。

やっぱり、浩之ちゃんは私を恋愛対象に見てくれないんだ。

浩之ちゃんの、私に対する態度は、小さい頃からまったく変わりませんでした。
私が、浩之ちゃんに抱いていた気持ちと同じように。
そんな絶望に呼び寄せられたのか、ふと気がつくと脳裏に不思議な言葉が響いてました。
だから、私は想像してしまったのです。

もし浩之ちゃんと出会わなかったら、私はどうなっていたんだろう?

「承知した」
それが最後の記憶でした。

結局、変化を望んでなかったのは私だったのかもしれません。
小さい頃から、同じ容姿のまま、同じ性格のまま。
私は浩之ちゃんに気持ちの変化を望んでいたけれど、私自身はなにも変わっていなかったのです。
いや、変える努力をしていなかったのです。
もし私がそういう努力をするような女の娘であれば、浩之ちゃんがいない世界なんて想像すらしなかったでしょう。
私は大切なものを失う事で、そこに気づいたようです。

この世界はパラレルワールド。
私が作り出した、本来存在しない世界。
だから自分で変えられる。
0248彼女が開けた、パンドラの箱 ◆RieszyxY 01/11/01 23:07ID:skedvMZg
気がついたら朝でした。
背中にべっとりと寝汗をかいています。

なにか悪い夢でも見ていたような気がします。
どんな夢だったかは覚えてないけれど。
でも、二度と考えたくない内容だったことだけははっきりと覚えています。

夢見が悪かったせいか、いつもよりちょっと早い起床。
汗をかいたのでシャワーを浴びます。
体を拭いて、ドライヤーで髪を乾かします。
そして制服に袖を通して、三つ編に髪を編む――。

ちょっと考えて、それから髪をほどきました。
櫛で髪を梳かしつつ、左右のバランスを整えて。
鏡の前で、新しい私を確かめてみました。

結局、その日私は冒険をしました。
その甲斐は十分あったようです。
浩之ちゃんが、「今の髪型の方がいい」って言ってくれたから。




彼女が開けたのはパンドラの箱。
千億の絶望が詰まっている、呪われた宝箱。
でも、彼女は手に入れた。
箱の中に眠る、ひとつだけの希望を。

自分で、自分を変えていく力を――。
0249 ◆RieszyxY 01/11/01 23:09ID:skedvMZg
以上、「彼女が開けた、パンドラの箱」>241-248でした。
駄SSスマソ。
途中でID変わってるのは気にしないで下さい。
0250名無しさんだよもん01/11/06 01:51ID:iYUKwVcd
たまにはage
0251狗威 ◆inui/iEQ 01/11/07 00:16ID:ibFveB8V
それではこれよりSSを投下します。
しばらくの間、レスはご遠慮ください。
0252おみやげ プロローグ01/11/07 00:17ID:ibFveB8V
 無知故の過ち。
 私は知らなかった。この世界は人の想いとはなんの関係もなく動いているということを。
 どんなに強く願っても、どんなに涙を流しても、人の想いが叶えられるとは限らないとい
うことを。
 あの頃の私は、そんなことも知らず、ただ純粋に、無知故の無邪気さから、善意は報
われると、そう単純に信じていた。
 無垢なる善意が、私自身と、私の大切な友達を傷つけることになるなんて信じられな
かったあの頃。ただ、純粋に友達になろうとしてかけたその言葉が、心に大きな傷を刻
む凶器となった。
 それでも私は信じている。
 たとえ、世界がどんなに冷酷であったとしても、人々の想いは、かけがえのない温もり
であることを。人々の善意は、闇を照らす篝火であることを――



「あの、神尾さん……。ちょっと、いいかな?」
 ゆっくりと、大きく深呼吸をするようにその子に話しかける。
「……えっ? 川口……さん? なに、かな?」
 話しかけられたその子。私の前の席に座る神尾さんは、どこか怯えるような、まるで私
の顔を窺うように、上目使いで見上げながら聞き返す。
「あのさ、私、連休中に家族と旅行に行ってきたんだ」
 私は、そう言いながら両手で抱えるように握り締めている小瓶の存在を確認した。
「それで、クラスのみんなにおみやげを配っているんだけど……だから、これ、神尾さん
へのおみやげ」
0253おみやげ プロローグ01/11/07 00:17ID:ibFveB8V
 そして、両手で握り締めていた小瓶を神尾さんに渡す。
「たいしたものじゃないんだけど……よかったら貰ってくれるかな?」
 七色に輝く砂が入ったきれいな小瓶。神尾さんは、どこか緊張したような面持ちでそれ
を受け取りながら「あ、ありがとう」と小さく囁いた。
 小瓶は、私の手から、神尾さんのきれいな手に渡る瞬間、太陽の光を受け、きらりと小
さく輝く。神尾さんは、それをとてもまぶしそうな表情で眺めていた。
「それ、『星の砂』っていうらしくて、お守りみたいなものなんだって」
 私は、そんな神尾さんの表情を見つめながら、そう説明した。
「えっ? ……わたしがそんな大切なものを貰っちゃって……いいのかな?」
 神尾さんは驚いたように聞き返す。
「うん、それは神尾さんのために買ってきたものだから……だから、貰ってくれると嬉しい」
「……うん、ありがとう。大切に……するね」
 そう言って、神尾さんは『星の砂』を両手でぎゅっと、優しく握り締めた。
「……それじゃ、私、他の人にもおみやげ配らなきゃならないから……だから、もう行くね」
 私がそう言ってその場を離れようとする時、神尾さんは「本当に、ありがとう」と言ってく
れた。
 私は、くるりと振りかえり、ただ一言、言葉にする。
「……あのさ、また、神尾さんと……一緒にお話できるといいね」
 神尾さんはそれには答えず、ただ静かに『星の砂』を握り締めていた。
0254狗威 ◆inui/iEQ 01/11/07 00:19ID:ibFveB8V
>>252-253 『おみやげ プロローグ』
続けて前話を投下しますので、もうしばらくレスはご遠慮ください。
0255おみやげ 前話01/11/07 00:20ID:ibFveB8V
「私、川口茂美。よろしくね」
 私がその子に声をかけた理由。それは同情や憐れみといった類のものだったのかも
しれない。
 進級にともなうクラス換えで、私の前の席に座っていたその子は、新たな環境に対す
る不安と期待が充満する教室の中で、ひとり浮いた存在だった。
 周囲のクラスメイト達が、新しい教室で、新しい友達を作ろうと互いに声を掛け合う中、
その子はただそれを眺めているだけで、周囲の人間は明らかにその子を避けいるよう
に見えた。
 その子が周りから避けられる理由。それは私も知っていた。
 その子は重度の癇癪持ちだった。
 授業中、休み時間、放課後。その子は周囲の状況に関係なく、なんの前触れもなしに
突然泣き出すという話しだった。それも、生半可なものではなく、周囲の人間を寄せ付
けることを許さないような、そんな激しい泣き方だと聞いていた。
 私自身、その現場を見たことはなく、少し噂で耳にしたことがあるだけだったが、その
ために、その子が周囲から孤立している現状を見れば、それがあながち嘘ではないも
のと思えた。
 でも私は、楽しげな喧騒に包まれた教室の中で、周囲の人間が楽しそうにはしゃいで
いる姿を、ただ眺めていることしかできないその子のことを、見過ごすことができなかった。
 せめて、私だけでもその子の友達にならなくてはならない。その時の私は、そんな使命
感じみたものまで抱いていたのかもしれない。
 私にとって友達という存在は、ごくあたりまえのもの、空気のように自然なもの、あって
当然のものだった。
 小学校、中学校、そして高校と、私は常にクラスの中心にあり、私の周りには、必ずだ
れかしらの存在があった。それが私にとってのあたりまえだった。
0256おみやげ 前話01/11/07 00:21ID:ibFveB8V
 だから、私にはその子を救う義務があると信じていた。
 今にして思えば、すごく傲慢な考え方だと思うが、それがその時の私の偽らざる本心
だった。
「えっ…? あ、あっと……えっと……」
 突然、声を掛けられたその子は、私の言葉になんて答えから良いかわからずどきまぎ
と慌てふためいていた。
 私は、そんなその子の姿を見て、『かわいいな』と思うと同時に、『かわいそうだな』とも
思った。
 この子は、自分がこんな風に他人から声を掛けられるなんて想像もしていなかったの
だろう。
「……あっ! わ、わたしは、神尾観鈴……よ、よろしく……」
 思い出したかのように自分の名前を答える。ちょっと上目使いで、私の顔を窺うような
仕草。それを見て、私は思わず「くすりっ」と微笑をもらした。
「うん、よろしくね。そういえばさ――」
 そのあと、私達はどうでもいいような話に花を咲かせた。
 始めはどぎまぎとしていた神尾さんも、話しているうちにだんだんと馴染んできてくれて、
色々と自分から話してくれるようになった。
 神尾さんはとてもいい子で、私達はきっと良い友達になれると思った。
 窓の外を見上げれば、そこには一面に広がる青空が見える。
 私は、その青空が私達の出会いを祝福してくれていると、そう単純に考えていた。



「ねえ、茂美。あの子と友達になったって……ホント?」
 ホームルームが終わり、帰りじたくを済ませている私に、友人のひとりがそう尋ねてきた。
0257おみやげ 前話01/11/07 00:21ID:ibFveB8V
「?? あの子って?」
「ほら、神尾観鈴……だっけ? あなたの席の前に座ってる子」
「ああ、神尾さんの事? 友達って言っても、さっき少し話しただけだけだよ。たしかに今
日一緒に帰る約束くらいはしたけど……それがどうかしたの?」
 そう言うと、その子は『やれやれ』といった感じの顔をした。
「まったく、茂美はあいかわらずのお人好しなんだから……。そうやって、すぐに誰とでも
友達になれるっていうのは、たしかにあなたの良いところだけど……」
 そう言って、その子は「はぁ〜」と小さくため息をつく。
「でもね、あの子は違うの。あの子は普通じゃないんだから…」
「ひどい癇癪持ちだってこと?」
 私がそう言うと、その子はちょっとびっくりした顔をした。
「なんだ、知ってるんじゃない」
「そりゃ知ってるわよ、そのくらい」
 と、私は答えた。
「じゃあ、なんで友達になろうなんてするのよ?」
「なんでって……。だって、可哀想でしょ。神尾さんだって好きで癇癪起こしてるわけじゃ
ないだろうし……。それに、私はそういうことで差別をするのは好きじゃない」
 それは、その時の私の偽らざる本心だった。
 私は、本気で神尾さんのことを可哀想だと思っていたし、そんなことで差別を受けてい
る神尾さんの現状を許すことができなかった。
 そして、なにより私はそんな彼女を救う義務があると信じていた。
 しかし、私のそんな思いは伝わることなく、その子は大きなため息を吐き出す
「茂美は、あの子が癇癪起こしているところを見たことないからそんなこと言えるんだよ。
あの子の癇癪ってホントに凄いんだよ。先生達だって、あの子のこと扱いかねてるんだ
から」
0258おみやげ 前話01/11/07 00:22ID:ibFveB8V
 たしかに、それは私も感じていた。担任の教師の神尾さんに対する態度。それは正し
く『腫れ物にさわる』という形容詞がぴったりくるような態度だった。
 友達はおろか、教師からも見捨てられた神尾さん。
 私は、ふと、先程一緒に話していた時の神尾さんの笑顔を思い出した。
 最初は、話しかけられたことにとまどい、ただ曖昧な笑みを浮かべていただけだけど、
それでも話しているうち、その笑顔は本物のそれへと変っていった。
 その笑顔はとても可愛くて、学校中の生徒から、教師達から、その存在を疎まれてい
る子のようには見えなかった。ああ、本来この子はこんな顔で笑うことのできる子なんだ。
と思った。
 教室の片隅で、なにかに耐えるようにじっとしていた神尾さんの寂しそうな横顔と、私
に話している時の、まるで、なにかから解放されたかのような彼女の笑顔。その二つが
私の中で交錯し、私の意思はより強固なものとなった。
「とにかく、今日は神尾さんと一緒に帰るから。その時にお互い気が合えば友達になる
んじゃない?」
 私は言葉ではそう言いつつも、心の中では神尾さんと友達になろうと決めていた。
 あんな風に笑える子が、何百人もの生徒達の中、ひとり孤立している状況なんて絶対
に間違っていると思った。
「もーっ! どうなっても知らないからねーっ!」
 鞄を持って、教室を出て行く私に、その友達は最後の抗議の声を上げたが、私はあえ
てそれを無視した。
 私と神尾さんが友達になれば、あの子も考えを改め、神尾さんの友達になってくれると
思った。そして、それはその子だけじゃなく、クラスのみんなも、神尾さんに対する考えを
改めてくれると思っていた。
0259おみやげ 前話01/11/07 00:23ID:ibFveB8V
 私を含む何人もの友達の中、みんなと笑い合う神尾さん。もう教室の片隅で寂しい顔
をすることはない。教室を出て、神尾さんとの待ち合わせ場所へと向かう中、私はその
未来を信じて疑わなかった。



