まだ常温核融合の可能性を信じている人がいるようなのでマジレスしてみる。

電気分解での常温核融合は、パラジウム等の水素を吸収し易い金属中に過飽和の
状態で水素原子を溜め込んでいって、金属内でプロトン間距離を核力が働くまで
圧縮できるというのがポイント。

問題は、核力が働くような近距離間では金属固体内電子のド・ブロイ波長の
存在確率が著しく低下し、プロトン間のクーロン力をシールドできないという
物理的な現実が有ること。 見方をかえると、金属内ではプロトンが核反応が
起こるような核間距離になる確率は殆ど無く、核融合反応が起こる可能性は
極めて低い。

もっとも、常温核融合の可能性が殆どないということと、熱核融合が困難である
ということは問題が別。 熱核融合にも極めて困難な課題は山積していると思う。