(強いAI)技術的特異点/シンギュラリティ(世界加速)4
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0574オーバーテクナナシー
2012/08/31(金) 00:31:41.68ID:BvaBheLq複雑な記憶を外部化できない生物の場合、個体の脳内にどんな素晴らしいアルゴリズムが生じたとしても、
その個体が死ねば別の個体が再発見するまで失われる。
人間の場合、最初は口伝や絵などのみで知恵を伝えてきたが、やがて文字によって、
高い精度でしかも容易に繰り返し可能な形で知恵を伝える事が可能になった。
言うまでも無く、どんな人間もその思考形態は己が属している社会の知恵の集合体
――それを文化や文明と呼ぶ――の影響を受けている。
個体が寿命を迎えて死ぬ一方、文化や文明といった元来無形のシステムは常に成長を続け、
次の世代の脳に、前の世代より少し進歩した思考形態をもたらした。それが数万年に渡って繰り返された。
結果、現代のホモ・サピエンス・サピエンスは、その生物学的構造はキリンの脳とほとんど変わらないにも関わらず、
高度な認識能力を得た。
もしも、人間が生まれた時から一切の文明から無縁(現代の未開地域の文明レベルすら持たない)だったとしたら
どうだろう? 狼少女の話は眉唾だが、おそらく、キリンと変わらない程度の知的活動能力しか持ち得ないのではないだろうか?
「文明以前の人間は高度な自意識を持たない」などと主張する学者の話を聞いた時は
「そんなバカな」と思ったが、案外的を射ているかもしれない。
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