リレー川柳 十の章
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0554阿茶 ◆Yyk7e9yE
NGNG寸評:彼女とは、ずいぶん長い付き合いだった。
あの頃、僕はまだ学生で、将来のことなんて考えられなかった。
でも彼女はずっと考えていたようだった。
付き合い出して何年目だったか、彼女は時折「結婚」の二文字を
匂わすようになった。
僕はその度、なんだか提出期限の過ぎた宿題の提出を迫られている
ような心持ちがして、いつも話をはぐらかしていた。
翌年の春。
彼女からの連絡が段々間遠になっていった。
僕は、それでも大丈夫だと思っていた。
ある日彼女から携帯電話にメールが届いた。
「さようなら」と一言だけ。
あれから2年。逢いたさは、日毎に募るような気がする。
彼女は幸せに過ごしているのだろうか。
時々、「逢いたい」と言うために、電話をかけようかと、受話器を
持ち上げては、しかし結局また置き直すのだった。
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