そりゃ水瀬家は家に帰ったら秋子さんの作った暖かいみそ汁が置いてあるかも知れないけどよ、
俺ら妖狐と暮らした連中はな、水瀬家に帰ってもあいつと食べた肉まん考えられないんだよ。
水瀬家は家に帰ったら、採れたてのコシヒカリ産の暖かいご飯があるかもしれないけどよ、
俺はコンビニの乾燥した肉まんをな、裸電球の下で一人で食ってるんだよ。
まあそれは俺の気持ち一つなんだけど。
でもそれほど肉まんを一人で食うって事は俺には耐えられない事であってな。
そうなると結局やっぱり結婚に憧れるんだよな。
お前らはよく結婚願望があるとかないとか騒いでいるけど、
そんなもんな妖狐と暮したことのある奴らなら例外なく結婚願望あるんだよ。
そこには相手への責任とか銭とかそういうもんは一切なくて、
ただ向かい合って一緒に肉まんを食いたいっていう、それだけなんだよ。
まあこれが分かるのは、妖狐が消えたあたりからなのでこの辺にしておく。
まあそんなこんなで真琴は昨日、実家のあるものみの丘へと帰って行きました。
それと今、アドバイス貰った天野をこのネタ使って交際申し込むかどうか、
冷酷超人香里みたいな事を考え中です。かしこ。