 始業式の後の放課後。長い休みが明け、久し振りに会う友達同士の話しに花を咲か
せる。
 校舎から校門までの道のりには、そんな生徒達がつくる下校の列ができていた。
 そんな中、神尾さんは校門の壁に背中を預け、友達と楽しく下校する生徒達を眺めな
がら私のことを待っていた。
 しかし、その表情はとても友達を待っているようには見えなかった。なにかに怯えてい
るような、さもすれば今にも泣き出してしましそうな、そんな表情をしていた。
 もしかして、私のしたことは神尾さんにとって迷惑なことだったのかもしれない……。
 一瞬、そんな考えが頭をかすめた。しかし、すぐにそんな考えは頭の中から振り払う。
こんなところで私が弱気になってはダメだ。教室で神尾さんが見せてくれた笑顔。あれ
は絶対に本物だった。まれに孤独を好むような人もいるけど、神尾さんはそういう人で
はない。そう信じた。
「ごめーん、待ったーっ?」
 私は胸中の不安を隠すかのように、務めて明るく声を掛けた。
「ううん、わたしも、いま来たところ」
 神尾さんはそう言って「にははっ」と笑った。
 神尾さん独特の可愛らしい笑い方。その笑顔は、教室で私に見せてくれた笑顔とまっ
たく同じものだった。その笑顔を見て私は内心ホッとする。やっぱり神尾さんは孤独を好
むような人間ではなかったのだ。
0260おみやげ 前話01/11/07 00:23ID:ibFveB8V
「それじゃ、行こっか」
 そう促がし、私達は学校を後にする。
 私と神尾さんの通学路は、途中まで一緒だった。
 晴れ渡った青空の下、右手には海、左手には住みなれた町並みを抱え、私達は色々
なことを話した。学校のこと、家族のこと、趣味のこと……。とても他愛もない話だったけ
ど、話している間に、ふたりの距離がどんどんと近づいていくのを感じた。ふたりは必ず
良い友達になれる。その時の私はそんな確信を抱いていた。
「あっ……わたしの家、こっちだから」
 楽しい時間はあっという間に過ぎ、やがて別れの時間が訪れる。自分の家の方向を
指し、別れの挨拶を告げようとする神尾さんの顔は、どことなく寂しい影があった。それ
は、このひとときが神尾さんにとっても楽しいものであったのだと思えた。
「あっ、ちょっと待って」
 神尾さんが、別れの言葉を告げようとする瞬間、私はそれをさえぎった。ふたりが別れ
るまえに、私にはやることがあった。
「あのさ、今度の休み。どこかふたりで遊びにいかない?」
 私の突然の提案に、神尾さんは困惑の表情を浮かべる。
「ねっ、いいでしょ。今度の休みは、私、暇なんだ」
 困ったような、嬉しいような、そんな複雑な表情。彼女は、今までこんな風に人から誘
いを受けたことがないのだろうか?
 最初こそ困惑していた神尾さんも、やがて私の提案に乗り気になってくれた。元々、彼
女も私の提案に反対ではなかった。ただ、こういう誘いに馴れていなかっただけなのだ。
「うんっ! それじゃあ、約束っ!」
 そういって私は、右手の小指を差し出す。
 それを見て、神尾さんは再び困惑の表情を浮かべた。
「指切り……嫌?」
0261おみやげ 前話01/11/07 00:24ID:ibFveB8V
 私は、小指を差し出したまま、小さく首をかしげて問い掛ける。
「あっ! ううん、そんなことない。そんなことないよ」
 正直、高校生にもなった私達が道端で指切りなんて、とても恥かしくて出来ないことだ
と思う。でも、神尾さんはそんな素振りを見せることなく、私の指にそのきれいな指を絡
めてくれた。
「それじゃ、いくよっ!」
 抜けるような青空。繰り返す波の音。歌うような小鳥たちのさえずり。住みなれた町の
片隅で、今日、始めて知り合ったふたり。そのふたりが、互いの指を絡め、声を合わせ
て『ゆびきりげんまん』を歌い上げる。
「ゆびきりげんまん うそついたらはりせんぼんの〜ますっ」
 どこか恥かしさを感じながら、それでもふたり笑いながら、約束の呪文は最後の一節
を向かえる。
「ゆびき〜たっ!」
 その瞬間、彼女の指は私の指から離れ、ふたりの約束は成立する――はずだった。
 だけど、神尾さんの指は私の指に固く絡められ、約束の呪文は、最後の瞬間に反古
された。そして、神尾さんは私に指を絡め、顔を伏せてたまま動こうとしない。
「どうしたの、神尾さん? 指……離さないと……」
 私は、そう言って神尾さんの顔を覗き込み、そして、その瞬間愕然とした。
 神尾さんは泣いていた。その大きな瞳からは、遠慮というものを知らないかのように
涙が溢れ出ていた。
0262おみやげ 前話01/11/07 00:25ID:ibFveB8V
「う……ううっ……うううっ……」
 やがて、神尾さんの口から、そんな呻きのようなものが漏れ始める。

 ――癇癪。

 神尾さんに対する噂。『なんの前触れもなく』『突然』『先生達でも手がつけられない』
次々とそんな噂の断片が私の頭をかすめていった。
 私はなんの解決策も見出すことができず、神尾さんの癇癪はますます酷くなる一方
だった。
「う……ううっ……うわ―――――ん!」
 爆発したかのように泣き出す彼女。そしてその瞬間、切れることのなかった指は、約
束を拒絶するかのように乱暴に切られた。
「か、神尾……さん?」
 私は、あまりのことに、恐る恐る声を掛ける。
 でも、その声は神尾さんの泣き声にかき消され、差し出すその手は乱暴に跳ね除けら
れる。私はただ、激しく泣き続ける神尾さんの側らに立ち、その姿を呆然と見つめること
しかできなかった。
 さっきまで繰り返し聞こえたきた波の音も、小鳥のさえずりも、いつの間にか聞こえな
くなっていた。抜けるように澄んだ空は、残酷なほど青く、そして冷たかった。
0263狗威 ◆inui/iEQ 01/11/07 00:32ID:ibFveB8V
>>252-253 『おみやげ プロローグ』
>>255-262 『おみやげ 前話』

以上、川口茂美SSです。
かなり前に観鈴スレに投稿したものですが、最萌トーナメントでの
火力支援に用いる為、サルベージし、少々の改良を加えました。
ちょっと長めですので、後日、中話・後話と分けて投稿します。

なお、余談ですが、このSSをリメイクしている時、サラ=ブライトマンの
『タイム・トゥ・セイ・グッバイ』をエンドレスで聴いていました。
0264名無しさんだよもん01/11/07 00:37ID:02lQMjWm
>>263
…なんとマイペースな。今やSSスレはぴんちだというのに。
でも川口さんで攻めるあたりはなかなか。全部揃ってから読みますね。
0265長森後援会員 ◆VzNvc6/6 01/11/07 00:40ID:cnVw1UUq
>今やSSスレはぴんちだというのに
支援サイトの閉鎖の件ですか?
0266長森後援会員 ◆VzNvc6/6 01/11/07 00:40ID:cnVw1UUq
失礼.
正確には更新停止ですね.
0267狗威 ◆inui/iEQ 01/11/07 00:43ID:ibFveB8V
これ投稿した後に知りました(汗
0268長森後援会員 ◆VzNvc6/6 01/11/07 00:46ID:cnVw1UUq
月一更新で良いなら続投に名乗り挙げても委員ですがどんなもんでせう.
0269狗威 ◆inui/iEQ 01/11/07 22:45ID:2QuCx/wA
押忍! 続きを投下するであります!
しばらくの間、レスを控えて頂けると幸いであります!
0270おみやげ 後話01/11/07 22:46ID:2QuCx/wA
 しん、と静まり返った教室。カリカリという音だけが教室を支配している。
 教師が黒板に板書する音と、それを生徒達がノートに書き写す音。
 私も、そのカリカリという合唱に加わりながら、しかし、その心はここになかった。
 ふと、教室全体を見渡してみる。
 新しいクラスになってから、まもなく1ヶ月が過ぎようとしてた。
 最初、よそよそしい雰囲気があったクラスも、今では、みんな新しい環境に慣れ始め、
その空気を満喫していた。ただひとりのクラスメイトを除いて……。
 神尾観鈴さん。ひとつ前の席に座る私のクラスメイト。

 始業式の日の帰り道。
 癇癪を起こした神尾さん。
 その場に立ち尽くすだけの私――

 結局、あの後、私は神尾さんが泣き止むのを待つしかなかった。
 神尾さんが泣き止むまで、恐らくそれほど時間はかからなかったと思う。
 しかし、それは恐ろしく長い時間だった。その永遠とも思える時間、私は神尾さんの
身を心配するわけでもなく、ただ、この地獄のような時が、早く過ぎ去ってくれることだけ
を願っていた。
 そして、癇癪がおさまり、なんとか話せるくらい落ち着いた後、神尾さんは「にははっ、
また……やっちゃった……」と力なく笑った。
 その表情は、いままで私と話していた時に見せてくれたようなものではなかった。
 なにか怯えているような、誰かにすがるような、弱々しく、今にも消え入りそうな、そん
な表情だった。
 それを見た瞬間、私は、なにがなんだか分からなくなった。
 なにもしてあげられなかったことの無力感。神尾さんが苦しんでいる間、自分のことし
か考えていなかったことの罪悪感。
0271おみやげ 後話01/11/07 22:46ID:2QuCx/wA
 それらが、私の中でごちゃごちゃに掻き混ぜられ、私は混沌の渦の中に放り込まれた。
 とても混乱した状況。そんな中で、私はわけも分からず「ごめんっ!」という一言だけを
残し、自分の家の方向へと走り去った。その時の私は、その場から一刻も早く逃れたい
という気持ちしか持ち合わせていなかった。それは、最悪の別れ方だった。

 翌日、教室で再開した神尾さんは、本当に申し訳なさそうな顔で、無言で頭を下げた
後、自分の席に着いた。
 なぜ、神尾さんがそのような顔をしなければならないのか、悪いのは私のはずなのに、
なにもしてあげられなかった私が悪いのに……。
 せめて、私のことを怒って欲しかった。なにもできなかった無力さを罵って欲しかった。
自分の事しか考えていなかった卑しさを軽蔑して欲しかった。
 そうすれば、私は心の底からに謝れた。自らの罪を償うつもりだった。
 だけど神尾さんは、私の犯した罪を背負うように、全て自分が悪かったとでも言うかの
ように、私に対し静かに頭を下げた。

 ――私は、なにも言えなくなってしまった。

 なにか声をかけようとしても、癇癪を起こした苦しそうな神尾さんの顔や、その後のな
にかに怯えるような表情、そして、全ての罪を背負うかのように頭を下げる姿が、フラッ
シュバックのように私の脳裏をかすめ、本来かけるべきはずの言葉は失われてしまう。
 結局、私は神尾さんに一言も声をかけることが出来ないまま、1ヶ月という時間が過ぎ
去ろうとしていた。
 神尾さんは、一人も友達をつくれないまま、今も私の目の前に座っている。
 なにかに耐えるような神尾さんの後ろ姿。
 私には、それが無言で泣いているように見えて、思わず視線を窓の外へ逸らした。
0272おみやげ 後話01/11/07 22:47ID:2QuCx/wA
 窓の外は、今日もよく晴れている。
 雲ひとつない、どこまでも澄み切った抜けるような空。それは卑小な私を軽蔑するか
のように、冷たいほど青かった。



「ねぇ、今度の連休。どこかいくんでしょ?」
 通いなれた通学路とは違う道を歩きながら、隣を歩く私の友人がそう尋ねてきた。
「あっ、うん……。家族と、旅行にね……」
 通いなれていない道。
 あの日以来、遠回りになることを承知で、通学路を変えた。
 神尾さんが癇癪を起こした場所。あの場所を通ることは、私にとって耐えがたい苦痛
だった。
 あの場所を通るたびに、神尾さんが苦しんでいる姿と、あまりに無力で卑怯な自分の
姿を思い出し、自責の念に責めたてられる。
 それを避けて通るために、わざわざ、この友人と一緒に帰るといった口実までつくって
通学路を変えた。
 それは、神尾さんに対する無言の言い訳のようなものだった。
 別にあの道を、神尾さんのことを避けているわけではない。ただ、この友人と一緒に
帰らなければならないからしょうがないんだ。そう言葉にすることなく神尾さんに対して
言い訳をしている。
 私は、そんな言い訳までつくって自分を守ろうとしている。そんな自分が、たまらなく嫌
だった。
「あ〜、いいな〜。あたしもどっか行きたいよ」
0273おみやげ 後話01/11/07 22:48ID:2QuCx/wA
 うらやむような友人の声。その声はとても明るく、それは私を元気づけてくれているよ
うだった。
「ねっ、おみやげ買ってきてよね。絶対だよ」
 まるで、おねだりをするかのように甘えてくる。
 普段から明るい子ではあるが、今日はいつもにも増して明るい。
 実際、この子は長い間塞ぎ込んでいる私を見かねて、元気づけようとしてくれている
のだろう。それは、すごくありがたいことだと思う。
 落ち込んでるとき、励ましてくれる存在。
 悩んでいるとき、その悩みを聞いてくれる存在。
 そういう存在があるからこそ、辛いときも、悲しいときも、私はそれを乗り越えていくこ
とができるのだと思う。前に進むことができるのだと思う。

 ――だけど。

 だけど、あの子は……神尾さんは、辛いときや、悲しいとき、どうしているのだろうか?
 落ち込んでいるとき、励ましてくれる人はいるのだろうか?
 悩んでいるとき、その悩みを聞いてくれる人はいるのだろうか?
 そう思うと、私だけがこうして励ましてもらっていることが、ひどく申し訳ないことのよう
に思えてきた。
 本来なら、私が神尾さんにとって、そのような存在になるはずだった。
 神尾さんの友達になるつもりだった。
 だけど、私のやったことは酷い裏切りだった。
 期待をもたせて、そして、それを裏切った。
 神尾さんが一番辛いとき、私は救いの手を差し伸べることなく、彼女を見捨てた。
 神尾さんにとって、最も残酷な方法で、彼女を傷つけた。
0274おみやげ 後話01/11/07 22:48ID:2QuCx/wA
 そんな私に、友達に励ましてもらう権利などがあるのだろうか……?
「もーっ! あたしの話、聞いてるの?」
 そんな物思いに耽っていた私の顔を覗きこみながら、その子は抗議の声をあげた。
「あっ、うん。おみやげでしょ。ぜったい買ってくるよ」
 私は、努めて明るく振舞った。
 たとえ、私にそのような権利がなくとも、この子の気持ちを無駄にしてはいけない。そ
う思った。
「まったく……。まだ、あの子のこと気にしてるの? いつまで気にしててもしょうがない
んだから、さっさと忘れちゃいなさいよ」
 一見、冷酷そうに聞こえるその子の言葉は、私を動揺させた。
 そう、私はいつもでこうして悩んでいるのだろうか?
 この子の言う通り、こんなことはさっさと忘れてしまい、みんなと同じように神尾さんの
ことを避けるようになるのだろうか? それともまた別の方法があるのだろうか?
 通い慣れていないけど、通い慣れ始めたこの道で、私はその答えを見出すことがで
きなかった。



 始めて訪れる街を、なんの目的もなく歩いていた。
 私の生まれ育った田舎とは、まったく違った都会。
 街を行き交う人々は、周囲のことに関心がないかのように、足早に歩みを進めている。
 5月の始め、日本中がほんの一時の休息を得るゴールデンウィーク。
 私は、家族と共にこの街へと遊びにに来ていた。
 本当は、遊びになんかいく気分ではなかった。だけど、家族に心配はかけたくなかった
し、あの町から少しでも離れられるならと思い参加することにした。
0275おみやげ 後話01/11/07 22:49ID:2QuCx/wA
 それでも、家族と一緒に遊びまわる気分にはなれず、私は適当な理由をつけて家族
とは別行動をとっていた。
 ――それにしても、
 都会に住む人々は、『他人』というものに関心がないのだろうか?
 次々と早足で私を追い越していく人々を眺めていると、そんな些細な疑問が浮かんで
くる。
 みんながみんな、回りは目もくれず、まっすぐ前だけを見て歩いていく。
 都会に住む人間にとって、他人などは路上に転がる障害物に過ぎないのだろうか?
 周囲をたくさんの人に囲れながら、私はなぜだか酷い孤独を感じた。
 どこからか涌き出てくるような人々の目の中に、私の存在など、どこにも写っていない
のではないか? そう感じたからだ。
 しかし、その孤独感は、その時の私にとってありがたいものだった。
 他人の優しさや、気遣い、思いやり。そういったものを受けたくはなかった。
 今の私には、そういうものを受け取る資格はないのだ。
 それは、自らに課した罰のようなものなのかもしれない。

