TTCは歴史的な経緯からいえば、ISDNのサービス提供にあたって国際的な
整合性を取るのを大きな動機として生まれた。それが、なぜか外国のよう
にエコーキャンセラを使用せずに日本独自のピンポン方式を選定してしま
ったところから、今日の不幸な事態を生んだ。90年代中頃にNTTがADSLを
排斥して高価なFTTHを推進しようとして失敗したのも、ISDNの選定ミスの
影響が大きい。

ISDNが減少する時代になったこともあり、今こそTTCは歴史的な誤りを正す
べきである。具体的にはスペクトラム管理基準で、ISDNを優先して守るべき
第1グループから外して、第2グループに分類する。これで、どうなるかと
いうと、今ではそう多くは無いが、ISDNを新規に引く人がいたとき、同一
カッドにADSLがあったときは、別のカッドに配線するため、全てのADSL
ユーザにとって、あるとき突然ISDN干渉により悪影響が出る恐れが少なく
なる。

現在でも、ISDNからの干渉が認められるADSLはカッドを代えて対処している
が、今のTTCの基準だと同じカッドにISDNが引かれた場合、優先すべきはISDN
なのでADSL側がNTTに工事費を払ってそのカッドから抜け出る必要がある。