http://www.aids-chushi.or.jp/c6/nif/159.htm

23.性交渉による感染の危険性が高いにもかかわらず感染しない人における
CD4+リンパ球の感染抵抗性
Paxton. W. A. et al.:
RELATIVE RESISTANCE TO HIV-1 INFECTION OF CD4 LYMPHOCYTES FROM
PERSONS WHO REMAIN UNINFECTED DESPITE MULTIPLE HIGH-RISK SEXUAL EXPOSURES.
Nature Med. 2(4):412-417. Apr. 1996.
 高頻度の性交渉にもかかわらず感染をのがれている人がまれながら存在する。この
論文では、ハイリスクでありながら感染していない25名についてコホート研究が
行われ、CD8+リンパ球の抗HIV-1が対照群に比べ有意に高いことが判明した。さらに
これらの者から、精製したCD4+リンパ球は対照群に比べHIV-1感染に抵抗性であった
。このHIV-1抵抗性はエンベロ−プ糖タンパクにより制限された。また、細胞表面の
CD4分子の密度では説明がつかなかったが、C-CケモカインであるRANTES、MIP-1α、
MIP-1βの活性と関係していた。このCD4+リンパ球の抵抗性は、HIV-1感染から
ハイリスク者を守ることに役立っているかもしれない。