死に際に言う台詞
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0442ほんわか名無しさん
NGNGまずは田舎に行くことから始めた。普通旅行に行くと言ったら、移動や観賞でスケジュールがびっしり詰まっている。しかしそれでは心の休みにならない。やはり時間という物に追われる。私は気分的に適当なときに家を出て、適当に来た列車に乗り、田舎へ行った。
田舎に着いた。そこにはいつもと変わらぬ光景があった。田舎の家の前に広がる暖かな海、そして山。これにはどこか安堵感があった。本当に心が和んだと言える。
しかし、何もしないわけにはいかなかった。具体的に、何もしないと言うことはどういう事なのかが分からなかった。まず、畳の上に寝転がってみた。しかし、それだけでは暇で仕方ない。ただ、耳に入ってくるのは波の切なげな音だった。
その後、気分を変えようと2階のベランダから海を見下ろした。そこには、夕日に映える海と、いつもと変わらぬ切なげな波の音。そして、蠣を取る漁師たち。
私の心の中は複雑だった。今にも涙が流れそうだった。そのとき私はなんで涙が流れそうになったのか、今でも全く分からない。ただ、その光景が私の心に何かを教えた。
――――人間とは、何かをしなければ生きていけない。――――
そう、人間とは行動する物であるのだ。そして、またふらっと都会に戻ってきた。そこにもいつもと変わらぬ光景があった。
私は今何をすべきか、そのとき分かった。彼奴を殺そうと。
人間とは行動する生き物である。悩み果てた最期はやはり華々しく散りたい。そう、桜の如く。
だから私はこれから彼奴を殺す。例えその花が散り、その落ちたうす桃色の花弁が水たまりに落ちて泥まみれになっても。
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