葉鍵ロワイアル#13!
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0341光に背を向けて(2)
01/10/13 04:33ID:xKnl6ziQ彰を追う繭は、いとも簡単に距離を離されていた。
教会へ向けて走ったときも、そうだった。
肉体的な強さは何も変わっていないのだから、仕方がない。
それでも歯痒さのあまり、誰にともなく悪態をついていた。
「繭ちゃん!」
階段に到達する頃には、早くも千鶴に追いつかれた。
息を整えるために足を止め、その間に武装を整え、相談する。
「千鶴さん-----だいぶ、離されてしまいましたよ」
「…仕方がないわ。
単独で追うのは、リスクを考えるとあまりに危険なのだし-----
-----彰くんは、そういう思考すら捨ててしまっているのかもしれない」
繭は頷く。あの追い方は、異常にすぎた。
親の仇でも見るように、と俗に言うが、まさにその通りなのだ。
そして手を下したのは自分となれば-----むしろ、正常なのか。
「…でも、見捨てるわけには」
「ええ、そういうわけには、いかないわね」
二人で頷き合い、大きく息を吸って、鋭く吐き出すと同時に、階段を駆け上り始めた。
そうして先を急ぐ二人の息が再び切れ始めた頃、ひとつの異変が起こった。
「-----!?」
「この光は……」
細い光が、階段を突き抜けて射し込んでいたのだ。
太陽のように、やわらかささえ感じさせる暖かな光。
千鶴が、その光に掌をかざして、ぽつりと言う。
「北川くん…成功させていたのね」
「北川……」
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