感動する話
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
0001ほんわか名無しさん
NGNG0002トムとジェリー
NGNGトムは自分の命の終わりがすぐ傍まで来ているのを知ったとき,こっそりジェリーの前から姿を消しました.
ジェリーの前で弱って涙もろくなった自分を見せたくなかったのです.
トムはジェリーの心の中ではずっと喧嘩相手として生きつづけたかったのです.
トムがいなくなったのに気づいたときジェリーは悲しみはしませんでしたが,退屈になるなと思いました.
トムとの喧嘩は最高にスリルのあるゲームでしたから.
胸の奥が不思議にチクチクはするのですが,それが何なのか,ジェリーにはよくはわかりませんでした.
トムの願い通り,ジェリーの心の中でトムはいつまでも仲の悪い喧嘩相手でした.
そんなある日ジェリーの前に一匹の猫が現れました.トムよりのろまで体も小さい猫です.
喧嘩相手のトムがいなくなって寂しかったジェリーは,今度はこの猫を喧嘩相手にしようと考えました.
そこでジェリーは,穴のあいた三角チーズが仕掛けられたねずみ取りを利用して,
その猫に罠をかけることにしました.
いつもトムにしていたように.
ジェリーは物陰に隠れて,ねずみを求めて猫がねずみ取りの近くに来るのを待っていました.
そして思惑通り猫が罠に向かって近づいてきます.
ジェリーはしめしめと思いました.
いつものように,自分がねずみ取りにひっかかるふりをして,逆に猫をねずみ取りにかけてやるんだ.うふふ.
手か尻尾を挟んだ猫の飛び上がる姿が頭に浮かび愉快です.
でも,その猫はトムではありません.
猫はチーズの近くまで来たとき,ジェリーが出てくるより早く美味しそうなねずみの匂いに気づき,
目にもとまらぬ速さで隠れていたジェリーに襲いかかってきました.
ジェリーはいつもトムから逃げていたように逃げましたが,
トムよりのろまなはずの猫にすぐに追いつかれてしまい,体をガブリと噛まれました.
ジェリーも噛みつき返しましたが,トムより体が小さいはずの猫は平気です.
血まみれのジェリーは薄れ行く意識の中で,本当は鼠が猫と喧嘩して勝てるわけがないことと,
いつもトムはジェリーに「してやられた」ふりをして,
わざとジェリーを捕まえないでいたことを,そのとき始めて知ったのです.
トムの大きな優しさと友情に気づいたのです.
そしてトムがいなくなった時の胸の奥のチクチクの正体にも気づきました.
かけがえのない友を無くした悲しみでした.
ジェリーの魂が体を抜けた時,空の上には優しく微笑みジェリーを待っているトムがいました.
「また喧嘩ができるね」
「のぞむところさ,今度こそは捕まえてやるぞ」
0003ドラえもん
NGNGのび太はいつものように,宿題をせずに学校で叱られたり,
はたまたジャイアンにいじめられたり,時にはスネ夫の自慢話を聞かされたり,
未来のお嫁さんであるはずのしずかちゃんが出来杉との約束を優先してしまう,などなど.
とまあ,小学生にとってはそれがすべての世界であり,一番パターン化されてますが,
ママに叱られたのかもしれません.
とにかく,いつものように,あの雲が青い空に浮かんでいた,天気のいい日であることは
間違いないことでしょう.そんないつもの風景で,ドラえもんが動かなくなっていた...
当然,のび太にはその理由は分かりません.喋りかけたり,叩いたり,蹴ったり,
しっぽを引っ張ってみたりもしました.
なんの反応も示さないドラえもんを見てのび太はだんだん不安になってしまいます.
付き合いも長く,そして固い友情で結ばれている彼らです.
のび太は動かなくなったドラえもんがどういう状態にあるのか,小学生ながらに理解するのです.
その晩,のび太は枕を濡らしました.
ちょこんと柱を背にして座っているドラえもん...のび太は眠りにつくことができません.
泣き疲れて,ただぼんやりしています.無駄と分かりつつ,いろんなことをしました.
できうることのすべてをやったはずなのに,それでも何の反応も示さないドラえもん.
泣くことをやめ,何かしらの反応をただただ, だまって見つめ続ける少年のび太.
当然ですがポケットに手を入れてみたり,スペアポケットなんてのもありましたが動作しないのです.
そして,なんで今まで気付かなかったのか,のび太の引き出し,
そう,タイムマシンの存在に気がつきました.
ろくすっぽ着替えず,のび太はパジャマのまま,
22世紀へとタイムマシンに 乗り込みます.これですべてが解決するはずが...
22世紀に着いたのび太は,なんとかドラミちゃんに連絡を取りました.
しかし, のび太はドラミちゃんでもどうにもならない問題が発生していることに,
この時点では気が付いていませんでした.
いえ,ドラミちゃんでさえも思いもしなかったことなのです.
