ブギーポップは藁わない
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往人は、さっき佳乃にした質問をもう一度自分の頭の中で繰り返した。
見たことのない動物――それも、なんとなくだが、人工物のような感じがする。化学繊維の臭いがするような、
ペットショップでは決して売っていないような――不自然な動物だった。
体も、ふさふさしているというよりもあからさまに毛糸玉だ。目も鼻もプラスチックみたいな質感をしている。
「………」
「ぴこぴこ」
そんな往人の様子を、一緒に河で遊んでいた佳乃は面白そうに見ている。
(なんでそんなに、まるで晩ご飯でも見ているみたいな目でじっくり観察してるんだろうねえ?)
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