第2シーズンチャンピオン決定戦。安藤には気の毒なオッズを
付けざるをえないのを最初にお断りしておく。3人の中で実力・
キャリアともに安藤が劣っているのは自明であり、安藤が仮に
チャンピンオン戴冠あるいは善戦したのであれば大金星。
番宣は煽り、映すシーンも後半の勝負所を持ってくるはずで
ある。しかし番宣では試合展開に何一つ触れられておらず、
予告映像もラストに登場しているものの、実際の投球順も
ラストであり、映しだされたのは前半の映像であった。そもそも、
安藤が投球した準決勝第1からチャンピオン戦まで間が開いて
おり、直前まで投げてからチャンピオン戦に臨む二人に比べて
身体のほぐれ方も、レーンコンディションの変化の点からも、
安藤優勢を予想させる材料が見当たらないのである。安藤の
シーンはボールの軌道がラインを捉えてはいるものの、亜季
以上に球に力のない安藤は、準決勝第2で強いボールを投げた
二人によってオイルが相当削られたであろうレーンコンディション
に苦しみ、常時ラインをキープすることができずに、最下位に
沈んだものと予想される。試合展開は姫路と西村の一騎打ち。
実際の投球順は西村→姫路→安藤のところを、予告映像では
順番を入れ替えて西村を目立たない2番目に持ってきたことを
どう読むか。試合展開に全く触れない番宣と合わせれば、姫路の
勝利と予想するのが自然である。だが予告映像には気がかりな
点がある。姫路のシーンは序盤、西村のシーンは前半なので
ある。そして西村が48戦で尻上がりに調子を上げ、決勝戦では
姫路に屈したものの、確証を持ってラインを捉えた投球が多かった
ことも見逃せない。素直に姫路勝利と見るか、西村の自力と上り
調子を優位に見て西村勝利と見るか。

(つづく)