UQ WiMAXは「真っ青」になるほどの不振なのか

12月末時点の契約数が出た。63,600だった。ライバルとされるイー・モバイルと比べて
そんなに見劣りするのだろうか。

 サービス開始後12ヶ月間のイーモバイルの契約者数と基地局数の推移は次の通りだ。
(基地局数は、携帯・PHS関連@Wikihttp://www6.atwiki.jp/k-p/より引用)
イーモバイルが最初の三ヶ月で60,200、半年で122,300契約獲得したことと比べると、
スローペースだ。グラフの傾きはおおむね半分である。
 しかし、「真っ青」になるような不振とは言い難い。記事中ではサービス開始後3ヶ月のUQと、
サービス開始後30ヶ月のイーモバイルの純増数を直接比較しているが、カバーエリアが
未完成な段階での純増数と、おおむね完成した段階での純増数を比較しても意味はない。
 基地局数が6,000を超えたあたりから、急激に契約者数が伸び始めたのがわかる。
いったん立ち上がってしまえば、サービス開始当初の数万程度の数は毎月の純増数に
飲み込まれてしまう。半年時点で6万程度の差はものの数ではなくなる。

 イーモバイルは、100円PCで立ち上がったと見る向きもあろうが、テイクオフはそれより早い。
いわゆる「100円PC」は2008年7月頃から始まった。
契約者数が伸び始めるのは、これより早い。「100円PC」によって、イーモバイルが伸び始めたと
見るのは誤りだろう。立ち上がってきた契約数を持続させる効果があったと見るほうが妥当だ。

新規ネットワーク立ち上げの難しさ

 イチからエリアを構築するのは並大抵ではない。サービスエリアが未完成のうちは、
よほどの物好きしか加入してこない。この時期に契約者数が伸び悩むのは避けられず、
多い少ないを論じても余り意味はない。正念場はエリアがある程度完成してからだ。
イーモバイルは、開業一年後にあたる3月の商戦期にテイクオフを遂げた。

 UQ WiMAXも3月の商戦期をターゲットにしているように見える。イー・モバイルと比べても
早いペースで基地局を整備しているのは、ハイバンドの不利だけではないだろう。
UQ WiMAXがテイクオフできるかどうかは、春商戦が試金石となるのではないか。
http://d.hatena.ne.jp/aquila2664/20100111