私は二人のボールの軌道と特性に注目し、決断した。
二人ともラインは読めており、力のあるボールを投げる。
しかし、緻密な投球が要求されるのは姫路のほうだ。
48戦での身体的・精神的疲労はかなりのものであった
ことは放送を見れば明らか。実力者であり上り調子の
西村と2試合連続で戦う姫路、悪化が進むレーンコンディ
ション、姫路は後半力尽き、投球は荒れたのだ。だから
序盤のシーンを用いて強さを見せる「演出」を加えたのだ。

シーズンチャンピオンを戴冠した西村の姿、それは表面的な
美醜を超えた姿。里谷多英が、吉田沙保里が、平野早矢香が
そうであったように、西村美紀も勝つことで、内面の強さと美しさを
表に解き放つことができたのである。

西村   1.4
姫路   2.0  
安藤  25.6