ーーYBBの援軍体制ーー(NETWORK MAG)
BBTECとイーアクセスとの訴訟問題で話題となっていることがある。
それはYBB陣営が強力な援軍を持ったことだ。援軍とは牧野二郎弁護士と、東京工芸大学の太田昌孝氏。
牧野弁護士はインターネット関係の訴訟問題を得意とし、関連著書や論文を多く発表している。
PC雑誌に法律相談の連載記事を持つなど、日頃から利用者の立場に立ちつつ、法律問題を解決していこうとする行動派。
太田市は東京工業大の有名な講師で、RFC等にも名前が登場するインターネットの第一人者。
インターネットニュースグループに参加したことある人なら誰でも知っている論客だ。
2人がYBBの援軍に加わったことが判明したのは、8/27孫氏記者会見に牧野弁護士が訴訟代理人として同席した時。
BBTはその一週間前、TTCワーキンググループへ孫氏の動議書を提出した際、太田氏と牧野弁護士の意見書が添付されていた。
牧野氏は、この意見書でTTCについて「対立企業の一方を排除するために標準化をしているようなもの」と
激しく批判しTTCは中立であるべきだと強く訴えた。
TTCはもともとNTTのISDNを中心とするインフラとアプリケーションを支えるための存在であった。
TTCが今回のような競争や対立を想定していなかったことを考慮すれば、この主張は極めて明快。
また太田氏はTTCが2001/11に制定したスペクトル管理の標準JJ-100.01について、ITU-T勧告の参照方法に問題があり、また基準値の決め方が排他的であると批判。
同氏は、学術的な立場からTTC標準のあり方や決定方法に疑問を呈したのである。
一方イーアクセスは同社の8/22プレリリースで見解を発表したが、
これは、あくまで「見解」であって、BBTのように第三者の意見もなく、客観的な反証を構成しているとはいい難い。
今後裁判が進行すれば、おのずとイーアクセスも学術面、実務面で第三者の後押しが必要となるはずである。
両者の主張が裁判でどのように認められるか、目が離せない。