 そうして、ひとり見知らぬ街をさまよい歩いている時、私は一軒の店の前で歩みを止
めた。
 それは、看板に『長瀬古物店』と書かれた、あまり綺麗とは言い難い店構えで、ガラス
越しに見える店内には、ところ狭しと様々な商品が雑然と置かれていた。
0276おみやげ 後話01/11/07 22:50ID:2QuCx/wA
 普段の私なら、決してこのような店に足を踏み入れることはしなかっただろう。でも、
その時の私は、なんとなくこの店に惹かれるものを感じていた。
 どことなく寂れた雰囲気の店先が、その時の私の心理と合致したのかもしれない。

 どこかに惹かれるものを感じつつも、恐る恐る、店内を窺かがうようにして足を踏み入
れる。
 薄暗い店内、雑然と積み上げられた商品の山、そして、その店の奥にはこの店の主
と思われる一人の中年男性が、新聞を読みながら座っていた。
 その人は、どこか抜けたような感がする人で、この店をそのまま人間にしたかのよう
だった。
 私が店に入っても、ちらっと一瞥しただけで、いらっしゃいと声をかけるわけでもなく、
すぐに新聞に視線を落とす。
 そんな店主の姿を見て、ちょっとした気後を感じてしまったが、気をとりなおして、店の
中を一通り見て回ることにした。
 店内に置かれた商品のほとんどは、私には、なんの価値があるのかわからないガラ
クタのように思えた。
 古びた人形、なんだかよくわからない置物、どこかのアフリカの部族が使っているよう
な仮面、そんなものばかりだった。
 なんでこんなガラクタばかりの店に入ったのか? そんな後悔を憶えながらも店内を
回っていると、ふと、綺麗な小瓶を見つけ、私は足を止めた。
 それは、周囲のガラクタとは一線を画すかのように光を放っている。まるで、砂利の山
の中に埋もれた宝石のようだった。
 私は、思わずそれを手にとり、あらためて、じっくりと眺めてみた。
 小瓶の中には不思議な砂が入っていた。
0277おみやげ 後話01/11/07 22:50ID:2QuCx/wA
 七色に輝く綺麗な砂。小瓶を傾けてみると、サラサラと音たてるように瓶の中を転が
りながら輝いた。それは、とても綺麗だった。
 私は、しばらくその綺麗な砂の入った小瓶に見とれていた。だから、自分のすぐ後ろ
に人が立っていたことなんて気づかなかった。

「それが気に入ったのかい? お嬢さん」

 突然、自分の真後ろから声を掛けられ、私は、思わずびくっとしながら振り向いた。
 そこには、さっきまで奥で新聞を読んでいた、この店の主らしき人が立っていた。
「えっ!? あっ……。はい、とても、綺麗な品ですね」
 あまりに突然のことに、私はどぎまぎしながらそう答えた。
「それは星の砂といってね、沖縄の海岸で採れる古代原生生物の化石なんだよ」
「化石……ですか?」
「ああ、そうだよ。かつてその砂は、その一粒一粒が生きていたんだ」
 私は、あらためてその七色に輝く砂を見つめてみた。
 この砂の一粒一粒が、かつて生命としてこの星に息づいてきた。太古の地球を、懸命
に、精一杯生き、そして今は、こうして仲間とともに眠りについている。この砂の輝きは、
そういった生命の輝きなんだと思えた。
「すみません、これ譲ってもらえませんか?」
 私は、急にこの砂が欲しくなった。
 この綺麗な砂は、私になにかを教えてくれている。そんな気がした。
「うん? ああ、別にかまわんよ……」
 私は、その星の砂を売ってもらい、「ありがとうございます」とおじさんにお礼を言って
店を出た。
0278おみやげ 後話01/11/07 22:51ID:2QuCx/wA
 おじさんは笑顔で私を送り出してくれた。
 さっきまで暗い店内にいたせいか、外に出ると太陽の光がすごくまぶしく感じられた。



 その夜、私はひとりホテルのベットに寝転びながら、星の砂を眺めていた。
 小さな瓶の中で、サラサラと音をたてるように転がる星の砂。
 人工の光を反射して、七色に輝くその姿は、かつて生命としてこの地球で輝いていた
ころの姿を誇っているようだった。
 生命の輝き。
 この砂が綺麗なのは、かつて一生懸命生きたことの証なんだ。
 精一杯生きてきたからこそ、何万年という時が経た今も、こうして光り輝くことができ
るのだ。
 この七色に輝く命の先輩達を眺めながら思った。
 私もこの砂のように輝きたい。
 たくさんの仲間達とともに輝きたい。
 どれだけの時が経とうとも、その光を失うことなく輝いていたい。
 そのために、私は精一杯生きなければならない。
 やるべきことをやらなければならない……。
 私は心の中で一つの決意を固め、そして眠りについた。
 七色に輝く星の砂。その生命の輝きに願いを託して。



 久しぶりに吸う教室の空気。
0279おみやげ 後話01/11/07 22:52ID:2QuCx/wA
 連休明けの教室は、長い連休をどのように過ごしたのか? そんな話題でいっぱい
だった。
 家族と山へ出掛けた人、友達と少し遠くの街まで遊びに行った人、教室のあちらこち
らからクラスメイト達の明るい声が聞こえてくる。
「茂美〜、連休中はどこに行ってたの〜?」
 扉を開け、教室に一歩足を踏み入れた瞬間、私にもその明るい声がかかる。
 私のクラスメイトで、友人のひとり。その子の声を聞いて、さらに数人の友人が私の元
に集ってきた。友人達は、私が連休をどのように過ごしたのか、しきりに聞いてくる。
「ごめん、ちょっと用があるからあとでね」
 私はそう言って友人達の質問責めをかわし、そそくさと自分の席についた。
 そして、私は自分の鞄の開け、その中から一つの小瓶を取り出す。
 それは、私が連休中、古ぼけた古物店のおじさんに譲ってもらった綺麗な小瓶。生命
の輝きを放つ星の砂。
 旅行から帰ってきたあと、私は星の砂を半分に分けた。
 その半分は、今、私の部屋の引出しの中にしまってある。
 そして、もう半分は、今、私の手の中に握られている。
 同情とか憐れみとか、ましてや義務感なんてものじゃない。
 私自信が輝くため。たくさんの友人達とともに輝くため。
 そのために、私は、今すべき事をしなければならない。
 今、私の視界の中心にあるもの、私のひとつ前の席に座っているクラスメイト、その
長い髪の毛を一つに束ねた後ろ姿が寂しく揺れた。
 周囲の楽しげな喧騒からはずれ、ひとり、なにかに耐えるようにじっとしているその子
の背中を見つめながら、私は手にした星の砂をぎゅっと握り締めた。
0280おみやげ 後話01/11/07 22:52ID:2QuCx/wA
 心臓がバクバクと音をたて、自分が緊張していることが嫌でもわかる。
 そんな胸の鼓動を落ち着かせる為、大きく深呼吸をしながら自分自身に言い聞かせた。
 大丈夫、きっとうまくいく。私達は絶対に友達になれると――
 私の願いを託した星の砂。
 私は改めてそれを握り締めた。
 手のひらから勇気が伝わってくるような気がした。
 小さな命の先輩たちも私を応援してくれている。
 そう思うと嬉しかった。
 私は立ちあがり、そして一歩を踏み出す。
 ともに輝く未来のために。



「あの、神尾さん……。ちょっと、いいかな?」


 FIN
0281狗威 ◆inui/iEQ 01/11/07 22:56ID:2QuCx/wA
>>270-280 『おみやげ 後編』

以上、川口茂美SS完結です。
0282狗威 ◆inui/iEQ 01/11/07 22:57ID:2QuCx/wA
>281
× 『おみやげ 後編』
〇 『おみやげ 後話』

誤字、失礼しました。
0283こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:08ID:YgdtlbL5
こみっくパーティーの面子に「傀儡の教室」の松原海里が催眠術を
かけまくるSSです。たぶん、陵辱が入ります。
0284こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:15ID:YgdtlbL5
 牧村南は、会社で帳簿付けやらカタログ製作などしているうちに今日もやっと仕事が終わった。
 同僚が全員引き上げた後で仕事場を一回りし、最終点検をする。
 いつもは社長がするのだが、今日は個人的な理由で仕事場に残る南の役目になった。
 問題なしと確認して南は自分の机に座っていると、入口の戸をトントンと叩く音がした。
 戸を開けると、長く美しい髪を持つ可憐な美少女がいた。
待ち合わせの約束をした御影すばるが訪れて来たのだ。
「あの……お待たせしましたの……南さん………」
 すばるは思いつめた顔をしていた。
 「ここじゃなんだから、ここに座って?」
 南は、会社の応接室にすばるを招いて二人きりで話す事にした。
 同人誌即売会の運営を仕事にしている南は、こうやって参加者の相談事に乗ることがある。
もっとも相談に関しては、南が個人的な趣味でやっている事なのだが。
 「は、はい。いいですの」すばるは、南の誘いを承知した。
 仕事場の小さな応接室にすばるを招き入れて、ソファーにに座らせる。そして、紅茶を出しながら南
はすばるに訊いた。
「どうしたの、すばるちゃん?」
 「あの、同人活動についてなんですの……。」
「えっと、すばるちゃん、即売会なんかで何か嫌な事でも会ったの?」
 すばるは{うりゅ〜」とうつむいた。いつも笑うにしても怒るにしても、元気の塊みたいな彼女が
そうすると、普段そんな素振りはまるで見せないだけに、陰気なことこの上ない。こんな顔をすばるにさせてはいけない。
 「すばる、だめですの。和樹さんと同じになれないですの」
 「そんな、和樹さんは和樹さん、すばるちゃんはすばるちゃん。それでいいじゃない」
 
0285こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:16ID:YgdtlbL5
「すばるは和樹さんといっしょにプロになるって約束しましたのに、編集長さんが一月後の即売会で
千部販売する同人誌をすばるが作らないと駄目だと仰ったですの。けど、まだ下書きも出来てないです
の〜。和樹さんや、すばるのお手伝いに来てくれる由宇さんや詠美さんは『すばるは漫画の才能がある。
あの編集長を見返してやるんだ!』と仰ってくれますけど、このままではすばるは和樹さん達に
見捨てられてしまいますの〜☆」
 すばると同人歴は同じと言っても、前以て美術の基礎を身に付けている和樹と、それまで合気道を
主にやっていて絵を描くのは市販の漫画を写す程度だったすばるとはレベルが違いすぎる。
 そんなすばるが千部売れる同人誌を作ろうと勝負をかけるのは、即売会にとっても迷惑なのだが。
「無理よ、だいたいそんなことに即売会を使うなんて…」
 南はきつく言った。売れる売れないより参加者が楽しむのが一番と言うのが南の考え方だ。
「でも、和樹さんと一緒にデビューしたいですの……」と言ってすばるはうなだれた。
 和樹への憧れが、こんな形で騒動を起こしてしまっているのである。
 南は半分呆れながら考えこんだ。そして、すばるには普通の説得ではなく、ちょいと荒療治が必要
かもしれないと思った。
「……じゃあこんなのはどう? 私が力を貸してあげる。和樹さんにに追いつくために」
「……どういう…ことですの…?」
 南はが大学(夜間)で精神カウンセリングみたいなことを齧ったことがあった。
 だから、南は提案した。軽い気持ちで。
「すばるちゃん、催眠術でもかけてあげようか?」
0286こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:23ID:YgdtlbL5
すばるは最初きょとんとした。
 いきなり催眠術と聞かされたらまあ反応は当然だろう。
 だがすばるはすぐにその目つきがいつになく真剣になった。
「お願いしますの、南さん」
 南がたじろぐほどの勢いで言ってきた。
「すばる、和樹さんと一緒にプロになりたいですの……だから、どんなことでも……!」
 詰め寄られて、南はかえって返答に困った。でも南はこの思いは何としても受け止めてやりたかった、
そしてすぐにうなずいた。
「じゃあ、すばる、どうしたらいいんですの?」
「慌てないで。まずは少し落ち着いてから、そこでちょっとした暗示をかけて あげる」
「はい、わかりましたですの!」
 催眠術や暗示についてどの程度わかっているのか怪しいものだが、すばるは勢いよく言った。嵐の海
で陸の灯を見つけた船乗りみたいに。
 南も俄然やる気になった。

