第2シーズンで散見された塩試合に失望した方。今回第49戦Cグループでは
プロボウリングの醍醐味溢れる好勝負を期待してほしい。番宣は久々に3選手
全員の名前があがっており、その顔ぶれはトップシードの吉田、第2シードの
大石・舟本と、塩試合の常連達とはステージが違うところからも、プロの試合
レベルが担保されていることに疑いはなかろう。試合展開は吉田に大石と舟本
が挑み、終盤の逆転勝利をほのめかしている。一方予告映像は、舟本が前半、
吉田と大石が中盤のシーンであるが、注目すべき点は2点。まずは実際の
投球順が舟本→大石→吉田の順であるところを、予告映像の登場順では
吉田と大石を入れ替えてラストの大石を印象づけている。もう一つは吉田の
ストライクだけが完璧ではなく、表情も戦闘モードに入った厳しさは今一つ
感じられない。賢明な皆さんはここで番宣と予告映像に、吉田に関して矛盾
を感じたことであろう。そう。実際の試合展開は吉田に大石と舟本が挑んだの
ではなく、大石と舟本に遅れをとった吉田が後半から終盤で猛追したのである。
前半の舟本のシーンで実況の藤田アナが「ノッてきたあー!」と叫んでおり、
中盤の大石のシーンも過去苦戦続きだった冴えない表情とは違い、ジャスト
ストライクで戦えている表情が、終盤のキーマンが実は吉田であったことを
補完している。3人とも好材料があり順位予想が難しいところであるが、
3人のボールの軌道を分析することで、順位予想につなげてみたい。
A・Bグループを経て、レーンコンディションは荒れつつあり、曲げ方が大きいと
精度を保つのは難しい。特に左のレーンは攻め方が難しいようである。
となれば、曲げ方の大きい舟本が、曲げ方の小さい大石を上回るのは難しい
のではなかろうか。そこに吉田の順位をどう当てはめるか。ここで番宣の
「▽ストライク応酬で大逆転なるか…?」の「 …?」の部分に私は大きな意味を
見出した。吉田の本来の実力からすれば、ストライクが続いて逆転することは
何ら不思議ではない。にもかからわず「 …?」。吉田は猛追するも届かずと
いう、見せ場どまりだったという結論が導き出せよう。吉田は大石に追いつけ
なかった。舟本は大石を下回った。では吉田と舟本の順位は?舟本には
気の毒だが、収録日の近辺に行われた承認大会で優勝した吉田のコンディ
ションをストロングポイントとみて、後半スコアを伸ばせず吉田に抜かれての
出場停止を予想させてもらうことにする。

勝負の世界、順位は非情。しかし今回は、敗者にも光る所を皆さんには
見出してほしい。

大石  2.0
吉田  2.3
舟本  3.1