KDDI(東京)が提供するインターネット接続サービス「DION」の利用者から、
世界最大規模の同サービス「AOL」の利用者に送信したメールが7月以降、
ほとんど届かなくなっていることが分かった。ドコモAOL(同)によると、DIONから
届く迷惑メール対策として、AOLが受信規制を実施したためだ。DIONは29日、
迷惑メールの発信元を特定して警告したが、長期にわたる異例の事態に頭を痛めている。

両社によると、7月上旬、DIONから大量の迷惑メールがAOLに届くようになった。このため、
AOLが受信規制を本格化させ、「DIONからのメールが極めて届きにくい状態」(DION)に
なったという。DIONへは利用者から1日数十件の苦情や問い合わせが寄せられ、29日、
ホームページで事情説明を始めた。AOLからDIONへの送信は問題ない。

DIONは国内の複数のアドレスを迷惑メールの発信元と特定。改善されなければ、
利用停止や契約解除を行う方針。

ドコモAOLは「迷惑メールは国際的な問題。DIONからのメール受信ができないことより、
迷惑メールを防ぐことの方が我が社や利用者のメリットになる」との姿勢。KDDIは
「一般メールが届くようAOLと交渉し早急に解決したい」と話している。

DIONの会員数は246万人。AOLは世界で3500万人が加入している。

http://www.mainichi.co.jp/news/selection/20030830k0000e040045000c.html