 仕事場の応接室では、気持ちを落ち着かせるため紅茶を飲みながら南とすばるが対面に座っている。
 仕事が終った後なので、さすがに窓の外は薄暗くなってきている。催眠をか
けるにはいい感じになってきた。お日様の下ではやっぱりかけにくい。だから催眠にはどうにも妖しげな
イメージがつきまとう。
「さて……っと」
 南が肩に手を置くと、すばるはびくっとした、結構緊張しているようだ。
「ほんじゃまあ、やってみようかしら?」
「は、はいですの!」
「……だけどすばるちゃん、催眠術ってどんなものだと思ってるの?」
「どんなものって…ですの…?」
0287こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:24ID:YgdtlbL5
南は大体察しはついていた。世間一般で思われている通り、相手をどんな風にでも操ってしまう、
魔法めいたものと。
 施術前に催眠について一通り説明しておくのがセオリーだが、今のすばるは南が不思議な力を与えて
くれると思いこんでいて、南の言うことなら何でも聞いてくれるだろう。
(そういう精神状態でいてくれた方がかけやすいわ)
南はまず催眠状態に入れて、すばるの望む効果が出てから説明しようと思った。
「じゃあまず……そうね、そのままでいいから足を伸ばして、思い切り伸び
をしてみて。後ろに倒れちゃいそうになるくらい」
「はいですの……」
「言っておくけど、これは催眠術でもなんでもないからね。ただリラックスし
てもらいたいだけよ」
「え、そうなんですの」
 すばるは何ですのぉという顔になった。緊張がほぐれる。それでいい。
「もう一回。思いっきり伸びて、手も指先までばあっと伸ばして、それか
らだらあんと全部の力を抜いてみて。だらあんと、だらあん、だらあん」
 南は我ながらどこか間抜けなアクセントだなと思いながら繰り返す。すばるも面白がってちょっと笑い、
言葉通りに深々と息を吐き、手足をだらしなく投げ出した。
「それでいいわ。楽になったでしょ? じゃあもう一回。そぅら、腕を伸ばし
て、体中をぴんと伸ばす感じで、伸びて、伸びて、延びて、そう、目一杯伸ば
して。苦しいくらいになったら、はいだらあんとして、だら〜ん、だら〜ん、息も深あく吐いてみて、」
 すばるは本当に気持ちよさそうに椅子の上で脱力した。
 南はさらにもう一回伸びをさせた。すばるはもう体に力を入れるのが面倒そうだ。南は少し言葉を変え、
暗示を忍びこませていく。すばるはまだ催眠をかけられているとは思っていない。
0288こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:27ID:YgdtlbL5
もうちょっと力を入れてみて、少し力んでみて、自然と全身が伸
びていくわよお、全部伸びきったら、はいだらあんと、だらあん、
、力が抜ける、体の力がどんどん抜けていく、手も、足も、だらあんと
なって、すごおくリラックスした、いい気持ち、」
 すばるはまぶたが半分閉じたようになっている。南はもう一回やらせた。すばるは今度はもう眠りこん
でしまいそうな顔つきになった。
「目を閉じてもいいわ。目を閉じて、目を閉じて、今度はいっぱい息を吸ってごらんなさい、そう、
たあっぷり息を吸いこんで、ふうううっと全部吐きだしてえ、ほうら、もっとだらあんとなって、
 力が抜けていくでしょう? いい気持ちになったよね。もう一回吸ってえ、そう、ゆうっくり吐いてえ、
 体の力が抜けてくるう、とおてもいい気持ち、もうどこにも力が入らないよ、どこにも力が入らない。
 いぃい気持ち、とぉってもいい気持ちぃ、」
 目を閉じたすばるの首がぐらぐらしはじめ、やがてがくりと前に傾いた。
 南はその額に手をあてて、静かに起こしてあげる。
「首の力がすぅっと抜ける、首の力がすうっと抜けてえ、どこにも力が入らない、」
 すばるにそう暗示を与えて首を上向けさせると、それまであったわずかな抵抗が完全に消えた。
 額を押しながら頭を大きく上向かせる。すばるの唇が半開きになった。南は右に左に、ゆっくりと揺らし
、回してやる。
「ほうら、こうされていると、頭の中がゆらゆら揺れて、もうなんにも考え
られない。ゆうらゆうらと頭が揺れてえ、もうなんにもわからない、何か余計なことを考えちゃうかも
しれないねえ。でも浮かんできた片っ端からどこかへ流れていっちゃうの。だからなんにもわからない。
 頭が揺れる、ぐらぐら揺れる、揺れて、回って、いい気持ち、」
 南はリズムをつけて歌うように言う。すばるの体は簡単に揺れ動く。手をだらんと体の脇に垂らし、
もう南のなすがままだ。
0289こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:28ID:YgdtlbL5
「すごおくいい気持ちね。なんだか深い海の底でゆらゆら揺れているみた
い、今から私が十、数を数えるよぉ。一から始めて、十って数えて指を
こんな風に鳴らすと、今よりももっともっと深ぁい所に入っていって、もっ
ともっと気持ちよくなるよ、」
「はいひとーつー」
 と南は言いながら少しだけ額を押す。ゆっくり元の状態に戻したところで、
「ふたーつー」またそっと押す。
「数が増えるたびにどんどん深い所へ入っていく、」
 五つで手を離した。しかしすばるの首はゆるやかな前後運動を続ける。南も首が後ろに倒れたところに
タイミングを合わせてカウントした。
「ここのーつぅ。次でとっても深い所に入るうーはいとぉお!」
 パン!
 南は平手を叩いた。すばるの指がぴくっと動いた。深々と息を吐く。暗い静かな所へぐうんと沈んでいく
イメージが南の頭の中にも湧いてきた。
 間違いなく、すばるはもう相当に深い催眠状態に入りこんでいる。
 南はもうちょっと手間取ると思っていたんだけが、すばるがそれだけ自分を信頼してくれているのかと
思って嬉しくなった。
「ほうら、すううううっと、深ぁいところへ入っていくよ、もうどこにも力が入らない、何も考えられない、私の声の他は何も聞こえない、もう何もわからない、」
 すばるの首が斜め後ろに倒れ、引っ張られるように体がぐらりと傾いた。お尻が前へ滑りだし、椅子から
転げ落ちる。南は急いで支え、頭を打たないようにしてやる。すばるの長いフレアスカートがめくれて太腿
の上の方までのぞいている。とっても色っぽい。
「じゃあすばるちゃん、立ち上がってみようね。体に力が入るよ。体に力が入ってきて、楽に立ち上がるこ
とができる、」
0290こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:29ID:YgdtlbL5

 すばるはそれこそ操り人形のように、まったくの無表情のまま身を起こした。目はまだ閉じたままだ。
「静かにまぶたを開けてごらん。なぁんにも見えない。なぁんにも見えない
、」
 南はうつろな目の前で手をひらひらさせてみた。すばるの目は動かない。焦点がどこにも合わないまま、
じっとどこか遠くの方を見るような感じでいる。
「はい、じゃあ目を閉じて、深いところに入っていくよ、もっともっと深い所に入っていく、」
 腰を支えてちょっと揺らしてやりながら、いよいよ本題の暗示を与えはじ
める。
「これから私の言うことをよく聞きましょうね。
 すばるちゃんは漫画を描くのが大好き。白い紙に夢を広げ、自分の描きたいものをそのままイメージした
通りに手が動く、売上なんか関係無く、世界中の読者の面白いと喜ぶ顔が大好き。そうよね」
 すばるの顔がほころんだ。南はそうやってすばるに漫画を書くのが上手になると思われるような暗示をか
け続けた。
 皆実は一通り暗示をかけ終ると、すばるを椅子に座らせ、覚醒暗示を与えた。
「今から十数えてぱんと手を打つと、すばるちゃんはとてもすっきりした気分で目が覚めるよ、」こうして
南はすばるを覚醒させた。
 すばるはぼんやりした表情でいたが、すぐに目をぱちぱちさせ、驚いたように周囲を見回した。
0291こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:29ID:YgdtlbL5

「ぱぎゅ……?」
「気分はどう?」
「南さん…………私…………ぱぎゅう?」
「頭が痛かったり、嫌な感じがしたりしない?」
「大丈夫ですの…………だけど…………今、何かしてましたですの……?」
 南は特に忘却暗示は与えなかったが、すばるは深い催眠状態に入ったので、催眠中の記憶が飛んでいるの
だろう。
 南はちょっとしたいたずら心を起こした。
「すばるちゃんに魔法をかけてあげたのよ。これで明日からはずっとうまくなっているわ」
 南はここでも催眠のことを説明しなかった。そうやって、すばるに暗示の効果が出るのを、当のすばる自
身がびっくりするところを見物してみたかった。
「本当ですの!?」
「ええ。じゃあ、今日はこれでおしまい。暗くなってきたから、気をつけて
帰ってね」
 すばるは腕時計を見てまた驚いた。
 一緒に廊下を歩きながら、すばるはしきりに首をかしげていた。
 南はその様子が面白くて、催眠についてはすばるが効果を確信してからあらためて説明すればいいと思っ
た。それからもう一度施術してあげよう。そうすればもっと効果が出る。本人が心からかけてほしいと思っ
てくれた方が暗示の効き目は強い。

 南には解らなかった、これが失敗であることが、取り返しのつかない、最悪の……。
0292こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:31ID:YgdtlbL5
数ヶ月後。すばるは大手作家になっていた。

今回は遂に和樹さんや詠美さんよりも多く本が売れたですの☆
 自分でも信じられないですの☆
 それもこれも全部、南さんのおまじないのおかげですの☆
 余分な事を考えず、自分の描きたい漫画が描けるようになったですの☆
 これでみんなが愛と正義に目覚めてくれればうれしいですの☆
 「なにが愛と正義だ、とんでもないズルをしたくせに。」
 なんですの、そんなこと言う人は。ズルとはどう言う事ですの?
 「ふざけるな」
 すばるはふざけてなんか無いですの☆
 「おまえの同人誌がバカ売れしてる理由、俺は知ってるんだぞ。」
 な、なにをですの?
 「おまえが牧村って女によって、いんちきを施されたってな。」
 ぱぎゅう…?
 …いんちき…って何ですの…?
 「そうだ。だいたい過去全ての漫画描きであんな事をやった奴なんか誰もいない」
 そんな…ですの。
 「だから、今のお前は実力じゃない、いんちきだけの砂上の楼閣だ」
 南さんがすざくにしてくれた事はいんちきですの?
 でも、南さんはそんな事一言もいってないですの。
 「だから牧村って女もいんちきなんだよ。二人そろっていんちきだ」
 …ちがうですの…南さんはいんちきじゃないですの…。
 「これは漫画その物に対する重大な冒涜だ」
0293こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:32ID:YgdtlbL5
…冒涜…ですの…?
 「おまえは漫画と同人誌と即売会を冒涜し、汚したんだよ!」
 …いや…ですの…。
 「だからおまえはズルをした罰を受けなければならない」
 …罰…ですの…?
 「そうだ。罰を受ければ今度こそ本当に正しい同人誌を作れる。
 おまえの好きな愛と正義を伝える事が出来るんだぞ」
 …罰を受ければ…ですの…?
 「おまえが罰を受ければ、牧村って女のズルを見逃してやろう」
 …すばるが罰を受ければ…南さんは助かるですの…?
 「おまえが反抗するなら、共犯の牧村に罰を受けてもらうが」
 いやですの!
 「南さんは悪くないですの。全てすばるが悪いんですの。
 すばるが自分勝手な話を持ちかけたから…」
 「じゃあ、おまえが罰を受けるんだな」
 …全て…すばるが…悪いんですの…。
0294こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:33ID:YgdtlbL5
 とある即売会が終了し、撤収作業も終りに差し掛かった頃、
 「牧村南って、あんたか」
 南は、眼光が酷く鋭い男達に呼びとめられた。
 「そうですけど、なにか御用ですか?」
 初めて見る男達だった。喩えるなら、小林よしのりの漫画に出てくるサヨクやらシナ人鮮人やらアメリ禍
や淫具乱奴や漏シ唖や腐乱巣の白人のような胸糞悪い雰囲気を持つ男達が10人ほど連れたっている。
見た所不良高校生といった雰囲気で、運営スタッフでもボランティアでもない様だった。
 最初に話し掛けたのはリーダー格の男だろう。
この男は胸糞悪い雰囲気の上に粘着質の視線を南に投げつける。
その男がいった。
 「更衣室に来てよ」
 「更衣室って、男性コスプレイヤー用の更衣室ですか?」
 南が訊き返す。
 男達はそうだと告げると、南を誰も居ない男性用更衣室に連れこんだ。
 更衣室に入るとリーダー格の男が言った。
 「すばるって女が見て欲しいってよ」
 「すばるちゃんが?」
 南はその男の印象と、すばるとが繋がらなかった。
 「ほれ、出て来い」
 その男がすばるちゃんを呼び出そうとしている。
 「どうしたの?」
 南は、少々訳が解らないまますざくが出てくるのを待った。
 「あっ…南さん……」
 「すばるちゃ……!」
 南は、すばるを見て愕然とした。
 すばるは自分の青く長いフレアスカートを自分の胸あたりまで捲り上げていた。
 それだけでなく、すばるの股間にはあるはずの下着が無く、
 かわりに、股間にある二つの穴両方にローターが捻じ込められていた。
 そして中に埋められたローターが大きな震動音を発てながら、ぐにぐに動いてすばるの両穴を貪っていた。
  南は、男に声を荒立てて詰め寄った。
0295こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:34ID:YgdtlbL5

 「あっ、あなたたち!すばるちゃんになにを…!」
 男が鼻で笑いながら、
 「おっと、勘違いするなよ。この女が自ら進んでやってる事なんだ」
 「なっ、なにをバカな事を、今すぐすばるちゃんを放し…!」
 訳のわからないまま、すばるを助けようとする南、しかし
 「そうですの。南さん、これはすばるが自分でやってる事ですの…。」
 すばるの口から、南の想像を超えた言葉が吐き出された。
 「なっ…何ですって…!」
 半分涙声のすばるが続ける。「すばるは罰をうけているですの…」
 「ばっ…罰って何よ…!」
 「南さんがすばるにしてくれたこと、あれはいんちきでズルで創作活動に対する冒涜なんですの…」
 「……?」南はすばるの言ってる意味がわからない。
 「だから、今のすばるはいんちきですの…。絵も、お話も、売り上げも、
 和樹さんや詠美さんと対等な今の地位も、全部ズルといんちきの上に成り立っているですの…」
 「…もしかして、すばるちゃん、『あの事』(催眠術)をいっているのかしら…」
 南の背筋に悪寒が走った。
 「だからすばるは、今こうして罰をうけているですの…」
 「違う!」
 南は大声で叫んだ。
 「すばるがいけないんですの…。すばるが和樹さんに嫉妬して、
 変な色気を出したばっかりに、南さんにも迷惑かけて…」
 「そんな、そんな悲しい事を言わないで…」
0296こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:35ID:YgdtlbL5
 (私がしたことは、気に病んでいたすばるちゃんを気分を楽にさせて、
 ほんのちょっと彼女の背中をポンと押してあげただけなのに)
 「漫画家さんにも、小説家さんにも、絵描きさんにも、ゲーム屋さんにも、
 今まで催眠術に頼った方は誰もいませんですの…。すばるだけが…ズルしたんですの…」
 すばるは、催眠についての知識がない。
 南は魔法と言ってすばるをからかった。
 そのせいですばるは、何か不正をしたのだと、真っ当ではないことをされたのだと思いこんだのだ。
(そうえば、「なぁスの字、あの時、いきなりウマなったよな?ウチに隠れて秘密特訓でもしてたんちゃ
う?』」
 って由宇ちゃんに尋ねられても、「いや…………別に…ですの…」と曖昧な笑みを浮かべて逃げてたわ
。すばるちゃんは自分一人だけ上手くなろうとするような子じゃない。
教えなかったのは、"魔法"の力でうまくなったことに罪悪感をおぼえていた
から。
 和樹さんも、 「すごいよ。俺が教えてほしいくらいだぞ、うらやましい」なんて言ってたっけ。
 和樹さんは向上心が強い。すばるちゃんの実力、売り上げも信じられない急上昇の仕方を見て奮起した
のだろう。
 しかも詠美ちゃんが、
 「ちょおちょおむかつくぅ!どんなあやしげな魔法を使ってんのよ!真の実力者は、この詠美ちゃん様
だけなんだからぁ!!ふみゅ〜ん」
 詠美ちゃんは知ってか知らずか、とにかくこれがすばるちゃんの罪悪感を決定的にしてしまったのだろう。
憧れのカリスマ同人作家達が一斉に羨望の眼差しを向けるようになった
 すばるちゃんの同人環境はまばゆいばかりに激変した。そのきっかけは
 自分の、不正。
 みんなが賞賛すればするほど、和樹さんが奮起すればするほど、
すばるちゃんの中に深く突き刺さってくる)
 南とすばるとの誤解だった。今日明日にでも催眠についてきちんと説明
して、他の子にも同じことをしてやれば、すぐに解消できたはずのことだっ
た。
0297こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:35ID:YgdtlbL5

