緑由子は夜道を歩いていた。
もとはといえば部屋の窓からこぼれてきた
不思議な笛の音に誘われてのことだった
由子は恐くもあったが 月のあかりにはげまされて
つい謎のあやしげな音の正体をつきとめたくなった
白樺の小路をぬけて広い草原に辿り着いたとき、
由子はそれを見つけ不意にその表情に喜びを浮かべた。
謎は謎のままだった・・・