(強いAI)技術的特異点/シンギュラリティ(世界加速)7
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2013/11/25(月) 05:32:40.46ID:02c1H/3/青野: 池谷さんの本では、人間の脳の回路にはゆらぎがあって、そのときの状態によって記憶力や運動能力にまで違いが生じる、といったことが書かれています。
大栗: ゆらぎといっても二種類あるんです。一つは、物質を分子レベルで見ると熱運動をしているために起きる熱的なゆらぎ。もう一つは、いま青野さんが
いわれた究極のミクロ、量子力学の世界で起きるゆらぎです。両者はまったく別物なんですが、脳で起きているゆらぎは、そのどちらでしょうか。
池谷: 脳の活動はニューロンの発火によって起こりますが、それを分子レベルで見たら、タンパク質の一個一個がゆらいでいる。つまり動的なゆらぎです。
大栗: すると熱的なゆらぎでしょうから、量子力学でいうゆらぎとは違いますね。ただ、物理学者のロジャー・ペンローズは「脳の量子学的な現象から意識が出てくる」
とする量子脳理論なるものを唱えています。彼は生物学は素人だったと思いますが、量子学的な不確定性が、脳において重要になってくるような状況が
ありえるものでしょうか。
池谷: 聞いたことがないですね(笑)。ただ、生物学と物理学で言語が違いすぎるという問題もあります。ペンローズの著作を読みましたが意図を読みとるのが困難です。
大栗: おそらく熱的ゆらぎのほうがはるかに影響が大きいので、量子力学的な効果があったとしても打ち消されてしまうでしょうね。
やっぱり、シミュレーションでは人間の知性は生み出せそうにないね。
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