 だが、それより早く、この男はすばるをずるをしてうまくなりやがってと散々に責め立て、引け目を感
じていたすばるをすっかり打ちのめした。
だからわずかな時間で完全に彼らの奴隷に成り下がった。
 すばるの生真面目な性格が裏目に出たのだ。
 南に声をかけたときの奇妙な表情、あそこにあって、南が読めなかった
のは、罪悪感と、隠していた罪が明らかになった安堵だったのか。
「すばるちゃん、しっかりして! あれはずるじゃないの!」
 南は必死に叫んだ。 だが、
「いいんですの、南さん………私、反省してるですの………だから……」
 すばるはうつろに口にした。言いながら腰をみだらにくねらせた。
「やめなさい!反省? こんな陵辱が反省だというの?ただ、この男達がすばるちゃんを犯したいだけなの
よ!それに、こんな事で反省なんか出来るわけないでしょう!」
 南は激怒した。そんな言葉ではとても物足りない、激情を。
 リーダー格の男に飛びかかり、平手で頬をぶった。 そして首を締め上げる。
「南さん、やめて…ですの………」
 すばるの懇願が耳に流れこんできて、南は我にかえった。
でなければこの後何をしてしまっていたかわからない。
 男は喉をぜいぜい言わせながら仲間たちの後ろに逃げこんだ。
「すばる、反省してるですの………南さん、怒らないで………すばるが悪い
ですの、すばるが、だから……」
「すば……るちゃ…ん…」
 南は涙があふれてきた。 言わなければならないことが山ほどあるのに、口ばかり動いて、声にならない。
0298こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:36ID:YgdtlbL5
(すばるちゃん、違うの。
 催眠はずるでも何でもない。メンタルトレーニングの一環として、あちこ
ちで使われているのよ。
 催眠は魔法じゃなくて、技術なの。やり方を覚えればあなたにもできる、
そういうもの。
 あんなに上手くなったのは、元々あなたが素質を持っていたから。それが
発揮されただけ。あなたには能力があるの。誇っていいのよ!
 あなたは何も悪くない!
 こいつらが、こいつらが……! )
「……ひどいな、南さん」
 リーダー格の男がまた言ってきた。
「自分がやったことを暴力で誤魔化そうとするなんて。そういう人だったな
んてな。だからこの女にもずるさせたんだよな」
「違う! すばるちゃん、しっかりして! 私の話を聞いて!」
「おいすばる、この女はまだお前にずるさせ続けるつもりだぜ」
「……南さん、やめて…………もう、すばる、ずるしたくないですの………」
「ははははは、いいぞ、よく反省できてるじゃないか!」
 ボケリーナと呼ばれる南が初めて持った感情、『絞め殺してやりたい』
 南にとって口惜しい事に、この男は催眠については無知で、ついでに品性は下劣を通り越して最低だが、
人の心の操り方をよく心得ているらしい。
 心をおかしな方へ誘導されたままのすばるの中では、
すばると南はずるをした共犯同士。この男たちはその歪んだ性根を
叩き直してくれる指導者となっている。
 男の言葉はすばるにとっての"正しい"構図を補強する。
どんな人間にとっても、自分が正しいと思っていることに同調して
もらうのは快感だ。
だからすばるには男の言葉が心地よい。心地よいからますます
受け入れる。
0299こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:37ID:YgdtlbL5

私よりも男の言葉の方を受け入れ、自ら望んで奴隷に堕ちてゆく。
(どうすればこの構図を崩せる?
 一番いいのはこの場から逃れること。ここは文字通り閉鎖された空間だ。こういう場所では己を取り戻す
のは難しい。
 だが相手は大勢の男達。簡単には逃してくれないだろう。下手に反抗して
興奮させたら、もっとひどいことになる可能性もある。 ーどうしたらいい?)
「それで…………私を呼びだしたのは、なぜかしら?」
「……ふふ、決まってるじゃないですか、罰を受けてもらうんですよ、ずる
をさせた罰を…………」
(やっぱり。)
 たしかに不良男子高校生丸出しの考えだ。
「………………」
 ショックを受けた風に押し黙っていると、案の定男は言いつのってきた。
「嫌なんですか。別にいいですよ。こいつがこんなになっているビデオが2ちゃんねるで流れるだけだ
から……」
「なんてこと……」
 そんな時、リーダー格の男が突然提案して来た。
「南さん……自分に催眠術ってかけられる? くく……」
「………………?」
 南は頭が回転して、意味を理解できるようになるまでに少しかかった。
「かけられるけど…………それが……?」
「じゃあ、南さんには自分に催眠術をかけてもらいましょうか」
「………………」
「いやならいいんですよ、このままこいつを公衆便所にするだけだから」
「ま、待って」
 南は頭の中の霧が一気に晴れた様な気がした。
 (これは…………チャンスかもしれない!)
「どんな催眠を……かけるつもりなの……?」
0300こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:37ID:YgdtlbL5

「それはね、南さんが俺の言った歳になっちゃう催眠術」
 やっぱり。 南は、男が催眠術については詳しくないことに安堵した。
 (確かに自己催眠というものがあるにはあるけど、あくまで深くリラックスする程度のもの、人格変換
や年齢退行ができる記憶支配段階に達する
のは他人の力を借りないと無理よ。それを知らないなら、言うとおりになったふりをして、逆手に取って
やる)
「さ、やってください」
 すばるが自分でスカートを捲り上げたままなのを横目で見て、(なんとしてもすばるちゃんだけは助け
ないといけない)と意を決した南は、ベンチに腰かけ手を膝の上に置いて目を閉じた。
 少なくともかかったふりはしてみせなければならないのだから、軽いトランス状態ぐらいにはなった方
がいいだろうと思った。
 南は深呼吸をし、体の力を抜く。
(手が温かい…………手が、温かなお湯にひたしたみたいに、じわーっと温
かくなってくる……)
 手や足が重く感じる、いわゆる重感暗示から入るのがオーソドックスな手
法だが、常日頃から自己催眠を練習している南は、これですっとトランス状態に入ることができた。
(気が楽になる…………お腹がぽかぽかしてきて、額はすーっとしてくる…
…)
 南のまぶたがひくひくする。手足が痺れたようになってぴくぴくし出した。
 だが、これまでにない激情のすぐ後にリラックスの暗示を与えたせいか、南の意識が急激に薄らいでい
った。意識だけは残さないと行けない南はさらに意識を集中させる。(いけない、このまま眠っちゃう、
集中、集中、)
 男の手が触れてきたのはその瞬間だった。
0301こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:38ID:YgdtlbL5
南の表情筋の変化を男は見過ごさなかった。
 人間、特別な訓練でも受けていない限り、必ず内心は顔に現れる。
 南の目尻がゆるみ、頬も垂れ、完全にリラックスしきった、だらしないくらいの顔つきになった。さっ
きまで痙攣していたまぶたが今はしっかりくっついている。
 かなり深く催眠に入ったことを表していた。
 男は手を伸ばし、南のこめかみを押さえた。
「!?」
 南は驚いて目を開けたその顔を上向かせ、のしかかるようにしてのぞきこむ。
「俺の目をじいっと見て…………じいっと…………ほうら、もう目が離せな
い…………目を閉じることができない…………!」
 南は愕然としたように身じろぎしたが、強く投げかけた男の暗示に
絡めとられて、視線をそらすことができなくなり、目を丸くしたままでいる。
(俺が催眠術についてまるきり無知だと馬鹿にしていただろう?
 残念でした。実際にやったことはないが、テレビや映画で色々見て、大体
のことは知っているんだ。
 もっとも、一からかける自信はなかったから、途中までこいつ自身にやって
もらうことにしたのだが)
 男は作戦の大成功で歓喜に打ち震えた。
 南の頬から鼻のあたりが激しくひきつっている。目を閉じたいのに
閉じられない。どこをどうすればいいのかわからなくなっている。
 南に催眠をかけているリーダー格の男は、すばるが声を出させないように「今から皆実さんは罰を
受ける。おまえは邪魔するんじゃないぞ」と言い含めてから声のトーンを落とし、南に向かってゆった
りとささやきかける。
0302こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:39ID:YgdtlbL5

「目を閉じたいでしょう? でも閉じられない。目がしょぼしょぼして、痛
くて、たまらないでしょう? 閉じたい。まぶたを下ろしたい、俺がハイって言ったら、その目がすっと
閉じますよ、閉じるよ……ハイ!」
 男が鋭く言うと、南は一度だけびくっとして、まぶたが幕でも下ろすよ
うにすっと下がっていった。赤くなってきていた瞳が隠され、にじんでいた
涙が粒になって流れていった。
「そうら、すご〜く、すご〜くいい気持ちだ、あたたか〜い、まっく
らな所へ〜、ぐんぐん沈んでいく、いい気持ちだ、すご〜くい
い気持ち、もうどこにも力が入らない、首ががく〜んと後ろ
に垂れてえ、体の力がすうっと抜けてえ、そうら、もう完全に体
の力が抜けてしまった」
 首が後ろに倒れてゆき、上体が傾くに合わせて腿の上を手が滑ってゆく。それまで視線を気にして
ぴったりくっついていた
膝が離れ、スタッフ衣装のタイトスカート(電撃大王)のすそから白いパンツがのぞいた。
南は完全にかかっている。
 男は南の頭の後ろへ手を入れ起こした。
「今から三つ数えると、南さんは目を覚まします。それから俺が手を目の前にかざすと、あなたはまた
今と同じ催眠状態に入っていってしまいます。その時には、もっともっと深い、もっと気持ちいい状態になることができますよ」
 三つ数えると南はぼんやりと目を開けた。 顔にはさっきの涙の後が残っている。
「さあ南さん、この手を見て、じっと見て…。この手が額に触れると、あなたはまた深いところに入って
いく…」
 軽く額を叩く。まぶたが落ち、かくんと後ろに倒れてゆく。
「深〜く、深〜く、さあ、三つ数えると、また目を覚まします」
「ほうら、この手をじっと見て」
「はい、また深く、深く眠る、もっともっと深い催眠状態に入っていく、すご〜くいい気持ちだ、」
 数回繰り返すうちに、南はすっかり男の言いなりになってしまった。
0303こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:39ID:YgdtlbL5

「もう何も考えられない、お前は、深い所に沈んでいて、俺の声しか
聞こえない、俺の言うとおりにするのがとても気持ちいい、お前は深い催眠術にかかっている。俺に
催眠術をかけられるのはとても気持ちいい。気持ちよくて、逆らおうという気にならない。逆らったら
、体がものすごく重たくなって、つらくてつらくてたまらなくなってしまう。わかったな。わかったら、
返事をするんだ」
「………………はい……」
「それじゃあ駄目だ。もっとしっかり、はい、わかりました、ご主人様と言
え。そう言ったらとても幸せな気分になれる」
 南は抵抗するように唇を震わせた。
「言わないと脳に電気の粒子が走って、体中が電気でびりびり痙攣してくる、体中が電気で痺れて気持ち
悪くなる」
 それでも南が我慢していると、男は電気の量をだんだん強くした。
 その暗示を重ねると、猛烈な電撃に耐えかねたか、体中震わせながら口にした。
「ははは、はいいいい、わわわかかりりままししたた、ごごご、しゅしゅしゅじじんんん、さささまま
ままま、」
 すかさず肩を押さえ、左右に揺らしてやる。
「そうだ、よく言えた、言えたから、ほうら、電気の痺れがなくなって、も
のすごくいい気分だ…………とても気持ちがいい…………たまらない快感だ……」
 南は安堵の笑顔を浮かべ、熱い吐息をついて身をくねらせた。
 手を引いて立たせた。目を開けさせる。皆が息をのんだ。いつもにこにことしていた南が、蝋人形の
ようなうつろな目に変わり、あらぬ方向を見つめたまま身動きひとつしない。
「よし、目を閉じて…………俺の言うことをよく聞くんだ。
 今から五つ数えるとお前の意識は元に戻る。でも俺に催眠術をかけられた
ことは覚えていない。俺のいいなりになりたいということで頭がいっぱいで、他のことは何も考えられ
ない。でもお前は催眠術にかかったままで、俺の言うことにはなんでも従ってしまう。わかったな。
じゃあ数えるぞ。ひとつ、ふた
つ、みっつ、よっつ、いつつ、はい!」
 南は目が醒めたように表情が戻った。しかし南は醒めた後もリーダー格の男を名にかを待ち望んでいるか
のような表情で見ている。御主人様の命令を待っているのだ。
0304こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:40ID:YgdtlbL5
 「南」男は奴隷を呼んだ。
 「はい、ご主人さま」皆実が応える。
 「あの女にお前の催眠術を施してやれ」
 南はためらいもせずすばるに向かった。そして、自分のスカートを捲ったままのすばるの両腕を軽く握る

 「すばるちゃんは催眠術にかかりました、ほうら気持ち良くなって、なにも考えられない、どんどん深く
入れば入るほど、どんどん気持ち良くなっていく…」
 あれから何度も南から催眠術を施されたすざくは、簡単に催眠状態に入った。
 そこで男が南にある命令を出した。それを南は忠実に行う。
 「すばるちゃん、いまから私の声は男の人の声になります。その男の人の声を聞いたら、すばるちゃんの
意識はさらに奥深くに沈んでいきます。もっと深い催眠状態に入ります、いち、にぃ、さん、」
 「はい!」男の声が南の声に割って入った。
 「さあ、これですばるはこの俺、松原海里の催眠術にかかった。もう俺の声しか聞こえない、俺の声を聞
くととても気持ちが良い、常に催眠状態のままで居たくなる、俺に逆らったら脳に電気の粒子が跳びまわり、
体が芯から痺れ出して気持ち悪くなる。俺の言う事を聞いていれば、体の心から温かくなりとても気持ち
良くなる」
 海里はすばるに暗示をかけていく。
「すばる、わかったな。わかったら、返事をするんだ」
「………………はい…ですの…」
「それじゃあ駄目だ。もっとしっかり、はい、わかりました、ご主人様と言
え。そう言ったらとても幸せな気分になれる」
 南によって催眠術にかかりやすくなっていたすばるは、抵抗して電気で痺れるそぶりもみせずあっさりと

「はい…ですの………わかりました…ですの…………ご……しゅじん……さま……」
 海里は南にそうしたようにすかさずすばるの肩を押さえ、左右に揺らしてやる。
「そうだ、よく言えた、言えたから、ほうら、体の芯が温かくなって、ものすごくいい気分だ…………
とても気持ちがいい…………たまらない快感だ……」
 すばるは安堵の笑顔を浮かべ、熱い吐息をついて身をくねらせた。南によって催眠の導入を受けた
ことも、この容易さに繋がっていた。
0305こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:41ID:YgdtlbL5

