過去最高の感動を謳うPリーグオフィシャルDVD第11弾の発売まで
1週間を切り、Pリーグファンの心も一層高揚しているこの時期、本日
放送の決勝戦はその期待感に応える好勝負が展開されるか注目した
いところだが、視聴歴の長い方は番宣を見て一抹の不安を覚えたこと
であろう。決勝戦にもかかわらず番宣では試合展開に全く触れられて
いない。そう。残念ながらこのパターンは過去の先例からしておそらく、
凡戦の部類であろう。中盤以降抜けた1人が競ることなくそのまま勝ち
上がる、あるいは全員がロースコアの塩試合、のいずれかが予想される。
今回は実力者の大石と寺下が準決勝第2を投げて直前のレーンコン
ディションを体感して決勝に臨めるのに対し、実力面で劣る坂本が
準決勝第1からの勝ち上がりで決勝までに間が空いている。前回の
優勝時は坂本は準決勝第2からの勝ち上がりだったので、今回は坂本
に分が悪い。正統派美女の坂本の連覇という番組制作者にとって恰好の
ドキュメントを想起させるような番宣の雰囲気もないことから、ここは大石
VS寺下の優勝争いと仮説を立てて、予告映像を掘り下げてゆこう。
実際の投球順は寺下→坂本→大石のところを、予告映像では寺下→
大石→坂本と登場順を入れ替えて、こちらは寺下VS坂本を想起させ
ている。寺下は中盤、大石は前半、坂本は序盤のシーンである。注目
したいのは3選手の表情。大石はまずまず。坂本は投球直後に手を
合わせて「お願いっ」と心の中で念じてのストライクで、笑顔の中にも
少し不安をのぞかせている。問題は寺下。「行けっ!」と叫び、小川アナ
の「あー行った行った行ったぁー!うわあー」と力強い実況に解説の
矢野プロの「さすがです」という、勝負所でストライクを決めたにもかか
わらず、寺下の表情は険しく、引き上げる際には焦りを滲ませている
かのような表情である。中盤での寺下の劣勢がうかがえる。そしてもう
一つ注目したいのは寺下のシーンでの見切れの映り込み。大石は平常
心で寺下の投球を見ている一方、坂本は寺下の投球からあえて視線を
外してる。しかし自分の投球に集中しようと緊張感を押し殺している様子
もない。坂本は中盤で激しく競って優勝争いの佳境に入っているわけでも
なさそうだ。となると、中盤では大石が寺下と坂本を引き離してトップに
立っていると予想する。ではその後の展開はどうか。

(つづく)