20世紀を通じて最大の影響力をもってきた学説は唯物論だった。
唯物論では「全ての事象は物理的な状態に還元できるはずだ。それ以外にない」と考える。
この唯物論は哲学・心理学・認知科学などの専門領域の専門家らの間では時代の宗教と言ってもいい状態である。
唯物論者はなかば宗教的とも言える信仰心によって自分の正しさを信じきっているのだが、実はこれまでけっして満
足ゆく説明や、他の哲学者、そして唯物論者自身に受け入れられるような説明を定式化できないでいる。
この点まったく持って彼らは病的であると指摘されている。