0004ドラえもん
NGNG当然,のび太は理解できません.
なんと,旧式ネコ型ロボットの耳には電池交換時の予備電源が内蔵されており,
電池交換時にデータを保持しておく役割があっ たのです.
そして,そうです,ドラえもんには耳がない...
のび太もやっと理解しました.そして,ドラえもんとの思い出が甦ってきました.
初めてドラえもんに会った日,数々の未来道具, 過去へ行ったり,未来に行ったり,
恐竜を育てたり,海底で遊んだり,宇宙で戦争もしました.鏡の世界にも行きました.
どれも映画になりそうなくらいの思い出です.
ある決断を迫られます...
ドラミちゃんは,いろいろ説明をしました.ややこしい規約でのび太は理解に苦しみましたが,
電池を交換することでドラえもん自身はのび太との思い出が消えてしまうこと,
今のままの状態ではデータは消えないこと,
ドラえもんの設計者は設計者の意向で明かされていない(超重要極秘事項)ので
連絡して助けてもらうことは不可能であるという,
これはとっても不思議で特異な規約でありました.
ただ修理及び改造は自由であることもこの規約に記されていました.
のび太はドラミちゃんにお礼を言います.
そしてドラえもんは「このままでよい」と一言,告げるのです.
ドラミちゃんは後ろ髪ひかれる想いですが,何も言わずにタイムマシンに乗り,去っていきました.
のび太,小学6年生の秋でした.
0005ドラえもん
NGNGのび太の何か大きく謎めいた魅力,そしてとても力強い意志,どこか淋しげな目,
眼鏡をさわるしぐさ, 黄色のシャツと紺色の短パン,
しずかちゃんが惚れるのに時間は要りませんでした.
外国留学から帰国した青年のび太は,最先端の技術をもつ企業に就職し,
そしてまた,めでたく しずかちゃんと結婚しました.
そして,それはそれはとても暖かな家庭を築いていきました.
ドラミちゃんが去ってから,のび太はドラえもんは未来に帰ったとみんなに告げていました.
そしていつしか,誰も「ドラえもん」のことは口にしなくなっていました.
しかし,のび太の家の押入には「ドラえもん」が眠っています.あの時のまま...
のび太は技術者として,今,「ドラえもん」の前にいるのです.
小学生の頃,成績が悪かったのび太ですが,彼なりに必死に勉強しました.
そして中学,高校,大学と進学し,かつ確実に力をつけていきました.
企業でも順調に,ある程度の成功もしました.
そしてもっとも権威のある大学に招かれるチャンスがあり,
のび太はそれを見事にパスしていきます.
そうです,「ドラえもん」を治したい,その一心でした.
人間とはある時,突然変わるものなのです.
それがのび太にとっては「ドラえもんの電池切れ」だったのです.
修理が可能であるならば,それが小学6年生ののび太の原動力となったようでした.
自宅の研究室にて...
あれからどれくらいの時間が経ったのでしょう.
しずかちゃんが研究室に呼ばれました.
絶対に入ることを禁じていた研究室でした.
中に入ると夫であるのび太は微笑んでいました.
そして机の上にあるそれをみて,しずかちゃんは言いました.
『ドラちゃん...?』
のび太は言いました.
『しずか,こっちに来てごらん,今,ドラえもんのスイッチを入れるから』
頬をつたうひとすじの涙...
しずかちゃんはだまって,のび太の顔を見ています.
この瞬間のため,まさにこのためにのび太は技術者になったのでした.
なぜだか失敗の不安はありませんでした.
こんなに落ち着いているのが変だと思うくらい のび太は,静かに,静かに,そして丁寧に…
何かを確認するようにスイッチを入れました.
ほんの少しの静寂の後,長い長い時が繋がりました.
『のび太くん,宿題は済んだのかい?』
ドラえもんの設計者が謎であった理由が,明らかになった瞬間でもありました.
あの日と同じように,空には白い雲が浮かんでいました.
0006ドラえもん
NGNG0007よかったよ
NGNG0008ほんわか名無しさん
NGNG0009ほんわか名無しさん
NGNG0010ほんわか名無しさん
NGNG聞いたことあるけど
幻の最終回の話だったっけ〜?????
0011ほんわか名無しさん
NGNGあ、いかん、涙が・・
0012ほんわか名無しさん
NGNG0013ほんわか名無しさん
NGNG0014ほんわか名無しさん
NGNG0015ほんわか名無しさん
NGNG0016kanji
NGNGネットかなんかに創作で最終回を書いた。
んで、それが伝播して、これが最終回だろ! とかいうハナシに
なっちゃったとかいうのが、ずっと前に話題になったなァ。
どんな内容か知らないけど。よく聞くのが、のび太は事故で
植物状態になってしまって、ドラえもんや道具もみんなのび太の
夢の世界のおはなしとかいうやつかな。あれとは、違うのかな。
■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています