ブギーポップは藁わない
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0304名無しさんだよもん
01/12/24 13:52ID:4z+EWTsF高橋は彼の頭をぽん、と叩いた。まるで優しい兄が弟にするような動作で、久弥はくすぐったいような気持ちになった。
「そうそう、お土産があるんだ。CLANNADとはいかないけどね。それに近い物さ」
高橋は雑貨屋でもらったゲーム雑誌のことを話した。久弥は胸の奥がずきり、とした。
「……KEYの新作か」
「まだ完成しているわけじゃないだろうが、彼らが頑張っているという確認になるんじゃないかと思ってね」
(中略)
「雑誌を見ようよ。せっかくもらってきてくれたんだからさ」
と、大きな声を出した。
二人はページをめくって、CGを一目見た。
「――うん、なかなか可愛いじゃないか」
高橋が感心して言った。実際そのヒロインは可愛かった。
だが――
「…………」
久弥は、その一枚を目の前にしたその瞬間から、身体を硬直させていた。
高橋が、その彼のただならぬ表情に驚く。
それは怒りだった。
彼は、目を見開いて、頬をぶるぶると震わせて、今にも暴れ出しそうな感じで怒っていたのだ。
「……なんだこれは?」
呟いた、その声も尋常でなく震えている。
「これが……これがいたるのCGだって言うのか? そんなバカなことがあるか!」
怒鳴った。
高橋が唖然としている間に、彼は残りのページを目にしていって、そして親の敵のように破りとって、投げ捨てるとまた叫ぶ。
「これは……こんなものがいたるの、彼女が見つけようとしていた絵であるはずがない! これは……これは普通に萌えるじゃないか!」
そして彼は立ち上がると、風のような速さでログハウスから飛び出していった。
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