http://www.sankei.com/economy/news/170323/ecn1703230003-n1.html

携帯電話大手3社が、格安スマートフォン事業者向けに回線を貸し出す際の平成28年度の接続料を、27年度分から約10〜20%値下げすることが22日、
関係者への取材でわかった。ソフトバンクが約20%▽NTTドコモが約15%▽KDDIが約10%−それぞれ下げる。
月額1980円程度の格安スマホ事業者の場合、100円程度の値下げにつながるとみられており、格安スマホの普及に弾みが付きそうだ。

 関係者によると、2月に改正された総務省令に基づく新算定方式で、仮想移動体通信事業者(MVNO)向けのデータ通信接続料を試算したところ
、ドコモが毎秒10メガ(メガは100万)ビット当たり約67万円
▽KDDIが同約87万円▽ソフトバンクが同約94万円−になったもようだ。
27年度はドコモが同約79万円▽KDDIは同約97万円▽ソフトバンクは同約117万円−だった。

 28年度分の接続料に基づき、格安スマホ事業者は28年度の料金を大手に支払う。
値下げにより接続料の支払額が減ることから、格安スマホ事業者の消費者向け料金も安くなる見通しだ。
関係者は「接続料値下げで月額約2千円の料金が100円程度下がるのではないか」と分析する。

 入学、就職など新生活がスタートする春商戦に向け、携帯大手各社は新料金プランを発表している。
格安スマホ事業者らも対抗し、4月中に値下げに踏み切る可能性もあるという。
 ただ、価格競争の結果、赤字に近い料金となっている格安スマホ事業者も少なくない。接続料値下げに伴う価格変更には、温度差も出そうだ。

 総務省令の新算定方式では、ほぼ専業のドコモの直近3年間の株価を元に、事業リスクを算定して接続料を定めることを盛り込んでいた。