・NAT、NAPTの拡張(自宅サーバの構築)
   さて、ある程度のセキュリティも確保できたし広帯域な回線が非常に低価格で使えるように
  なると色々やってみたくなるものです。それに、先のNAT・NAPTの問題点も有ります。
  そのためルータメーカはNATを拡張し機能を増やしています。

  静的NATと静的NAPT
   これまでの説明ではLAN側からWAN側に出て行くパケットだけにNATは働いていました。
  このNATをWAN側から来るパケットにも使う機能です。
  なぜ静的と付いているのか?これまでのNATはLAN側の複数のPCから来たパケットを
  複数のインターネット上のホストに向かって変換していました。つまり、NATの動作は
  PCがインターネット上にパケットを送信してルータに届いた時に初めて決まります。
  これをそのままWAN側に適用したらどうなるでしょう?
  WAN側には1つのIPアドレスしか有りませんから全てルータのWAN側のIPアドレスが
  送信先として送られてきます。つまりルータ宛てとしてパケットが来るのです。
  LAN側からのIPパケットは宛先がWANのホスト(PCやサーバ)宛てになっていたのとは
  事情が違うのです。

  NATを超えられないパケット

    ↓よし、サーバ公開しちゃうぞ!                     見てみるね〜
  (・∀・) PC1━━━━┫ルータ(NAT)┣←←←┫インターネット┣←←← PC2 (・∀・)
      ↑         (#・∀・) なんか変なパケット来てる          友人
  PCにサーバを入れる    .   しかも俺宛かよ!全部捨ててしまえ!

  (・∀・;)困ったな、ルータ君が外から来たパケットを俺のPCに送ってくれたら良いのに・・・

  そこで考えられたのが静的NATです。静的NATはWAN側から来たパケットを予め決めた
  LAN側のIPアドレスにパケットを変換(NAT)します。
  WAN側の何処からIPパケットが来ても必ず同じホスト(PCやサーバ)のIPアドレスに
  変換するので「静的」NATと言います。