「ちきしょう、たまんねぇぜ」
俺は近くの人気ないクヌギの木に、飛びこんだ。
「スッスッスッスッスッスッスッ」樹液を吸い込む。
「スッスッスッスッスッスッスッ」
「俺クマゼミはいってます」
「俺1週間の命です」
「俺必死でメス探してます」
「スッスッスッスッスッスッスッ」
「俺人気ないクマゼミです」
「いい歳こいて樹液吸ってます」
「スッスッスッスッスッスッスッ」
独り言ぶちかましながら、俺の命は風前の灯となっていた