その威力は凄まじく、一撃で死亡しなかった生物は世界蛇ヨルムンガンドぐらいであり(『ヒュミルの歌』[5])、
スカルド詩の『トール讃歌』では、巨人のゲイルロズがトールにミョルニルを持たずに自分の屋敷に来るようにと告げたという話が詠われている。

ミョルニルは相手を打つためだけに使われるものではなく、トールの戦車を引く2頭のヤギ(タングリスニとタングニョースト)
を屠って食料とした後に生き返らせる際に振るわれたり[6] バルドルの葬儀の際、儀式を聖別するためにも用いられた[7]。
『スリュムの歌』ではスリュムという巨人がミョルニルを盗み、フレイヤとの交換を要求するが、フレイヤに変装した花嫁姿のトールを聖別するために、
隠していたミョルニルを花嫁(トール)の膝に乗せたため、ミョルニルを取り返されて頭を砕かれるという顛末が描かれている[8]。