万能細胞:STAP論文問題 理研再生研の解体提言 対応、お粗末 
「iPS超え、動機」 改革委、かっぽう着にも苦言 @
http://mainichi.jp/area/news/20140613ddn041040010000c.html
毎日新聞 2014年06月13日 大阪朝刊

「大組織にはおよそ似つかわしくない、貧弱すぎるガバナンス(組織統治)」。
STAP細胞論文の不正問題をきっかけに、理化学研究所改革を検討してきた改革委員会が
12日にまとめた提言は、理研の上層部を「社会的責任の自覚が希薄」と批判した。

組織の構造的欠陥を次々とやり玉に挙げ、小保方(おぼかた)晴子・研究ユニットリーダーが
所属する研究機関の解体という荒療治を求めた。

理研は今年4月、調査委員会による論文の不正認定後、外部識者6人からなる改革委を設置した。
提言書は、改革委が事務局の理研職員を排除した会合も頻繁に開き、独立した検証にこだわり抜いたものだ。

12日夕から開いた記者会見で、岸輝雄委員長は「世界の(科学研究の)三大不正の一つと
研究仲間からメールをもらった」と、2000年代に起きた米ベル研究所の高温超電導や、
ソウル大教授の胚性幹細胞(ES細胞)研究の論文捏造(ねつぞう)と並ぶ深刻さという認識を示した。

提言が強調したのが、発生・再生科学総合研究センター(CDB、神戸市)のガバナンスのお粗末さだ。

昨年3月の小保方氏の研究ユニットリーダー採用は、国立大なら准教授クラスの抜てき。

この経緯を「英語のセミナーなど手続きをことごとく省略し、最初から(採用が)決まっていたと
評価せざるを得ない」と指摘、「iPS細胞研究を凌駕(りょうが)する画期的な成果を獲得したいとの
強い動機に導かれた可能性が極めて高い。ずさんで責任は重い」と批判した。
 
つづく