 海里は二人を跪かせると、
 「すばる、南、俺が今から三つ数えたら目を開け。そしてお前達の目の前に出される物をしゃぶれ。
しゃぶらないと脳に電気の粒子が跳びまわり体が芯からびりびり痺れてどんどん気持ち悪くなる、
音を立ててしゃぶればしゃぶるほど、体が芯から熱くなって幸せな気持ちになってくる」
こう海里がいうと、二人の目の前には10本ほどのペニスが突き出された。
 海里が「いち、に、さん!」と言った。目を開いた二人の目の前には、沢山のペニスが並んでいる。
 彼女達はさいしょはためらっていたが、電気で痺れる暗示を重ねられるとやがて派手な音を立てながら
しゃぶり始めた。
 「はむっ、ちゅう、ぶちゅうう、ぺちょ、ぶちょぺちょ」
 「ほかのも手を使って扱け」
 海里の命令で2匹の奴隷は両手にペニスをつかんで扱き始めた。特にすばるはまだ二つのローターを両穴
に入れたままだ。
 「ちゅうちゅう、ちゅうぶちゅう、ぺちょ、べちょぶちょ」
 「出すぞ、全部飲み込め!」口に含んだペニスから射精された。
 「ちゅうちゅうちゅうちゅうぶぞうじゅるじゅるぶちゅ」
 2匹とも命令通りに精液を全部飲み込んだ、そして
 「…ちゅううううう」尿道に残った精液も全部吸い出した。
 その最中にも手で扱いていた他のペニスが次々に射精し、南とすばるの顔を白くべとべとにした。
 「よし、南、すばる」
 海里の声に二人は精液べとべとの顔を命令を待つメイドの表情で向けた。
 「俺が三つ数えると『お願いですセックスしてください』と繰り返し言い続ける。言い続ければ言い
続けるほど脳とま○こに電気の粒子がじりじり飛び交い、体の心が熱くなってとっても気持ち良くなる、
脳とま○こが電気でびりびり痺れて、たまらなく気持ち良くなる、いち、にっ、さん!」
 海里が言い終わると間髪入れず二人は言い始めた。
0306こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:42ID:YgdtlbL5

 「お願いです、セックスしてください、お願いです、セックスしてください、お願いですセックスして
ください、お願いですセックスしてください、お願いですセックスしてくださいお願いですセックスして
くださいお願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてくださいおね…」
 まるで壊れたCDプレーヤーのように南とすばるはその言葉を言いつづけた。言えば言うほど二人の顔
は喜悦に満ち、あそこは小便を漏らしたかのようにぐしょ濡れだ。
 海里は高らかに笑いながら、取り巻きの男達に南の下着を脱がしすばるのローターをはずさせ、挿入の
準備を差せた。
 「南、すばる、お前達はま○こにちんぽを挿入されると、これまで生きてきた人生の中で最も激しい
快感を得るようになる。気持ち良すぎて、あそこにちんぽを入れてくれることだけを望むようになる」
 そう言い終わると一気に突き入れた。
 「あひいいいい」二人は獣のように嬌声を上げた。
 あまりに滑らかに入っていったので、その勢いで処女膜を突き破った。
 「ぎゃひいいいいい」暗示によって、処女膜を破られた激痛さえこの世のものとは思えぬ快感となって
南とすばるを襲い、二人ともそのショックで白目をむいてしまった。
 「気持ち良いか、気持ち良いだろ」
 海里は容赦無く白目を剥いた二人に服従の言葉を要求する。
 「気持ち良いです、ご主人様、気持ち良いです、ご主人様、きも…」
 「気持ち良いですの、ご主人様、気持ち良いですの、ご主人様、きも…」
 二人は白目をむきながら服従の言葉を復唱させられながら突き上げられていた。そして二人で十人以上
の男達の精液を膣と肛門にぶちまけられた。
 「気持ち良いです、ご主人様、気持ち良いでえぇぇえええぇぇぇ!!」
 「気持ち良いですの、ご主人様、気持ち良いですのおおおぉぉおおぉぉ!!」
 
0307こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:43ID:YgdtlbL5
 「南、すばる、起きろ、催眠術にかかったままでな」
 陵辱が終ってすぐに、激しい疲労で眠っていた二人をたたき起こした。
 二人は、すぐに体をよろけさせながらも起き上がり、ぼうとした表情で海里の命令を待っている。
着衣こそしている物の、上は胸が丸見えになるまでめくれあがり、スカートも股間が見えるぐらい捲り
上がっている。そして、衣服の全て、身体中が精液でべとべとだ。
「そうそう、それでいい」
「はい…………ご主人さま……」二人は声を揃えた。
 二人が催眠状態のままなのを確認すると、海里は次の暗示を与えた。
「『淫乱マゾ奴隷』、これからずっと『淫乱マゾ奴隷』と言われると南とすばるは深い催眠状態になって
、この俺、松原海里の言うことを何でも素直に聞く、とっても利口な、いい女になるんだ。わかったな?』
『はい……南は、すばるは、いつでもすぐに催眠状態に入ります、の……』
『ははは、よくできた。じゃあ、今からお前達は声を揃えて数を一万数えるんだ、そう、一万だぞ、
いち、に、と数えて一万まで数えるんだ。声を揃えて数え終わると、お前達は今催眠状態になったことは
すっかり忘れて、二人残って会場の撤収作業が終わった事を喜んでいる。何一つおかしなことは起こって
いない。何も思い出せない。口や顔や股間や身体中の精液にも全く気付かないし、見えもしない。でも、
キーワードは心の奥底でしっかりとおぼえていて、いつ、どこででも、言われたらすぐに催眠状態になる
んだ。いいな。じゃあ数えはじめろ』
 南とすばるは一から順番に声を揃えて数をつぶやきはじめる。海里を始めとした男達はゆっくりと後
片付けをして、し終わったら海里は高笑いしながら出ていった。
 二人が一万まで数え終ると、南とすばるはそろってはっとした表情になり、ちょっとだけきょろきょろ
した。そして皆実が言った。
 「ふー、やれやれ、やっと撤収作業が終ったわ」
0308こみパ催眠・南&すばる01/11/08 18:45ID:YgdtlbL5
夕方まで即売会場だった広いホール。
 その中心に女が二人で会話していた。
 「こんな夜遅くまで撤収作業を手伝ってくれて、助かったわ、すばるちゃん」
 「いいんですの☆ 南さんのお役に立てて嬉しいですの☆」
 「スタッフ以外の即売会の設営撤収は自由参加だけど、すばるちゃんがよかったらこれからも…」
 「ぜひ、参加させてくださいですの☆ 南さんのお手伝いしたいですの☆」
 そう会話し合いながらホールから出ていく二人は、いずれも顔を精液でべとべとにして口の中も精液
まるけ、そして股間から太股にかけて大量の精液とマン汁と鮮血が止め処も無く流れ落ちていた。
 しかし南とすばるは海里の催眠術によって、体中を精液でベトベトにしている事どころか、今の自分が
ノーパンである事にすら気付く事は無かった。

>>284-307こみぱ催眠・南&すばる でした。
引き続き、こみパ催眠・南&瑞希でお楽しみ下さい。
0309こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:50ID:YgdtlbL5
 とある高校の下校時間。
 白とえび茶色のセーラー服に身を包んだ少女が校庭を歩いている。彼女の名前は高瀬瑞希。セーラー服の
上からでも判るバスト92センチの巨乳を異性同性関係なしにからかわれるので、彼女自身は外見に多少コ
ンプレックスを抱いている。だから、いつもは長い髪を右横で青紫色ののリボンでポニーテールのように纏
めている程度のお洒落しかしていない。しかし、そのベビーフェイスな顔と巨乳のアンバランスさは学内
トップクラスの美少女といってもよかった。
その瑞希は、校門をくぐった所で見知った顔に出会った。
 「あれ、南さん、どうしたんですか?」
 「瑞希ちゃんと一緒に、お茶でも飲もうと思って」
 牧村南はそう言って瑞希を誘った。
 瑞希は同人誌サークルで売り子などの手伝いをしていて、さらに即売会スタッフのボランティアもした事
があった。その縁で南とも知り合いになっていた。
 瑞希は不思議そうに「だって、この時間だと仕事のほうはいいんですか?」と訊く。
 「私の仕事は忙しい時と暇なときの差が激しいの。今は暇な時だから大丈夫よ。」南はそう応えた。
 「それだったら、御一緒します。南さん、紅茶に詳しいから会話が楽しくて」瑞希は喜んで了解した。
 「それじゃあ、私の家で紅茶をご馳走するわ」
 「はい☆」
 こうして、南は自分の家に瑞希を入れるのに成功した。
0310こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:51ID:YgdtlbL5
 南の家は狭いアパートの一室だった。しかし、彼女のインテリアのセンスが良さですっきりとして住み
心地良さそうな印象を与えていた。
 「南さんのロシアンティーって殆どイチゴジャムを入れないんですね」
 「風味を付けるだけだから。瑞希ちゃんはジャムもミルクも一杯入れるのね」
 「え、ええ(焦)。でも南さんの飲み方のほうが大人っぽいですよね」
 「そうでもないわよ。寧ろ、瑞希ちゃんのほうが本場の飲み方に近いかも」
 その中で南と瑞希の二人は紅茶談義に花を咲かせていた。
 「あの、南さん、肩こりに効くハーブティーってありませんか?」
 瑞希が話題を変えてきた。
 「肩こり?」
 「ええ、最近肩こりが酷くて、いろいろハーブを買って試してるんですけど、なかなか効き目が無くて」
 瑞希は中学の時からどんどん胸が豊かになり、今ではバスト92cmまで育っていた。その急激な成長の
為、激しい肩こりに悩まされていたのである。
 「そっか、肩こりねぇ」
 瑞希の話を聴いて、南は何か思案していた、ように見せた。
 「突然だけど瑞希ちゃん、催眠術って知ってる?」
 「さ、催眠術ぅ?」当然、瑞希は訝しがった。
 「そ、そりゃあ知ってますけど、何でいきなり?」
 南は瑞希の反応にも落ち着きを払っている。
 「私、大学で心理学を専攻していたんだけど、その過程で催眠術も齧った事があるのよ」
 「は、はぁ」
 「大丈夫よ、心配しなくても」
 「で、でもぉ」瑞希は心配そうな顔になる。
 「瑞希ちゃんも知ってると思うけど、同人作家さんってああいう作業だから、肩こりとかで悩んでる人が
多いのよ」
0311こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:52ID:YgdtlbL5
「ええ、わかります」実際に漫画を描いている作業を手伝った事もある瑞希はうなずいた。
 「だから、そう言う人達に頼まれて、催眠術で肩こりを治してあげるのよ」
 「で、でも、催眠術なんかで治るんですか?」渋る瑞希に、
 「ええ、和樹さんや由宇ちゃんもよく訪ねてくるわよ」
 南は瑞希のサークルの主宰の名前を出した。
 「そっか、由宇ちゃんや…和樹もやってるんだ……」
 クラスメートの少女と幼馴染の少年の名前を出されて、瑞希の心からは不安と猜疑が薄れ安心感と好奇心
が膨らんできた。
 「それじゃあ、ダメモトでやってみようかな」瑞希は催眠術にかかることを承諾した。
 「だめよ」南が言った。
 「えっ?」当然、瑞希は聞き返す。
 「ダメモトなんて気持ちじゃ効果ないわよ。本気で治したいって思わなきゃ」南がダメを押した。瑞希を
本気で催眠術にかけやすくする為に。
 「は、はい。お願いします、南さん」瑞希は気合を入れた。
 「そんなに堅くならなくていいわよ、リラックスして」
 「は、はぁ」瑞希は固い返事だ。
 「さて、っと」
  南が瑞希の肩に手を置くと、瑞希はびくっとした。緊張ありありだ。
 「それじゃあ、はじめるわよ?」
 「は、はい!」
 「…だけど瑞希ちゃん、催眠術ってどんなものだと思ってるの?」
 「どんなものって、言われても…」
 瑞希の催眠術の印象は世間一般で思われている通り、相手をどんな風にでも操ってしまう、魔法めいた
もの。
 「大丈夫だって、瑞希ちゃん、そうだ、あなたテニスをやってるって言ってたっけ」南が話しを振る。
 
0312こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:53ID:YgdtlbL5
「え、ええ。もう引退しましたけど」
 「それじゃ、イメージトレーニングってやった事がある?」
 「は、はい。自分の一番良い状態をイメージする訓練ですよね」
 「そう、それなら話が早いわ。それこそ催眠術が世間一般で活用されている例よ」
 「そ、そうなんですか」実際にイメトレをやった事のある瑞希は理解したような顔をした。
「それに催眠術と言っても、肩こりを治すだけだから、勝負を競うスポーツのイメトレよりはよっぽど軽い
物よ」
 「そうですか。なんか、南さんの話を聴いて安心しちゃったな」瑞希がほっとした顔になる。 南から
催眠術のレクチャーを受けて納得したみたいだ。
 「よかったわ、じゃあまず、そうね、そのままでいいから足を伸ばして、思い切り伸びをしてみて
。後ろに倒れちゃいそうになるくらい」
「はい」
「言っておくけど、これは催眠術でもなんでもないからね。ただリラックスし
てもらいたいだけよ」
「あ、そ、そうですよね、私もイメトレの最初はこういう事をやってました」
 瑞希は柔かな笑顔を見せた。経験した事だから緊張がほぐれる。
「もう一回。思いっきり伸びて、手も指先までばあっと伸ばして、それか
らだらあんと全部の力を抜いてみて。だらあんと、だらあん、だらあん、」
 南は間抜けなアクセントをつけて繰り返す。瑞希もも面白がってちょっと笑い、
 「南さんがテニス部に居れば私ももう少し成績が良くなってたかも」
 と軽口を叩きながらも言葉通りに深々と息を吐き、手足をだらしなく投げ出した。
 「それでいいわ。楽になったでしょ? じゃあもう一回。そおら、腕を伸ばし
て、体中をぴんと伸ばす感じで、伸びて、伸びて、伸びて、そう、目一杯伸ば
して。苦しいくらいになったら、はいだらあんとして、だらあん、だらあん、息も深あく吐いてみて」
 瑞希は本当に気持ちよさそうに椅子の上で脱力した。
 南はさらにもう一回伸びをさせた。瑞希はもう体に力を入れるのが面倒そうだ。南は少し言葉を変え、
暗示を忍びこませてゆく。瑞希はまだ催眠をかけられているとは思っていない。
 
