ブギーポップは藁わない
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0157ペパーミント
01/10/24 23:46ID:WWWCElxDそういう他の人がやらないようなことに挑戦するなんて、高橋さんは立派だよ本当」
久弥は尊敬の目で高橋を見た。だが彼は首を横に振って、
「いや、それは逆だよ久弥くん」
と意外な返答をした。
「え?」
「君の方が、みんなの欠落を大いに埋めていたと思う。バニラアイスやたい焼きのような甘ったるい奇跡でね」
高橋の言葉に、久弥は目をしばたいた。
「そんなつもりは……なかったよ」
「結果としてそうなっていたよ。君のプレイヤーを感動させて泣かせるKanonというのは、
私の作品よりもずっと優れた方法だったかもしれないな」
高橋は真剣に言った。
「……そうかな」
「君はおそらく、自分で思っているよりも遥かに人々に認められていたし、必要とされていたんだと思うよ」
「……どうだろうね。認めたくないけど、しょせんはエロゲだぜ。こんなことは言いたくないけど」
久弥は投げやりだ。
「僕はものすごく真剣にやっていたけど、でもみんなは抜くだけだったんじゃないか?」
「そうかな、君はその言葉を、君を育ててくれた吉沢さんにも言えるか?」
高橋の少し怒ったような言い方に、久弥ははっとした。
「そうだね――その通りだ。こんなことを言ったら吉沢さんに悪い」
素直にうなずいた。その様子に、高橋は微笑んだ。
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