スバル360登場以降、軽自動車はスペースの制約こそあったものの、そ
の走行能力、乗り心地、追加装備などにおいてカローラなど小型大衆車の
水準に必ずしも劣っているわけではなく、故に、他国の廉価自動車と異な
り高度成長期以降もカテゴリの1つとして確立された。
 現在新車価格こそデフレ下の値下げ合戦で必ずしも有利ではない状況に
あるが、維持費、税金、高速道路料金などでなおもアドバンテージを持っ
ているのは事実である。
 しかし、重要なのはそう言ったコスト面でのアドバンテージを持ちなが
ら、小型車以上の車が持ち得るもののほとんどをまた軽自動車も持ってい
るという上でこそ上記のような優位性が生きて来るのであって、エアコン
やオーディオもつめないような状態であれば現在、誰も見向きもしないで
あろう。
 これはサービス業においても同じ事で、自宅の設定側などは確かにオプ
ション化し不要な人間からは料金を徴集しない方向でよいだろうが、サポ
ート体制に手を抜くのであればこれは商品として欠陥があると言わざるを
得ない。もし「この車は安いですがすぐ壊れますよ」と言ったら誰も買わ
ないのと同じ事だ。