0313こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:54ID:YgdtlbL5
「もうちょっと力を入れてみて、力むくらいにして、自然と全身が伸びていくよわよお、全部伸びきった
ら、はいだらあんと、だらあん、力が抜ける、体の力がどんどん抜けていく、手も、足も、だらあんと
なって、すごおくリラックスした、いい気持ち、」
 瑞希はまぶたが半分閉じたようになっている。もう一回やらせると今度はもう眠りこんでしまいそうな
顔つきになった。
 「目を閉じてもいいわ。目を閉じて、今度はいっぱい息を吸ってごらんなさい、そう、たあっぷり息を
吸いこんで、ふうううっと全部吐きだしてえ、ほうら、もっとだらあんとなって、力が抜けていくでしょ
う? いい気持ちよね。もう一回吸ってえ、はい、ゆうっくり吐いてえ、体の力が抜けてくるう、とても
いい気持ち、もうどこにも力が入らないよお、どこにも力が入らない。いぃい気持ちぃ、とおってもいい
気持ちぃ、」
 目を閉じた瑞希の首がぐらぐらしはじめ、やがてがくりと前に傾いた。
 南はその額に手をあてて、静かに起こす。
 「首の力がすうっと抜けるぅ、首の力がすうっと抜けてえ、どこにも力が入らない、」
 そう暗示を与えて首を上向けさせると、それまであったわずかな抵抗が完全に消えた。
 額を押しながら頭を大きく上向かせる。瑞希の唇が半開きになった。右に左に、ゆっくりと揺らし
、回してやる。
 「ほおら、こうされていると、頭の中がゆらゆら揺れて、もうなんにも考え
られない。ゆうらゆうらと頭が揺れてえ、もうなんにもわからないぃ。何か余計なことを考えちゃうかも
しれないわねぇ。でも浮かんできた片端からどこ
かへ流れていっちゃうの。だからなんにもわからない。頭が揺れる、ぐらぐら揺れる、揺れて、回って、
いい気持ちぃ、」
 南はリズムをつけて歌うように言う。瑞希の体は簡単に揺れ動く。手をだらんと体の脇に垂らし、もう
南のなすがままだ。
 「すごおくいい気持ちだね。なんだか深い海の底でゆらゆら揺れているみた
い、今から私が十、数を数えるよお。一から始めて、十って数えて指を
こんな風に鳴らすと、今よりももっともっと深あい所に入っていって、もっ
ともっと気持ちよくなるわよお、」
0314こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:55ID:YgdtlbL5
 「はいひとーつぅ」
 南は言いながら少しだけ額を押す。ゆっくり元の状態に戻したところで、
 「ふたあつぅ」
 またそっと押す。
 「数が増えるたびにどんどん深い所へ入っていくぅ」
 五つで手を離した。しかし瑞希の首はゆるやかな前後運動を続ける。南も首が後ろに倒れたところに
タイミングを合わせてカウントした。
 「ここーのーつ。次でとっても深い所に入るー、はい、とぉお!」
 パン!
 南は平手を叩いた。瑞希の指がぴくっと動いた。深々と息を吐く。
 瑞希は間違いなく、もう相当に深い催眠状態に入りこんでいる。
 南はもうちょっと手間取ると思っていたが、イメトレの経験と言うよりは、瑞希自身の被催眠性が抜群に
高いと言う事だろう。もちろん、瑞希が南を信頼しきっているからでもある。
 「ほうら、すううううっと、深あいところへ入っていくよお、もうどこにも力が入らない、何も考え
られない、私の声の他は何も聞こえない、もう何もわからない、」
 瑞希の首が斜め後ろに倒れ、引っ張られるように体がぐらりと傾いた。お尻が前へ滑りだし、椅子から
転げ落ちる。南は急いで支え、頭を打たないようにしてやる。横ポニーが揺れ、瑞希の短いプリーツ
スカートがめくれて太腿の上の方までのぞいている。とっても色っぽい。
 「じゃあ瑞希ちゃん、立ち上がってみようね。体に力が入るよ。体に力が入ってきて、楽に立ち上がる
ことができる、」
 瑞希はそれこそ操り人形のように、まったくの無表情のまま身を起こした。
目はまだ閉じたままだ。
0315こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:56ID:YgdtlbL5
 「静かにまぶたを開けてごらんなさい、なあんにも見えない。なあんにも見えない、」
 南は瑞希のうつろな目の前で手をひらひらさせてみた。目は動かない。焦点がどこにも合わないまま、
じっとどこか遠くの方を見るような感じでいる。
 「はい、じゃあ目を閉じて、深いところに入っていくわよお、もっともっと深い所に入っていく、」
 腰を支えてちょっと揺らしてやりながら、いよいよ本題の暗示を与えはじ
める。
 南の目が怪しく光った、様に見えた。
 「これから私の言うことをよく聞きましょうね。肩こりを治すにはまず体を解さなければならないの。
体を解すには、体の中に軽い電気を通して少し刺激する必要があるわ。はい、私が三つ数えると瑞希ちゃん
は体中にぴりぴり電気が走ってとっても気持ち良くなる、体中を走る電流の力でどんどん肩こりが取れて
いく、いいわね?」
 「……はい…」瑞希が虚ろに返事をした。
 南が数える。「いち、にっ、さん、はいっ」
 「あはあんっ」瑞希の体が電気で痺れた蛙の足のようにビクンと撥ね、恍惚とした顔で奮えだした。
 「瑞希ちゃん、気持ち良いわよね、体が軽くなったよね」南は暗示をかけて条件付けをしていく。
 「は、はい。体が軽くなって、気持ち良いです」軽く奮えながら瑞希は喜びの声を上げた。
 「瑞希ちゃん、これから電気の量を増やすと、どんどん気持ち良くなる。電気の量が増えれば増えるほど
体の芯が熱くなって、体が軽くなって、とっても気持ち良くなる。はい、電気の量が増えたわ、どんどん
増えていく」南が言った。
 「あはあぁあぁん」瑞希はとろけそうな表情で喜んだ。
 「瑞希ちゃんが気持ち良いですっていえば言うほど気持ち良くなる」南は矢継ぎ早に条件付けをしていく。
 「気持ち良いです、気持ち良いです、気持ち良いです、」瑞希はそう叫びながらどんどんうっとりした
顔になっていく。
0316こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:56ID:YgdtlbL5

 「はい、もういいわ、瑞希ちゃんは体の力が全部抜ける、そして、体中の電気もスーと消える」
 南がそう言うと瑞希は糸が切れた操り人形のようにがくんと崩れ落ちた。
 それを見届けると南は、瑞希を椅子に座り直させてから覚醒の暗示に入る。
 「これから催眠術の世界の扉を開ける方法を決めましょう。いいですか、瑞希ちゃんは私に両手を握ら
れたら催眠術にかかります。いつでもどこでも私に手をギュッと握られたら深い深い催眠状態に入って、
命じられた通りに動いてしまう操り人形さんになってしまいますよ」
 「はい…」
 「お人形さんになってしまうのを怖がらなくていいですよ。人形は命令のままに動く、人形になれば
自分は何も考えなくていいから楽ちんでとても気持ちいい、だから自分から進んで人形になりたくなる、
そうですね。」
 「はい」
 「じゃあ確認しましょう、瑞希ちゃんはどうされたら気持ちいい催眠術の世界に入ることができますか?」
 「南さんに両手を握られたら、私は催眠術にかかります」
 「そして何になっちゃうのかしら」
 「南さんの言う通りに動くお人形さんになります」
 「そうなるととっても素敵な気分になります、これからはお人形さんになることが瑞希ちゃんにとって
最高の楽しみになりますね」
 「はい、楽しみです」
 「でも、このことは誰にも内緒ですよ、瑞希ちゃんは他の人に話すことは絶対にできないし、話したいと
思うこともないわ、催眠術のことは二人だけの大切な秘密だから、いいわね」
 瑞希はコクリとうなずき、秘密を守ることを南に約束した。
 「それでは今から十数えてぱんと手を打つと、瑞希ちゃんはとてもすっきりした気分で目が覚めます。
当然肩こりも完全に取れています…」
 そうやって南は瑞希を覚醒させた。
 瑞希はぼんやりした表情でいたが、すぐに目をぱちぱちさせ、驚いたように周囲を見回した。
 
0317こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:57ID:YgdtlbL5
「あれ……?」
 「気分はどう?」
 「南さん…?…私…あれ?」
 「頭が痛かったり、嫌な感じがしたりしない?」
 「だ、大丈夫です」
 「肩こりのほうはどう?」
 「肩…?あ、軽い、痛くない、肩こりが治ってる!」
 「催眠術で治したのよ」
 「本当、信じられない、あれだけ悩まされていたのに、本当にありがうございます!」瑞希は満面の笑み
で感謝した。
 「どお?催眠術の効果は」南が訊いた。
 「ええ、すごいです!」瑞希は少し興奮した口調だ。
 「また催眠術をかけて欲しくなった?」
 「えっ?」南の言葉の意味を瑞希はわからなかった。
 「それってどう言う・…」瑞希が訊き返す間も無く、南は瑞希の両腕をぎゅっと握った。
 「あっ…」瑞希の表情が変わった。
 「あ、あっ…。」
 瑞希はうっとりとした表情を浮かべ、潤んだ目で南の顔を見ている。
 「ついさっき経験した気持ちよさが体を包んでいるでしょう。瑞希ちゃんはまた深い催眠術の世界に沈ん
でいきますよ」
 「はい…」
 「さあ、これで思い出せたわね。今、瑞希ちゃんは何になる事ができましたか?」
 「…皆実さんの操り人形になれました」
0318こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:58ID:YgdtlbL5
翌日。
 とある高校の下校時間。
 白とえび茶色のセーラー服に身を包んだ瑞希は、校門の前で見知った顔に出会った。
 「あれ、南さん、どうしたんですか?」
 南は何も言わずいきなり瑞希の前に立つと両手を取り、固く握りしめた。すると瑞希の記憶の中にある
催眠状態になった時の快感が一瞬のうちに甦り、体中がその時と同じ感覚にスゥっと変化していく。
「あ、あっ…。」
(この感覚…、前に何度も経験している、気持ち、いい、とっても、気持ちいい、確か、これは、)
 瑞希はうっとりとした表情を浮かべ、潤んだ目で南の顔を見ている。
 「昨日何度も経験した気持ちよさが体を包んでいるでしょう。瑞希ちゃんはまた深い催眠術の世界に
沈んでいきますよ」
「はい…」
(そうだ、思い出した、これは催眠術だわ、催眠術をかけてもらうととってもいい気持ちになっちゃうんだ、あの気持ちよさをまた味わうことができるなんて、そして私は、)
 「さあこれで思い出せたわよね。今、瑞希ちゃんは何になる事ができましたか?」
 「…南さんの操り人形になれました」
 すっかり催眠状態になってしまった瑞希は南の問いかけに素直に応じる。
 「そうそう、瑞希ちゃんはいつも素直ないい子ね。それじゃ私の家にまでついてきていらっしゃい」
 「はい…」
 こうして、瑞希は南の後をついてアパートの部屋に入った。
 南は瑞希を椅子に座らせると、
 「はい、私が手をパンと叩いたら瑞希ちゃん、あなたは眼を閉じます、閉じて眠ったように意識が無く
なります、しかし、もう一度私がパンと手を叩いたら瑞希ちゃんは催眠術にかかったままで目が開きます、
はい」
 パン。南が手を叩くと瑞希は目を閉じて糸が切れた操り人形のように椅子にもたれ掛った。
 その事を確認すると、南はある人物に電話を入れた。
 「もしもし、ご主人様…」
0319こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:59ID:YgdtlbL5
 しばらくしてご主人様『松原海里』が南の家に入ってきた。
 入ってきた途端、海里はいきなり南の額に手をあて、
 「南、おまえは信用できない。一昨日のこともあるからな、まだ何かたくらんでいるかもしれない、
よって今から、あんたの口をスピーカーにする。
 南の口は、自分の意志とは関係なく、心の奥底で思っていることを何で
も言葉にしてしまうようになる。本当にそうなる、口だけがスピーカーになって心のうちをさらけだす」
 「本当です、奴隷がご主人様の命令を守らないはずがありません、ですが、ご主人様にそのような御疑念
を抱かせてしまう南は慎んで、如何なる罰もお受け致します」
 「ははは…よいよい」海里は苦笑した。
 一昨日に新しい奴隷を調達してこいと命じた時、同じように南の口を心のうちを曝け出すスピーカーに
した時は、
 「いいえ、今は何でもはいはい言って、入れて、満足させてもらって、この場さえ切り抜ければ何とで
もできる、絶対にそんなことは、しない、」
 などと言ってたから、海里は毒電波の暗示で性的に屈服させたのだ。
 (時間はかかったが、まあ満足できる状態だ)
 「首尾はどうだ」相変わらず粘着質な視線で海里が南に聞く。
 「はい、これまでに20回は催眠術をかけてます。催眠術はかければかけるほど、痕が深くなりますから
より深い催眠に誘導できます」
 南が海里に説明する。
 「で、結局どうなんだ?」
 「上々です、御覧下さい」南は海里を瑞姫の前に案内した。
 セーラー服姿の瑞希は、椅子に座ったまま目を閉じ頭をゆらゆらさせている。深い催眠に入っているよう
に見えた。
 「どうぞ、ご主人様の御自由になさってください」
 南の誘いに、海里は南に何事か命令した。命を受けた南は早速両手を叩いて瑞希を起こした。
 瑞希はゆっくり目を開けた。しかし、焦点が合ってないように虚ろな瞳をしている。再び南が言う。
 
0320こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 18:59ID:YgdtlbL5
「私が三つ数えると、瑞希ちゃんは松原海里さまという男の方の奴隷になります。瑞希ちゃんは海里様の
言うことを何でもききます、奴隷とはそういうもの、瑞希ちゃんは奴隷だから、御主人様の言う事は全て
喜んでやり遂げる、逆に海里様に罵られると、ちょっとした一言だけでも涙か止らない程すごく辛くなる、
でも同時にぞくぞくともする、快感が走り、もっとひどい、きついことを言ってほしい、瑞希ちゃんが
そう思っていることを知られたらもっとひどい折檻をされる、嫌なのに、想像するだけで全身を電流が
突きぬける様にぞくぞくしてしまう、わかった?」
 「はい…」
 「いち、にぃ、さん、はい!」
 南のカウントが終るとすぐに、海里が瑞希の目の前に立つ。
 「俺が松原海里だ」
 「はい…」瑞希はとろんとした目で華入を見る。
 「挨拶しろ、ミズキ」
 「はい、私は高瀬瑞希です…」
 「馬鹿が、『よろしくお願いします、ご主人様』ぐらい言えないのか、ブス!」
 海里の罵倒に、瑞希は恐怖と恍惚の表情を見せる。
 「も、申し訳ありません、よ、よろしくお願いします、ご主人様」
 「遅い!」海里が一喝すると、瑞希は激しく怯えて、
 「お、お許し下さい、ご主人様」と深々とひれ伏した。しかし、ひれ伏した瑞希の股間から粘り気のある
液体が流れてきた。
 「南、お前は俺と瑞希との行為を見届けるんだ。見れば見るほどお前は体中に電流と快感がかけ回り
続ける、脳と股間が電気で痺れて気持ち良くなる」
 「はい」南は、海里と瑞希が見える位置で手を股間前の位置に添えて起立した。
 「瑞希、セーラー服はそのままで、下着だけを脱げ」
0321こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 19:00ID:YgdtlbL5

