だが未知で識別不能な空中現象群に、まあ未確認飛行物体に
人々は問題を見いだし、際だった関心を寄せ、数々の趣向をこらした都市伝説がつくられる。
もし識別不能な未知の空中現象が数千年前にあったとして、その時代の人々は
そんな現象をどんな風に解釈するだろうか?
あるいは際だった社会的な関心が寄せられるだろうか?
まあきっと何らかの権威筋が、何か納得しやすい説明をしてくれるだろう、
それが正しいと証明できるかどうかは別として。

ごく個人的には、UFO・異星人という問題は、お空の上の問題ではなくて、
われわれの内なる世界でおきる現象なのではないか、と思っている。
その存在を説明できないという点において、
そして我々人間をはるかに凌駕した存在であるという点において
UFOは神や霊魂の不滅とも似ているともいえる。
ある種の神秘体験が語られる点も、ちと似ている。
まあ神と同じで、人がUFOという現象を作り発見してしまうのであろう。
・・・・といえば少し言い過ぎかな。

神や霊魂の不滅・輪廻転生といったものの存在を、
現在確信をもって信じるものは、少なくとも先進国をみるかぎり、少ないだろうなあ。
まあUFO=異星人は、神が死んでしまったような現代において
いちばん社会的に満足しやすい仮説と、いえるのかもしれないなあ。