Yahoo! BBの督促・調査依頼に対しNTT東日本が反論

ソフトバンクグループは、NTTのジャンパ工事などの遅れからADSL接続サービスの進捗に
影響が出ているとして、NTTに対し督促・調査依頼を行なっていた。これに対しNTT東日本は、
工事漏れが数百件あったことは認めたものの、大半は規定期間内に工事を行なっていると公式に反論した。

問題の発端は、ソフトバンクグループの中間決算発表で、同社の孫社長がNTT東日本のジャンパ工事
などの遅れによりADSL事業(Yahoo! BB)の進捗に影響が出ていると指摘した発言。総務省との
取り決めにより、NTTは通信事業者からジャンパ工事の依頼があった場合6営業日以内に工事を完了
させなければならないことになっているが、これを過ぎても終わっていないものが数万件におよぶという。

NTT東日本は、11月29日にBroadband Watchの取材に対し、そういった事実はないとしていた。

その後、用意されたNTT東日本の公式な反論コメントでは新たな情報がいくつか明らかにされている。
これによると、ソフトバンクグループで回線工事などを行なうBBテクノロジーより、NTT東日本・西日本は
7万件におよぶ行方不明になった工事の調査依頼を受けた。これを受けて、NTT東西は工事管理などで使用
しているデータベースとソフトバンクグループ側の顧客管理データの突き合わせを実施。その結果、
NTT側のミスによる数百件の工事漏れが発見されたという。この漏れた分の工事については緊急工事を
実施するなどの対策をすでに施した。加えて規定日を過ぎても工事が終わっていないものが
約1万件判明した。もっとも、NTT東日本によれば、これらはソフトバンクグループとNTT東西のどちら側の
ミスによって生じたものなのかはわからない。

この1万件がどのように見つかったかは明らかにしていないが、ソフトバンクグループ側の顧客データには
工事の申請済みとなっているにもかかわらず、NTT側には工事申請を受け付けた記録がないものだと思われる。
なお、この1万件については11月中にすべて工事を完了したという。