 いきなりの命令に、しかし瑞希は困惑した表情を見せ、躊躇した行動をする。
 「三つ数える。俺の言う事に逆らうと、毒電波である電気の粒子が脳の中を跳びまわり、体中が電流で
痺れ、とても気持ち悪くなる。しかし、俺のいう事を聞けば、電流は走ったまま、特に乳首と股間が電気で
痺れて気持ち良くなる。俺のいう事を訊けば聞くほど、電気の痺れが大きくなり快感が大きくなる、いち、
にぃ、さん!」
 「もう一度言う、瑞希、セーラー服はそのままで、下着だけを脱げ」
 瑞希がそれでも躊躇しようとすると、突然瑞希の体が癇癪を起こした子供のようにがくがく震え出した。
 「あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"!」
 慌てて瑞希がセーラー服の上の中に手を入れて白いスリップと白くしゃれっ気のないブラジャーを外し、
スカートのなかに手を入れて清純な白い木綿のパンツを擦り下した。
 「パンティーは片方の膝に引っ掛けておけ」
 海里の命令で、瑞希は右足だけ抜いて左足の膝にパンツを引っ掛けた。
 瑞希は癇癪を起こした子供のようにガクガク震えながら、顔は気持ち良さそうに恍惚とした表情になった。
 「あぁあぁあぁあぁあ……」口から漏れる声も苦しみに満ちた絶叫から、喘ぎ声に変わった。
 「俺の前に来て、そして跪け」
 瑞希は何のためらいもなく海里の前に跪く。
 海里は南の方を向いて訊いた
 「南、瑞希に何回オナニーショーをさせた」
 「11回です」恍惚とした表情で南は即座に答えた。南は海里の命令で、瑞希を立て続けに何回も催眠術
にかけていくうちに、後半から瑞希にオナニーをさせて羞恥心を無くさせていたのだ。
 オナニーをやらされてしまった瑞希は、南そして海里の命じることにますます従順に応じるようになって
いる。
0322こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 19:01ID:YgdtlbL5
 海里は自分のペニスをズボンのチャックから出して、瑞希の目の前に出した。
 「瑞希は目の前の物を咥えたくなる、咥えないと電流で気持ち悪くなる、咥えると電気の痺れで気持ち
良くなる」
 さすがに瑞希は数秒ガクガク震えながら辛そうな顔をしていたが、すぐに顔をペニスに近づけて口では
むっと咥えると、とても気持ち良さそうな表情になった。
 「首をペニスの奥まで上下させて、激しく音を立てて舐め回せ」
 ペニスを咥えた瑞姫はもう抵抗を見せずに、
 「ぶちゅぺちゅぼしゅぞぞぞぞぞぞぞちゅぶちゅちゅぞぞじゅ……」
 激しいフェラ音を立てながらディープストローを始めた。
 相変わらず瑞希の体は電気で痺れて小刻みにガクガク震えているが、それもペニスに良い刺激を与えて
いた。
 「瑞希、俺の玉袋を優しく揉んで、俺の肛門に優しく指を入れて優しく刺激しろ」
 海里の命令で、セーラー服姿の瑞希はまさに百戦錬磨の娼婦の様なフェラを続けた。
 「出すぞ、全部飲め」海里は瑞希の口に射精した。
 「ぶちゅべちゅ、ぶじょぞぞぞぞぞぞ、ごくごく、ぬぐ、ぶちゅ」
 瑞希は出させた精液を全部のみ、
 「口で綺麗にしろ」
 の海里の命令で、
 「ぷちゅ、ぞぞぞ、ちゅううううぺちゅ、ぽちゅ、」と、尿道の精液まで吸い出して綺麗にした。
し終わると瑞希は潤んだ瞳で海里を見つめる。海里は瑞希の肩を軽く押してペニスを口から抜き取る。
しかし、表情はきょとんとしたままだ。次の命令を待っているのである。
 海里のペニスは硬度を保ったままだ。
 「セーラー服の上を捲って胸を見せろ」
 相変わらず電気でびりびり痺れながら瑞希は、もう抵抗することなくセーラー服の上を胸の上まで
捲った。バスト92センチの巨乳が曝される。
0323こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 19:01ID:YgdtlbL5
 「パイ擦りしろ、瑞希、優しく、献身的にな」
 しかし瑞希は困惑した表情を浮かべ、跪いたまま一向に動こうとしない。
 (ちっ。こいつはパイ擦りがどんなことか知らなかったか。しょうがない、きちんと奉仕の仕方を教えて
やらんと)
 「胸を持ち上げて俺のチンポを挟み込むんだよ。きちんと挟めたらそのまま優しく揉み上げろ」
 瑞希はぎこちない手つきで胸の谷間にペニスを挟み込み、ゆっくりと動かし始める。柔らかな肌の感触が
華入のペニスを包み込む。
 「ご主人様に奉仕しているんだ、もっと嬉しそうにしろ」
 無表情で胸を動かしていた瑞希はすぐに幸せそうな笑顔になる。
 「ご主人様に早く発射してもらえるように頑張ってパイ擦り続けろ。舌でチンポの先を舐めろ、そうする
ことが瑞希の最高の幸せだ」
 海里の言で瑞希は胸を動かし続けながら深くうつむき、舌を伸ばしペロペロとペニスを舐め始めた。
セーラー服の少女がパイ擦りをするというのは傍目から見ても扇情的な光景だ。しかし、海里は南に
命じた。
 「南、俺の尻の穴を舐めろ」
 南はすぐに海里の後に跪いてズボンを下ろし、海里の尻に顔をくっつけて自分の舌を海里の肛門に差入れ
た。
 「ぶちゅぐちゅべちゅぼちゅぺちゅぺろちゅ、」
 「ちゅぶずちゅずちゅzふべずちゅう、」
 海里はパイ擦りとフェラチオとアナルの三段攻撃であっという間に二発目を発射した。
 (いよいよメインディッシュだ)
 再び瑞希に射精の後始末をさせながら海里はほくそ笑んだ。南を自分の尻からどけて再び自分たちの行為
を傍観して股間を濡らす様に命じた。そして、
 「三つ数える、そうすると瑞希の脳の中のを飛び交う電気が増えて、『お願いですセックスしてください』
と繰り返し言い続けながら足を限界まで開いてま○こを両手で限界まで押し開く。そうするととても気持ち
良くなる。そうしないと電気が瑞希の首と頭を締めつけてとても苦しくなる。『お願いですセックスして
ください』と繰り返し言い続ければ言い続けるほど、足が開いて両手がま○こを押し開き、それがドンドン
快感になってくる」
0324こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 19:02ID:YgdtlbL5
 「いち、にぃ、さん!」
 「あ"がが」瑞希は一瞬抵抗したが、すぐに頭と首が痺れながら締めつけられるような感覚がした。
そして、
 「がおおおお願いです、セックスしてください、お願いです、セックスしてください、お願いです
セックスしてください、お願いですセックスしてください、お願いですセックスしてくださいお願いです
セックスしてくださいお願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてくださいおね…」
 瑞希はガクガク震えながら、その言葉を壊れたレコードのように言いつづけた。そして言いながら瑞希
の足はプリーツスカートをずり上げながらどんどん開いていき、まるで体操選手のような柔らかい体を
見せ付けるような角度まで開ききった。そして、両手が膣口に添えられ、目の前の海里にグジュグジュ
になった子宮まで見せつけるように思いっきり開いた。
 「お願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてください
お願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてください、
お願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてくださいお願いですセックスしてください
お願いですセックスしてくださいおね…」
 セーラー服姿の少女が、胸を見せながら子供の癇癪のようにガクガク震えてグジュグジュのま○こを
おっ広げている光景は、海里をこの上なく興奮させた。
 海里は黙って瑞希の膣にペニスを入れた。
 すぐにペニスの先に膜みたいな抵抗を感じたが、すぐにプチンと切れて、海里のペニスは鮮血及び愛液の
量と締め付けが激しい奥深くヘと飲み込まれた。
 「あぅっ、お、あん、ねが、いいいい、でぇ、すぅううん、せっ、くううう、すぅ、しって、
えええええ、くだ、さ、ああああああいいい、おね、ぐああああいん、ど、ええ、すうう」
 言い続けろと命じた言葉を解除してないので、処女膜が破れようが、鮮血と愛液を垂らして
セックスしてようが、瑞希は涙を流しながら電気で痺れたような顔でその言葉を言いつづけた。
 
0325こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 19:03ID:YgdtlbL5
「瑞希、俺が射精すると同時にお前もイク、そしてお前がイク時は『高瀬瑞希は松原海里さまの
永遠の性奴隷です』と言え、そうすれば大人の女になれたとして、一生忘れられない幸せとなる」
 言い終わると海里はすぐに今日三度目の射精を瑞希の中に注いだ。
 「高瀬瑞希は、松原海里さまの、えいえんのせいどれいですうううぅぅ!!」
 そう言いながら瑞希は昇天した。イッた後の瑞希の顔は幸せと恍惚に溢れていた。
 精液を瑞希の膣内に出し尽くした海里は、瑞希の口で射精後の後始末をさせながら、
側で傍観させていた南に、
 「こいつはちゃんと安全日だな」と確認した。
 「はい、本人が言ってましたから、間違いありません」
 勿論、南が催眠術で瑞希に言わせたのである。
 「よし、南、俺がパンと手を叩くとお前もイク」
 パン
 「あひいいぃいいいぃぃぃぃ!!」
 立て続けに3回射精して疲労していた海里は、指一本触れずして南がイカせた。
 
0326こみパ催眠・南&瑞希01/11/08 19:04ID:YgdtlbL5
南と瑞希に催眠術で行為の後始末をさせた海里は、催眠覚醒を始める。
 「これから瑞希は今の状態のまま家に帰る。そして家の扉を開けると催眠から醒めて、今日の放課後の
出来事はすべて忘れる。しかし、また俺に催眠術をかけてもらいたくなる。この事は決して他人に話す
ことは出来ない」
 「…はい、ご主人様」
 「南は俺と瑞希が家から出てから五分後に催眠から醒める。そして、今日の終業後からの記憶を全部
忘れる……」
 こうして、二人の記憶を操作し終わって、ふらふらしながら帰宅していく瑞希を見ながら海里は悪魔の
笑みを浮かべた。 
0327こみパ催眠・南&すばる&瑞希01/11/08 19:07ID:YgdtlbL5
283-326
以上です。陵辱嫌いの方、葉鍵以外のキャラが出てきてたのが気に入らない方
ごめんなさい。
ほかの方も催眠系のSSを書いてください。それでは。
0328名無しさんだよもん01/11/10 02:03ID:Fywi+1JZ
   
0329或る名無し%『静かな夜』1/401/11/10 22:34ID:d7NfdA6s
   静かな夜
     by 或る名無し

 最後に鈴の音が聞こえた気がして目が覚めた。
 ベッドの上に起きあがったまま、動悸が治まるのをじっと待つ。もう何度
こんな目覚めを経験しただろう。
 午前三時。窓から差し込まれる月明かりに、目覚まし時計の針が薄く浮か
び上がっている。
 背筋を流れる冷たい汗に体を震わせ、ベッドから降り立った。無性に喉が
乾いた気がする。
 水でも飲もう。
 そう思うと俺は部屋を出て廊下を階段へと向かう――けれど、途中の部屋
の前で足が止まった。
『まことの部屋』
 可愛らしい文字で書かれた真新しいプレートがドアにさがっている。俺と
真琴が作ったものだ。名雪の部屋とお揃いのプレートが欲しい、との先日の
騒ぎを思い出し、不意におかしくなる。
 そうだ。真琴は帰ってきたんだ。あの生意気なころの真琴のままで。騒が
しい日々も再び日常の一部となった。もう二度と真琴がいなくなることはな
い。ないはずだ。
 でも……。
 さっき見た夢のせいだろうか。無性に真琴の顔が見たくなった。昼間、飽
きるほど眺めているというのに。
 音がしないように慎重にドアノブを回し、少しだけ扉を開けた。軋むよう
な音に、思わず周囲を窺ってしまう。誰もいないことに安心しつつ、部屋の
中に滑り込んだ。
0330或る名無し%『静かな夜』2/401/11/10 22:35ID:d7NfdA6s
 昔と同じようにマンガが散乱した部屋。コンビニの袋もあちこちに転がっ
ている。
 そんな中に敷かれた布団の上に、一人の少女が体を丸めて眠っていた。月
明かりに照らされた横顔が白く浮かび上がり、一種幻想的な雰囲気が漂う。
 真琴――。
 声に出さずに名前を呟く。音にするのははなぜか躊躇われた。この雰囲気
が壊れるような――そんな気がしたからだ。
「あ……う……ん……」
 呼びかけが聞こえた訳でもないだろうが、もぞもぞと体を動かす真琴。楽
しい夢でも見ているのだろうか、その顔に浮かぶ微笑みに、ようやく自分の
中の何かが落ち着いた気がした。
 剥がれかけていた布団をかけ直し、そっと頭を撫でる。さらさらした感触
が心地いい。起きてるときは触らせてもくれないのだが。
「おやすみ、真琴」
 そっと囁き、背を向ける。
「ゆー……いち……?」
 慌てて振り返ると、寝ぼけ眼をした真琴が起きあがろうとしていた。
「ど……したの……?」
「い、いや、その……」
 上半身を起こし、トロンとした目で俺を見上げる真琴。普段は全く見せる
ことないその表情に、妙に心が高鳴る。
「祐一も、ぴろと一緒に、ねたいの?」
「そ、そんなところかな」
 まだ寝ぼけているのか、ぴろが今は家に居ないことに気が付いていない。
それとも夢の中でぴろと遊んでいたのだろうか。
「じゃあ……」
 真琴は屈託のない笑みを浮かべ右手を差し伸ばすと、俺の袖をちょこっと
摘んだ。
「祐一も一緒に、ねよ?」
0331或る名無し%『静かな夜』3/401/11/10 22:35ID:d7NfdA6s
 腕を退けばすぐに外れてしまうような頼りなさ。それが嫌で俺は、逆に真
琴の手を取った。……そうでなくてもこの状況に逆らえる男なんていないだ
ろうが。
「あはは、こっちこっち」
「ああ」
 真琴が空けてくれた隙間に、もぞもぞと入り込む。両腕をどこに置いたら
いいのは迷ったあげく、体の正面で組んだ。
 顔半分まで布団に埋めるようにすると、真琴らしい匂いがする。さわやか
な――草原を渡る風のような匂い。なんだか懐かしいような――
「えへへ、祐一〜」
「わわわっ!」
 突然真琴が俺に抱きついてきた。そのまましっかりと俺にしがみつく。胸
の柔らかさが感じられるくらいしっかりと。
「祐一……暖かい……」
 そう言いながら、俺の首筋に鼻先を埋める。
 まるで恋人同士のように。
 まるで……小動物がじゃれつくように。
 ――あの時もこうやって一緒の布団に寝たんだったな。その時もこうやっ
てじゃれついてきたっけ。
 それは昔の記憶。まだ俺が子供でこいつは――狐だった時の。
 けど今は。
 俺は男でこいつは――真琴は、人間の女。そして俺の最愛の人。
 だから――。
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