1910年、地球がハレー彗星の尾の中を突っ切る際の流言飛語に、
「彗星の尾には、有毒なものが含まれている」というようなものが
あったそうですね。
タイヤチューブが飛ぶように売れたとか・・・(その中の空気を吸って、当座を
やり過ごそうと考えたとか)

宇宙飛行士に対しての検疫も厳しかった、というドキュメント番組を、子供の頃、
見た記憶があります。
隕石などにアミノ酸が付着していたなどの事実から、汎スペルミア説が”再び”流布していた
時代背景もあったでしょう。現実に隕石や彗星にアミノ酸がどの程度あるのか、私は
寡聞にして知りません。ただ、アミノ酸の合成自体はそう難しいものではなく、人が関与
しなくても、自然界で合成されることはありえますが、それが生命の危機になることは
ほとんどないでしょう。

汎スペルミア説は、20世紀半ばにはほぼ廃れたと言われますが、クリック(DNA2重
螺旋の提唱者)や、F・ホイル(彼はSFも書いている。ひとつだけ、読んだことがある)
が、20世紀後半に再提唱していたようですね。

このあたりのエピソードは、植民地を多数もっていた旧宗主国の、疫病に
対する過剰な反応も抜きにはできないのでは、とは思いますが。