ガチムチの六尺兄貴のガイドライン 23尺目
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0917水先案名無い人
2007/12/21(金) 20:55:47ID:NdSdUWRg0上着を脱ぎ捨てると、縦じわでよれよれの心を整えた。できるだけ端の席に座り速攻でメニューを開く。
心の壁は既には用意してあり、俺の頭はただ時が経つのを待つ。
身体を横にして周りを見ると、メンバーのイケメンと話上手が女と楽しそうにしゃべる、地獄絵図がそこにあった。
「俺の精一杯一本の愛想笑いだぜ」声に出さないでいう。
「男はやっぱ無口」
やおら輪に入りたくないわけでもない気持ちの脇から、ズルムケ状態の被害妄想を取り出す、手に皿をたっぷり取り、逆手でたこわさをこね回す、
「ヌリュッ、ヌチョッ」音が俺の自虐妄想を更に刺激する。
「仲間外れたまんねぇ」会話に合わせて、一応、頭を上下させる。
「男のコンパにゃあこれだよ」ラッシュを吸い込む。
「超マジうけるんだけど!それでさ…」顔から熱くなり、やがて頭の中が真っ白になる。
「あはは...そうなんだ...」「分かるよそれー...」
頃合いをみてあいた皿を片づける。俺はこの役が好きだ。
誘ってくれた友人への根拠のない怒りだけが残り、箸を振り、左手で携帯を取り、右手でヌルヌルとPSPを扱く。
俺の頭の中の俺は、日本一の真面目男になっていた。
「ちきしょう食い物粗末にすんじゃネェよ」隣の会話の最高潮が近付くと、そう思った。ラッシュをもう一度効かせ、食い物を追加すると、孤独へ向かってまっしぐらだ。
「男になってやる」「まじめ一本のほんまもんの男」
「うりゃ、そりゃ」「ズリュッ、ブチュッ」しぶきを飛ばしながら、ラストオーダーをめざす。
「逃げだしてぇよ」脳みその奥から、激しいうねりが起こった。やがて奔流となり、俺を悩ます。
-帰りてぇ- -3000円回収してぇ-相反する気持ちがせめぎあい、俺は崖っ淵に立つ。
「きたっ」俺は財布を真っ先に開けて、それに備える。奔流は堰を切ろうとしていた。
「仲良しグループと他一名 ! 」「ぶちっ!」
出口を押し開けて、俺がしゃくり出て行く。
真っ白い目頭が時間が過ぎて赤くなり、目の前が現実に戻る。
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