では、お話をしましょう。
はるか昔の昔、それよりもっと昔
人間の見ることのできない上空に、
妖精の住む国がありました。
妖精たちは皆、
病気をしたり死んだりすることなく
ずっと幸せに生きたそうです。

ある日、好奇心いっぱいの妖精が
神の目を盗んで国の外に出てしまいました。

そして、そこで山や川や海のある
「地上」を見つけたのです。

しかし、妖精が地上に降り立った
その瞬間、羽がとれて体がニつに裂け、
二匹の別々の生き物になってしまったのです。