中性子爆弾の構造
 核兵器・原子爆弾の一種.大陸間弾道ミサイル(ABM)を撃墜させるために作られたが
その後、中性子の殺傷能力に重点を置き開発が進んだ.爆発の規模はTNT火薬に換算
して2kt〜3kt程度.プルトニウム反応量も臨界量(5kg程度)中、1kg以上程度に抑えら
れている.
 現在主流の爆縮方式のプルトニウム型原爆の中心部はTNT:トリニトロトルエンと四硝酸
(ryという二種類の燃焼速度の違う火薬を組み合わせた「爆縮レンズ」を
プルトニウム・インゴットボールを中心に形成している.
 弾体には通常ウラニウム238が使われ中性子が当たると各種核分裂物質になる.この
部分にコバルトを用いるとコバルト爆弾になりコバルト60を拡散して汚染させる.
 しかし、中性子爆弾はこの弾体のウラニウム238を取り去ってそのまま運動量の高い
「高速中性子」放出させる兵器で、電子部品を一瞬に破壊する.もちろん、生体に藻有害で
粘膜組織からの出血で死にいたる.(馬を用いたアメリカ軍の実験)

出典:世界の最新兵器大百科、小学館百科事典ほか *(ryは自粛