CNT(Carbon-NanoTube)って凄いね。
もしかして、数十年後の生活はこういう感じ?

――朝、太陽が昇った。
CNTを使った高効率太陽電池が発電を開始する。
リアルタイムで使用する分のほか、
水を電気分解して水素の形でエネルギーを蓄え、
生成した水素はCNTに吸着させて保存されることになる。

自動車で移動する。
車体はCNTを添加して補強したプラスチック製。
保存した水素をCNTから放出させて発電炉で燃やすと、
太陽電池と同じ原理の炉壁が赤外線を捕らえて発電する。

夜になった。
保存した水素をCNTから放出させて家庭用発電炉で燃やすと、
太陽電池と同じ原理の炉壁が赤外線を捕らえて発電する。
CNTを使った大画面ディスプレーで、ニュースを見る。

CNTを使ったカメラが、建設中の軌道エレベータに近づいていく。
静止軌道から伸びたCNTケーブルが、
スリランカ南方海上のメガフロートに達したらしい――