夕方の商店街に、寄り添う影ふたつ。

浩平「もう秋かぁ。結構過ごしやすくなったよな」
みさき「そうだね。早くお買い物済ませて帰ろ……」
声「いーしやーきいもー」
みさき「ああっ、やきいも屋さんだよ〜(ふらふら〜)」
浩平「おーいっ」
みさき「ごめんね浩平君。いい匂いだったからつい……」
声「秋季限定スーパーモンブラン、残りわずかですよっ!」
みさき「ああっ、ケーキだよ〜(ふらふら〜)」
浩平「おーいっ」
みさき「ご、ごめんね。限定だっていうからつい……」
声「と〜〜ふ〜〜」
浩平「ふらふら〜」
みさき「わっ、先越されちゃったよ」
浩平「……それはいいとしてさ、ふらふら〜と行くのはやめようぜ?」
みさき「秋はお腹がすくんだよ」
浩平「(いつもだろ……)食費だって馬鹿にならないんだし」
みさき「大丈夫だよ」
浩平「どーして?」
みさき「だって、浩平君が頑張って働いてくれるからね♪(にっこり)」

みさき先輩の勝ち。